2013年08月12日

トイレの男性差別 (1)

               (修正・加筆:2020年4月25日)

排泄や、着替えや、入浴に関わる差別は、
強いストレスを与え、怨恨を生む。
それは、人間としての尊厳を傷つけ、踏みにじることだ。

以前、医療系の本で、
患者の羞恥への配慮について、
ある女性看護師が述べた文章を読んだことがある。
彼女の発言に、性差の視点はなく、
彼女は、羞恥心の強さは「人によって」違うと書いていた。
私は、その、羞恥の強さを個性に帰する文章に、
救われる思いであった。
彼女は、患者が男性であるからといって、
配慮を軽んじるような看護師ではなかった。

私が今通院している皮膚科医院は、
上半身の一部でも、裸出しなければならないときは、
看護師が必ずカ−テンを引く。
私は、その配慮に感謝している。

私が通院している、ある消化器系の病院は、
男性トイレの小便器の間に、隣が見えない境界を作っている。
私はここで用を足すとき、いつも思うのである。
人目を気にしなくて済むのは、こんなに楽なことなのか・・・・・と。

しかし私たちの生活を広く見れば、
日常であろうが、災害対応の如き非日常であろうが、
このような配慮は、
男性に対しては、脆弱、或いは不存在の場合が非常に多いのであって、
男性の羞恥心は、軽んじられている。
羞恥は男らしさに反するというような価値観が、
羞恥に敏感な男性を恣意的に切り捨て、
同調圧力を伴いながら、男性を呪縛している。

ところで、災害時の避難所での、更衣に関わる男性差別は、
「男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針(案)」の内容として、
記事「裏切りの男女共同参画」の中でも取り上げたが、
男性軽視は更衣に限らず、例えばトイレの設置についても、
「指針(案)」の中に、下記Aのような表現として存在していた。
それが、「スフィア基準(下記@)」の、単なる読み間違いであったのか、
或いは、男性用小便器設置の記述があることを知っていながら、
あえてそれを切り捨てたのか、
私に知る由などあるはずもないが、
私は、その、男女局が設定したトイレ設置数の男女比(下記A)に
大変なショックを受けたのであった。

この、避難所でのトイレ設置の件に関わって、次の4点を具体的に記す。
 @ スフィア基準本文。
 A 修正前の、指針(案)、及び、解説・事例集(案)の本文。
 B 案が修正され、完成した指針、及び、解説・事例集の本文。
 C AとBの比較
 D Aの内容について、私が内閣府男女共同参画局に送った意見書からの引用。(ただ
  し、これを書く時、私の手元にスフィア基準本文はなかった。)

@ スフィア基準本文・・・・・インターネットで「スフィア・ハンドブック2011年版(日本
          語版)」を検索し、これを読み進めると、記事途中のクリックで、
          「日本語版」のダウンロードが可能。この日本語版の 101ページに
          は、次のように記されている。
    2.:公共の場所では、トイレは定期的に適切な方法で清掃、維持するシステムと
     ともに提供される。分類された被災集団のデータを利用して、女性用と男性用
     のトイレの個室数の比率が 3:1となるように計画する。可能であれば、男性用
     小便器も設置する(「付記3:災害状況下での公共の場所および施 設における
     最低トイレ数」参照)。

A 修正前の、指針(案)、及び、解説・事例集(案)の本文。

  指針(案) p.12 下から4〜2行目・・・・・トイレの設置数の割合は、できるだけ男性:女
          性=1:3となることが望ましい。また、ユニバ−サルデザインの
          トイレも併せて設置することが望ましい。
  解説・事例集(案) p.28 ・・・・・トイレは、安全面から、男女別に設置することが必要
          です。その数は、男女比を1:3とすることが国際的な基準(スフ
          ィア・プロジェクトに基づく)とされていることも踏まえて設置す
          ることが望まれます。

B 案が修正され、完成した指針、及び、解説・事例集の本文。

  指針 p.12:4〜6行目・・・・・仮設トイレは、男性に比べて女性のほうが混みやすいこ
          とから、女性用トイレの数を多めにすることが望ましい。また、ユ
          ニバ−サルデザインのトイレを最低でも1つは設置するよう検討す
          ること。
  解説・事例集 p.29 ・・・・・男性に比べて女性の方がトイレの所要時間が長いことなどか
          ら、国際的な基準(スフィア・プロジェクトに基づく)では、トイ
          レの個室数の比率が男性:女性=1:3となるように計画し、可能
          であれば、男性用小便器も設置することが推奨されています。

C AとBの比較・・・・・Aに欠落していた「男性用小便器の設置」が加筆され、指針も解
          説・事例集も修正された。しかし、スフィア基準本文の「可能であ
          れば、男性用小便器も設置する」の、「可能であれば」は削除すべ
          きだろう。東日本大震災であればあの3月の寒さの中で、西日本豪
          雨であればあの豪雨の中で、男性が外で小用を強いられるのは、人
          権上の配慮として問題があるだろう。併せて、避難所周辺の衛生管
          理からも、外での排泄は不適切だろう。

D Aの内容について、私が内閣府男女共同参画局に送った意見書からの引用。(ただし、
 これを書く時、私の手元にスフィア基準本文はなかった。)

 トイレの設置に関しては、指針(案)の比「男性:女性=1:3」が、あまりにもショックであったために、私は、憤りから、意見交換会では、あえて「1:1にしてほしい」と発言した。女性はトイレに時間がかかるという認識は私にもあるが、設置比「1:3」は、男性の排泄の場の確保とプライバシ−に対する配慮という点では、あまりにもひどすぎるのではないか。私は、女性の多い場所で生活することが多い。たとえば、私は、週に4回、モダンバレエ・ジャズ系のスタジオでダンスのレッスンを受けているが、レッスンの合間の、女性のトイレの所要時間を振り返ると、女性に生理があることを、それに加味しても、所要時間に1:3の開きはないと感じる。意見交換会終了後、ある女性が私に近づいてきて、こう言った。「トイレの所要時間は、男性:女性=3:5ですよ。だから1:3にまでする必要はないと思うけれどね・・・・・」。指針(案)の男女比「1:3」は、男性に対して、「小用は外でしろ」と強要するような、ジェンダ−ハラスメントであると私は感じる。

 私自身の感受性について書かせていただければ、東日本大震災のとき、私の居住地でもガソリンを入れるのが困難となり、私は、道路で約半日間待たされて、ようやくガソリンを入れたが、待つ間、付近に民家しかなくなり、小用に非常に困ったことがあった。私は、車を降りて周囲を走り回り、ある墓地の、周囲を囲む高いブロック塀の、人からは絶対に見えない場所にたどり着いて、ようやく小用を足したのである。そういう感受性の男性の人権を、どのように考えるかという問題だと思う。意見交換会の当日配られた「解説・事例集(案)」の28ペ−ジの欄外には、トイレの設置比「男性:女性=1:3」について、それが「スフィア・プロジェクト」による国際的な基準であるとの記載があるが、私の排泄に関わる感受性からすれば、「1:3」が妥当である根拠など全くない。比は「3:5」に是正されるべきである。

 プライバシ−、或いは羞恥に対する感受性は、「男性は」「女性は」というような二項対立的単純化では説明しきれない。感受性は多様であり、グラデ−ションを形成しながら存在する。「性による違い」などという単純化の視点は、必ず、私のような男性に対する人権の軽視・無視・人権侵犯を発生させる。その苦痛を鑑み、軽率な判断は絶対に謹んでほしいと要望する。指針(案)の「ユニバ−サルトイレ」の設置には、「性的マイノリティ−に対する配慮」もあると、解説・事例集(案)に記されている。しかし、私のような感受性の男性に対する配慮はどこにもない。「私のような男性」の人権は無視されているのである。この理不尽な事実に対して、日本国憲法直下にある男女共同参画局として、責任と愛のある対応を強く望む。


  
posted by 翠流 at 12:41| Comment(11) | トイレの男性差別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月02日

トイレの男性差別 (2)

前回の記事、「巷に拡がる男性差別 ・・・」に記したようなトイレの男性差別は、
消費の世界だけで起こっていると、私は認識していたのであるが、
ある時それが、医療機関にもあることを知り、
大変強いショックを受けた。
私は、緊急避難的にそのクリニックを訪ねたのであるが、
トイレが、女性専用と男女共用だったのである。
排泄の場は、人間の尊厳に関わるというのに。
男性の羞恥を軽んじている医療機関。
私は、そのクリニックを許せなかった。
そして私は、
記事「男性更衣室(1)」に記した不本意な結果を経験したばかりではあったが、
法務局の人権擁護課に、一抹の期待を抱いたのである。
相手は人権尊重を柱とすべき医療機関なのだから、
人権救済の申し立てをすれば、法務局は、
クリニックに対して人権啓発発言をしてくれるかもしれない。
私はそう思ったのである。

しかしその期待は裏切られ、
私が望んだ「救済手続」は、「調査不開始」で終わってしまった。
当時の課長は、まだ「男性更衣室(1)」の案件を担当した人であったが、
「東京の法務省の職員」の指導(と私は解釈している)を受けてから、
彼の態度は変わった。
彼はもう、私の味方ではなくなったのである。
私は、クリニックのトイレの件について、電話で、「申し立て」をしたい旨を伝えたが、
彼は初めから、救済手続を「不開始」と考えていた。
そして、その根拠として、次のような「人権侵犯事件調査処理細則、第7条第1項第7号」をあげた。
私の申し立ては、この条文に該当し、救済手続きは開始できないと言うのである。

    「第7条第1項第7号」
      「当該人権侵犯による被害が生じておらず、又は生ずるおそれが
      ないことが明らかであるとき」(救済手続きは開始できない。)

この課長の言に対する私の主張は、以下に記すが、
私は、彼の発言に納得できず、申し立てに法務局に行く旨を伝えた。
法務局に行く日、私は、以下に掲載するような文書を持参した。
私は、既述の「男性更衣室」案件の「人権侵犯事実不明確」の結論に関わって、
「情報公開請求」をした時、
人権擁護課の、事件に関する記録が非常に雑であることを知った。
しかし「訂正請求」をしても、諮問庁は次のような主張を根拠として、
私の立場からすれば明白な誤りでも、訂正しなかったのである。

    人権侵犯事件の記録は「その内容について、概要・要旨・趣旨を記載するもの
   であって、一字一句違わずに記載する趣旨のものではなく」、また、該当の記録
   一式は「概要・要旨・趣旨の記録として、適当なものとなっている。」

しかし、人権侵犯被害申告をした私の立場からすれば、
申告は、私が発した全ての言葉の総体としてなされたのであって、
記載内容の誤りや、正確さを欠いた表現の多かったその記録は、
私にとっては、「概要・要旨・趣旨の記録として、適当なもの」とはなっていなかったのである。
しかしそういう私の思いは通じなかった。
だから私は、今回のトイレの件のについては、
自分のの思いを記した文書、記録としてそのまま残せる文書を持参したのである。
私は、法務局の一室で、課長に、人権擁護課の職員の数を聞き、
局長を含めた人数分の文書を受け取って欲しいと言った。
しかし彼は、文書は一通も受け取らないと言った。
納得できずに、受け取って欲しいとくり返す私。
押し問答の末、結局彼は、一通だけ受け取った。
しかし彼が、その文書に目を通すことはなかっただろうと思う。
私はその文書を、以下に掲載する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                                2013年3月8日

     医療機関(Kクリニック)におけるトイレの男性差別について。  

1 申告者   (氏名・住所・Tel)     
2 医療機関  (名称・診療科目・院長名・住所・Tel)  
              ・・・・・ 診療科目は主に消化器及び内視鏡
3 申告内容 

 (1) 下記4(経過・主張)で詳述するが、Kクリニックのトイレは、女性患者に対し
   ては十分な配慮がなされているが、男性患者に対しては、そのプライバシ−に対す
   る配慮の不足と、排泄の我慢を強いるような状況が恒常的に発生するトイレとなっ
   ており、これは、男性に対する差別、人権軽視である。内容が排泄の問題であるだ
   けに、そして、該当の施設が、公共性の高い、医療を担うクリニックであるだけに、
   この問題は一層放置できない。放置すると、トイレに関しては、女性優遇・男性冷
   遇があたりまえであるかの如き認識が社会に広がり、不当な男性差別・人権軽視が
   拡大する。Kクリニックのトイレは、憲法第14条違反、第13条違反、そして、
   男女共同参画社会基本法第1章総則第3条違反である。第3条には次のように記さ
   れている。
      「男女共同参画社会の形成は、男女の個人としての尊厳が重んぜられること、
     男女が性別による差別的取扱いを受けないこと、男女が個人として能力を発揮
     する機会が確保されることその他の男女の人権が尊重されることを旨として、
     行われなければならない。」

 (2) やはり下記4(経過・主張)で詳述するが、上記のような男性差別を軽減すべく、
   申告者は院長に申し入れを行ったが、院長は、申告者との約束を果たさず、申し入
   れに対する検討も行わなかった。その対応には誠意がなく、私は、巧みに誤魔化さ
   れたという印象を持ち、今日に至っている。   

 (3) 上記(1)(2)の事実、特に(1)について、申告者は、○○地方法務局人権擁護課に、
   Kクリニックに対する人権啓発的発言を望んでいる。私は、この件について、もう
   1人ではたたかえない。人権啓発的発言の内容については、具体的な希望を、この
   文書の「5.○○地方法務局人権擁護課への要望」に記させていただきたいと思う。

4 経過・主張

 (1) 2012年●月●日の夕刻、私はKクリニックを受診した。初診であった。Kクリニ
   ックのトイレは下図(図は略し、下記の説明文で代える)のようになっている。
     ・・・・・ トイレスペ−スに入ると、正面に「女性専用トイレ」があり、右側に
      「男女・車イス兼用トイレ」がある。この兼用トイレの中には、壁による
      仕切りがない状態で、大便器1個と男性用小便器1個が設置されている。
      従って、このトイレを使用できるのは1人に限られる。

 (2) 上記のように、女性には専用トイレがあり、しかも女性はトイレを2つ使えるの
   に、男性には専用トイレがなく、しかもトイレを1つしか使えない。このトイレの
   設置について、申告者は次のように感じ、また、考えている。

   (a)-1  女性には専用トイレが与えられているのに、男性には与えられていないの
     は、「プライバシ−の軽視」という点で、男性に対する放置できない差別、人
     権軽視である。トイレの問題に限らず、羞恥を伴う現象に関しては、今も社会
     の中に、男性に対する配慮の不足が多く見られ、男性は「男である」ことを理
     由に「我慢させられる」ことが多々あるが、それは、男性に対する不当な性的
     偏見に基づいた差別、人権軽視、場合によっては人権侵犯である。羞恥心につ
     いては、「女性は強く、男性は弱い」というような、単純化しすぎた捉え方が、
     今も社会の中に広くあると思われるが、それは、羞恥心の多様性を認識しない、
     誤謬を含むカテゴライズである。男性の中にも、羞恥心の強い人、プライバシ
     −に対する配慮を強く求める人がいるのであって、男性に対する配慮は、差別
     を生じない人権擁護の立場から、そのような人たちを基準になされなければな
     らないはずである。                          

   (a)-2  関連して、「女性には生理があるが男性にはない」ことを理由に、男性に
     対する配慮の不足を正当化する考え方があるが、トイレは「排泄の場」なので
     ある。「排泄の場」であるが故に、そして「排泄の場」であるという事実だけ
     で、もうそれだけで、トイレは、プライバシ−に対して十分な配慮をすべき場
     所なのである。「男性には生理がないから」などという論理を持ち出すから、
     「排泄の場」が持つ羞恥の特性から目が逸れて、男性に対する不当な人権軽視
     が発生するのである。重要なことは、トイレが「排泄の場」であることをきち
     んと認識すること、「排泄の場」であるが故に生ずる羞恥の特性を、十分に認
     識することである。                          

   (a)-3  やはり関連して、トイレに関わる私の感受性を記しておく。私が以前勤務
     していた職場は、職員室が2階にあり、隣接して男女別のトイレがあるが、男
     性用トイレは小便器の間隔が近くて仕切りがなく、私はそれが嫌で、緊急時以
     外はこのトイレを使わなかった。私は、わざわざ1階に降りて西に向かってし
     ばらく歩き、廊下の北側にある男性用トイレ、比較的スペ−スが広く、使用者
     の少ないトイレを使っていたのである。関連して、私が今お世話になっている
     T病院の男性用トイレは、小便器の間に仕切りがあって、私は、精神的に非常
     に楽なのである。仕切りのない小用トイレは、いつも左右を意識して、非常に
     疲れる。もう一つ、私は、M町にある喫茶店をよく使うが、そこはトイレが一
     つしかなく、男女共用である。私はここでトイレを使用するとき、女性が使用
     した後は、小用をしたくてもしばらく我慢をして、時間が経過してから使うの
     である。理由は二つある。一つは私の生理的感覚である。すぐに使うのは嫌な
     のである。そしてもう一つは、女性に対する配慮である。また、R町にはKと
     いうマ−ケットがあるが、ここには、西側の男女別トイレとは別に、北西の端
     に障害者優先トイレが一つあり、「どなたでもお使いになれます」という表示
     もある。ここは個室であるし、広く、比較的きれいで、鏡があって身繕いもで
     きるので、私はここを使わせていただいている。ある日、小用が終わって、汚
     れがないことを確認して、手を洗い、身繕いをしてドアを開けた。そのとき、
     目の前に女性が立っていたのである。そのとき、私の頭の中を、急速に、繰り
     返し繰り返し駆け巡った思いがあった。それは、先ほど確認したばかりなのに
     「汚れはなかっただろうかと」いう不安感、そしてそれだけではなくて、トイ
     レを使用して忘れるはずなどあり得ないこと、「私は水を流しただろうか」な
     どという思いまでもが、短時間の間に、急速に頭の中を駆け巡ったのであった。
     目の前に立っていたのが男性であっても、そういう思いはあっただろう。しか
     し私の当惑は、それが女性であったために増幅されて、繰り返し繰り返し、頭
     の中を駆け巡ったのである。ここまで私が書いてきたことは、すべて小用に関
     することである、それ以外のことは全く書いてない。しかしまさか「それ以外」
     のことまで書かなければ、私の感受性の特徴を理解できないなどとは言われな
     いだろう。言われればそれはハラスメントのようなものだ。        

   (b)-1   次に、使えるトイレの数について記す。女性はトイレを2つ使えるのに、
     男性は1つしか使えない。しかも共用トイレしか使えない。従って、すでに述
     べた「男性のプライバシ−に対する配慮の不足」という男性差別に加えて、こ
     の、数の問題から、男性は、排泄の我慢を強いられることが多くなるだろう。
     男性患者が多い場合は特にそうであろうし、患者は小用だけでトイレを使うわ
     けではない。小用以外で共用トイレが使われていれば、男性はいったいどうす
     ればよいのか。数の問題については、「女性はトイレに時間がかかる」という
     主張があるが、私は、女性の多いダンススタジオに週4日通っていて、休み時
     間のトイレの使用状況を思い出せば、小用に関しては、男性との時間の差は、
     あったとしても大きくはない。それが事実である。用を足したいのにトイレが
     使えない。そのような我慢が、男性に対してより多く強いられるような、排泄
     の差別があってよいのか。しかも「Kクリニック」は医療機関なのである。 

 (3) 上記の件について、私は診察日の翌日、Kクリニックに電話をかけ、院長に申し
   入れを行った。以下に、そのときの主な会話を記す。

    【私】  女性はトイレを2つ使えるが、男性は1つしか使えない。男女車イス
        兼用トイレが使用中の場合、男性は用を足せない。どうすればよいのか。
    【院長】 男性には我慢してもらう。
    【私】  それは人権上問題があるのではないか。
    【院長】 そういう人は来なければよい。
       (私は院長に対して次のような要望を伝えた。)
    【私】  女性用トイレのドアに次のような掲示をつけてほしい。
       「右側のトイレが使用中の場合は、男性もこのトイレをご使用ください。」
       (注:(1)で示したように右側のトイレは男女・車イス兼用である。)
    【院長】 そういうときは受付に言えばよい。
    【私】  そういうことは言いづらい。言いづらい人の人権をどう考える。
    【院長】 女性用トイレは女性専用にしたい。男性には我慢してもらう。
    【私】  それは、憲法第14条・第13条違反でしょう。「男性には我慢してもら
        う」というような考え方を、私は、ジェンダ−ハラスメントだと感じる。
        排泄に関わる人権の尊重は非常に重要だ。
    【院長】 掲示の件は、関係者と相談する。
    【私】  いつ頃までに。
    【院長】 1か月くらい。
    【私】  1か月後に電話をする。
        (この、約束の会話をもって、私はこの日の電話を終わりにした。)

 (4) 約束の1か月が過ぎて、私は、●月●日の12時15分頃、Kクリニックに電話を
   した。診療時間外である。以下に、そのときの主な会話を記す。

    【私】  ●月●日の診療終了後、私がそちらにうかがって、直接お会いしたい。
    【院長】 会う義務はない。
    【私】  私の要望はどうなりましたか。もう1か月は過ぎた。
    【院長】 まだ検討中だ。今はまだ診療中だ。患者さんが待っている。
    【私】  後で電話をする。何時頃がよいか。
    【院長】 6時30分に・・・。
       (私は了解して電話を切り、夕刻、約束の6時30分に、再び電話をした。
       次に、そのときの院長の発言を記す。)
    【院長】 会うのはお断りする。掲示物の件について、いつまでに検討し、いつ
       までに結論を出すかわからない。検討するかどうかもわからない。もう、
       こちらには電話はしないでもらいたい。現場を見に来るのも困る。患者と
       して来るのなら別だが・・・。
       (上の会話からわかるように、院長は非常に不誠実で、私はうまく誤魔化
       されたという印象を持っている。)

 (5) 以上の件について、私は●月●日に、県庁の医療安全相談センタ−に電話を入れ、
   直接赴いて医務課のMさんにお会いして、状況と私の思いを伝えさせていただいた。
   Mさんは大変親切に応対してくださり、Kクリニックに私の思いを伝えてくださる
   とのことであった。この件について結果を聞くために、私は●月●日に、再び相談
   センタ−に電話を入れた。Mさんは私の思いを伝えてくださったとのことであった
   が、院長と相談センタ−の主任(Iさん)との会話もあったとのことで、その内容
   は次のようであったと聞いた。I主任は、院長の質問に対して、一般論として答え
   たとおっしゃっている。
    【院長】 患者から要望や意見があったときは、どのように対応すればよいのか。
    【主任】 @ 要望・意見を聞き、 A できるか否かを判断する。
         B できるなら改善する。 C できなければ理由を説明する。
     (前記(3)(4)からわかるように、院長は私に対しては@しか実行していない。)
    【院長】 要求がエスカレ−トして困った場合は・・・。
    【主任】 説明した上で、必要あれば弁護士に相談するとか・・・。
     (私は、この、主任の最後の答が気になった、クリニックとの会話の中で、私
     の語気が強くなったことがあったのは事実である。この件について、私は、弁
     護士会の無料電話相談に電話をかけ、弁護士に経過説明と質問をしたが、「先
     方が訴えるような事例ではないだろう」とのお話であった。)

 (6) (5)と同じ日に、私は県の医師会にも電話を入れ、Nさんに自分の思いを伝えてい
   る。このときの感触は良かったのであるが、後日、再び電話をしたときは、やや対
   応が変わっており、「医療に直接関わる苦情ならば受け付けるが、施設の件につい
   ては・・・。」というようなお話であった。しかし、私が、「文書にまとめてそちらに
   持参し、お話をしたい。」と申し入れたところ、受けてくださるというご返事をい
   ただいて、今日に至っている。
     (追記) 後日、私は、医師会へ文書を持参し、Nさんに会ったが、人権擁護
       課が結論を出すまで、医師会への文書提出は見合わせることにした。私は
       当初、「救済手続き不開始」となったら、医師会に文書を提出するつもり
       であったが、そうなったにもかかわらず。文書は今も私の手元にある。

 (7) なお、ここまでの内容については、私は法務局に何回か電話を入れ、人権擁護課
   の課長さんに、すべてではないが、報告をしている。

5 ○○地方法務局人権擁護課への要望
    私は、男性に対する人権軽視、男性差別を解消するために、Kクリニックの院長
   に対して、次に示す【例1】【例2】【例3】のような対応を促すための、人権啓発的
   発言をしてほしいと、望んでいる。

  【例1】 女性には女性専用トイレがあるが、男性には男性専用トイレがなく、男女車
    イス兼用トイレを使うしかない。このような男性に対するプライバシ−軽視を軽
    減するために、現在の「男女・車イス兼用トイレ」を、「男性と車イス兼用のト
    イレ」に変え、女性を使用者から外す。
  【例2】 女性はトイレを2つ使えるが、男性はトイレを1つしか使えない。このよう
    な、男性に対して排泄の我慢を強いるような、男性に対する人権軽視、男性差別
    を解消するために、現在の「女性専用トイレ」を「男女兼用トイレ」に変える。
  【例3】 例2と観点は同じであるが、申告者が、やや譲歩した形で、院長に申し入れ
    た方法。具体的には、女性用トイレのドアに次のような掲示をつける。    
     ・・・「右側のトイレが使用中の場合は、男性もこのトイレをご使用ください。」
           (注:既述のように右側のトイレは男女・車イス兼用である。)

6 最後に
   上記4の(3)(4)で具体的に記したように、Kクリニックの院長の対応には、全くと
  言ってよいほど誠意がない。しかし今回の問題の本質は、「Kクリニックのトイレの、
  男性に対する人権軽視、男性差別」である。人権啓発的な発言は、その本質について
  してほしいと私は望んでいる。本質から焦点がずれては意味がないし、本質ではない
  問題で、院長と私の間に不毛な対立が起これば、私は無駄に疲弊し続けるかもしれな
  い。院長は私より頭がよい。しかもずるい。人脈も金もあるだろう。私は、院長に巧み
  に攻撃されるかもしれないと、不信感と不安感を抱きながら、この文章を書いている。
   ところで、同じ医療機関としての、G総合病院の、「病院の理念」の中には「人権
  尊重の心」があり、「倫理綱領」には「権利擁護とプライバシ−の保護」がある。ま
  た、「病院の基本方針」には「人権の尊重と人間愛を基本とした医療」や「患者様の
  ニ−ズに応えた病院サ−ビスの提供」がある。また、「看護局の理念」には「人格の
  尊重の担い手」がある。Kクリニックの院長は、これらの言葉の意味するところを、
  男性の排泄に関わる人権について、改めて謙虚に学び直すべきだと考える。「排泄に
  対する配慮」は「人間の尊厳」に関わる問題である。しかも排泄と医療は無関係では
  ない。Kクリニックの診療科目を考えれば、それはなおさらのことであろう。現在の
  彼は、排泄に関する男性の人権を軽視する男、排泄に関する男性差別の加害者である。


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2014年08月24日

トイレの男性差別(3)・・・ 喫茶室「A」

Dさんのブログに、
女性専用トイレしか設置していない喫茶店の記事があり、
私は非常にショックであった。

店の名前は「A」。
全国には多数の店舗があるようだが、
記事となったのは、東京にある店舗。

男性が使えるトイレはなく、
店員に聞くと、店外の公衆トイレを使うよう指示される。

トイレは、排泄という、人間の尊厳に関わる場所であるというのに、
女性だけに、店内専用トイレが与えられ、
男性は、店外の公衆トイレを使わなければならない。
まるで男性が、人間ではないかのような扱いであると、
私は、強い被差別感を覚える。

それだけではない。
もしかすると、その女性専用トイレの中には、
美しい鏡を備えた、
美しい空間が用意されているのではないかと、
被差別の思いが一層強くなる。
それは私が、
男性であっても、美しい空間を求める人間であって、
しかし今はそれが、女性限定配慮として、
膨張する時代だからなのである。

私は今、この文章を、ある喫茶店で書いている。
ここは自宅から車で30分程度の距離にあり、
決して近いわけではないが、
好きな席に座れれば心が落ち着く、ということだけではなく、
ここの男性用個室トイレは、
広い空間の中に洋式トイレがあり、
片側の、手洗い側の壁面は大きい鏡となっている。
私は、男性にもこのようなトイレが与えられたことに、
心安らぐ思いを感じるのである。
たぶん、女性用個室と大差はないだろう。
私はこの喫茶店が好きで、
ここでブログの原稿を書くことが多いのである。

美しさを求める感覚に関わって、
もう一つ、書いておきたいことがある。
私は、前回、「高野悦子のこと」と題した記事を書いた。
その理由は、自分でも明確に整理しきれないのであるが、
混沌の中に、しかし一つ、
明らかなことがある。
それは、引用した彼女の詩の、最後の4節への共感が私にあるということを、
このブログを通して、伝えたかったのである。
私は男という性に生まれ、
高野悦子のように、最後の4節を、自分として語ることができない。
しかしそれを語りたい思いが、
確かに私にあるということを、
彼女の詩を引用することによって、伝えたかったのである。

最後の4節を、
もう一度ここに引用する。

     原始林を暗やみが包みこむ頃になったら
     湖に小舟をうかべよう

     衣服を脱ぎすて
     すべらかな肌をやみにつつみ
     左手に笛をもって
     湖の水面を暗やみの中に漂いながら
     笛をふこう
   
     小舟の幽(かす)かなうつろいのさざめきの中
     中天より涼風を肌に流させながら
     静かに眠ろう

     そしてただ笛を深い湖底に沈ませよう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

喫茶室「A」への、トイレの改善を求めた取り組みを、
ここに続けて、報告する。
私は、8月2日の深夜に、Dさんのブログ記事を読み、
同日、午前9時30分頃に、喫茶室「A」に電話をした。
電話を受けたのは、Gという女性であった。
私の発言と彼女の対応について、その概要を記す。

  【私の発言】
    ・トイレは排泄の場所、つまりは、人間の尊厳に関わる場所であって、店内に 
    女性専用トイレしかないのは、男性に対する著しい人権無視、男性差別である。
    ・店の料金は男女同一である。店内に男性専用トイレがなくて良いはずはない。
    ・(上の発言に併せて、今の日本に見られる、様々の女性優遇、男性差別の例を
    挙げ、営業戦略としての女性優遇を批判した。)
    ・(質問):この店舗のトイレは、誰の発案によるのか。全国に、同様の店舗は
     いくつあるのか。場所はどこか、等。
  【Gの回答】
    ・彼女は、「要望は、設計担当等、関係部署に伝える」と言った。また、「トイレ
    が2つある店舗では、1つが女性専用、もう1つは男女兼用になっている」とも
    言った。私は、更なる要望の必要性を意識し、当惑した。この後者の件について
    は、十分に発言できなかったと記憶するが、とりあえず改善の要望はした。

 その日の昼、私の携帯に着信があった。喫茶室「A」の、Hという男だった。彼の言葉のト−ンには誠意がなく、不遜だった。加えて、彼がは約束を守らない男だった。彼は、次に記す会話の最後で、1週間ほど後に、私の携帯に返信の電話を入れると言った。しかし、既に3週間を経過した今も、着信は全くない。

 彼との会話の要点は、以下の通りである。彼は初め、東京の別の店のことと勘違いしていたららしく、「個室になっているでしょう」などと言った。恐らくは、女性専用トイレと男女共用トイレの設置を正当化しようとする発言と思われたが、私は、今回はその件については触れなかった。以下、Hとの会話を記す。

  (私) トイレは排泄の場所であり、人間の尊厳に関わる場所である。店内に女性専用
      トイレしかないのは、人間の尊厳に関わる男性差別である。料金も男女同一で
      あり、店内に男性用トイレがなくてよいはずはない。増設が無理なら、現在の
      女性専用トレを、男女共用トイレに変えていただきたい。
  (H) 検討する。
  (私) どのような道筋で検討するのか。
  (H) 関係の部署と相談して・・・・・・
  (私) 関係の部署とは?
  (H) (彼は途中で「設計担当や・・・・・」というようなことを呟いたが、最終的には
      名言しなかった。)
  (私) 倫理的観点だけではなく、条例もある。(私は、記事「Eコンビニエンススト
      ア・レディ−スデ−(2)」に記した条例と逐条解説を読み上げた。それを、
      ここに、もう一度記す。)

     【東京都男女平等参画基本条例・第14条第1項】
         ・・・「何人も、あらゆる場において、性別による差別的取り扱いをして
          はならない。」
     【第14条第1項の逐条解説】(東京都生活文化局発行)
         ・・・「本項の『差別的取扱い』には、その取扱いの結果として、性別に
          よる差別がもたらされるものすべてが含まれる。性別による差別の
          意図を明確に有している場合に限られるものではなく、種々の状況
          から差別を容認したと推認される場合も含まれる。」       

  ★ この条例と逐条開設を読み上げているとき、Hは、やや低姿勢となった。しかし、
   恐らく今は、記事「Eコンビニエンスストア・レディ−スデ−(2)」の後半で書いた
   Eの担当者と同様の位置で、横柄に居座っているように思う。条例が、実効性を持っ
   ていない。

  (会話を、続けて記す)
  (B) 弁護士とも相談する。
  (私) 検討結果を連絡してほしい。
  (B) 連絡する。
  (私) どのくらい待てば良いか。
  (B) 1週間くらい。

前述の通り、3週間たった今も、返信はない。

以上、中間報告。


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2018年09月08日

男性トイレの中を見る女たち ・・・ 男性の性的羞恥に配慮を ・・・・・・・【 某 スポーツセンターへの要望書(1) 】 ・・・・・・・

ある公立スポーツセンターの男性トイレについて、
昨日、館長に直接会い、90分近く話しをさせていただいて、
以下のような要望書を提出した。
提出理由は、この要望書をお読みいただければ、概ね、察していただけることと思うが、
スポーツセンター利用者の女性の中に、
全く罪の意識を持たずに、男性トイレの中を見る人物がいた。
文中には、男性の性的羞恥が軽んじられる社会的背景についても記したが、
今回の要望の発端は、今年5月の出来事であり、
あれから4か月余りの間、
朝、目覚めると、常にこのことを考えている自分がいた。
同じ男性であっても感受性は多様であるが、
性的羞恥の特質を踏まえ、
性的羞恥の強い男性に対する人権侵犯が、
完全に無くなることを求めている。

【追記】 なお、この件については、後日、県の関連部局にも出向き、担当係長に、下記要望書
    の写しを渡しつつ、約1時間、話しをさせていただいた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                                   平成30年 9月7日
○○○○○スポーツセンター 様
                                   ( 翠 流 ) 
                  要 望 書

          男性トイレに於ける、男性のプライバシーの確保、
             及び、多目的トイレの設置について。

◆ 男性トイレは男性の排泄の場であり、男性の性的羞恥の場である。にもかかわらず、当スポ
 ーツセンターの現状では、女性が男性トイレの中を見る(覗く)、或いは女性が男性トイレの
 中に入る状況が存在し、特に羞恥心の強い男性は、強いストレスに晒される。このような状況
 での、男性トイレに於ける男性に対する配慮、及び多目的トイレの設置について、要望を記す。

◆ この件について、初めに、男性の羞恥心が、社会の中でどのように扱われているかを述べ、
 続いて、上記の状況、及び要望について、具体的に述べる。

◆ 社会の中で、男性のプライバシーに対する配慮は、女性に比べ著しく軽んじられる傾向にあ
 り、羞恥心の強い男性は、不当なストレスに晒されることが非常に多い。男性に対しては、古
 くから、「羞恥心を持つのは男らしくない」、「男性は羞恥心など持つものではない」というよ
 うな、固定的性別観の呪縛があり、その「性的偏見」によって、男性は、羞恥心を、軽視ある
 いは無視される。それは、特に羞恥心の強い男性にとっては、「不当な性的偏見に基づく人権
 侵犯、或いはジェンダーハラスメント」である。

◆ 男性の中には、事実として羞恥心の弱い人も存在し、また、「男らしく」あろうとして、意識
 的に羞恥心を捨て去ろうとする人もいる。このような事実と、上記の固定的性別観の相乗作用
 によって、女性たちの間にも「男性の羞恥に配慮は不要である」というような不当な認識が広
 くあり、男性のプライバシーに対する配慮が、軽視或いは無視される状況が改善されていない。

◆ このような社会的背景のもとで、当スポーツセンターの男性トイレに於いては、男性に対す
 る事情説明や、男性に対する配慮の言葉が欠落した状態で、下記(a)(b)の場合のように、男性
 トイレの中を女性が見る(覗く)、或いは、女性が男性トイレの中に入る場合があり、男性、
 特に羞恥心の強い男性が、非常に強い不快感を与えられる場合がある。

  (a) 男の子が病気等の事情を抱え、母親等が、男性トイレで、その排泄を見守る場合。 
  (b) 車椅子使用の男性が、女性介護者の付き添いのもとに男性トイレを使用する場合。 

◆ 排泄に関わる羞恥は、性的な羞恥であって、十分な配慮がなされなければならない。以上の
 観点から、○○○○○スポーツセンターの男性トイレの使用、及び、多目的トイレの設置等に
 ついて、下記3点を、強く要望する。

                     記                    

1.上記のような事情によって、女性が男性トイレを覗かなければならない場合、或いは、女性
 が男性トイレに入らなければならない場合は、必ず、男性利用者に配慮の言葉をかけ、事情を
 説明し、男性利用者の了解を得ること。また、(a)に於いて男児が幼い場合は、できる限り女性
 トイレを使用するよう心掛けること。この件について、○○○○○スポーツセンターは、文書
 等によって、各利用団体、及び個人に対して、周知徹底を図ること。

2.現在、当スポーツセンターには多目的トイレが設置されていないが、上記(a)(b)は、本来、
 「多目的トイレを使用すべき事例」と判断される。また、加齢・疾病、或いはマイノリティー
 である等の理由によって、多目的トイレを必要とする利用者もいる。このような事実を踏まえ、
 早急に、多目的トイレを設置をすること。

3.併せて、女性清掃員が男性トイレの清掃等をする場合、トイレの入り口に「清掃中」の表示
 板を設置するよう、必要な手配をすること。
                                       (以上)


 
posted by 翠流 at 10:28| Comment(0) | トイレの男性差別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月24日

著名人AとNHKの誤り:スフィア基準の誤った引用(災害対応)

被災地の避難所の、トイレの設置に関わって、
著名人AとNHKが、誤った情報を拡散させている。
詳細は、下記掲載のA氏宛送信メールに記してあるが、
原因は災害対応に関わる「スフィア基準(後述)」の誤った引用にある。

誤報の要点を、あらかじめ書けば、
男性と女性のトイレ所要時間は、
実際には「 男性:女性=3:5 」であるのに(下記【※】参照)、
AとNHKは、「スフィア基準(後述)」を誤って引用し、
「男性:女性=1:3=(3:9)」として、
男性が小用に要する時間を無視したのである。
結果として、避難所では、男性には小用分のトイレが与えられないことになり、
地震であろうが豪雨であろうが、
男性は、小用を避難所の外でせざるを得なくなる。
それは、男性の、安全、健康、そしてプライバシーへの配慮の欠落であり、
併せて、環境衛生への逆行である。

著名人AとNHKの誤りの原因は、
下記の送信メールに詳述してあるように、
スフィア基準(下記:注2)の読み間違いにあると推測するが、
もしも、男性用小便器を無視した恣意的な女性優遇であるとすれば、
更に酷い話である。
今の日本は、日常も、災害対応の如き非日常も、女性優遇ばかりで、
特に避難所での生活への配慮は、
ブログで繰り返し書いてきたように、あまりにも女性限定配慮に傾斜し、
男性である私は、その、男性に対する人権侵犯の如き施策に、
日々、煩悶するばかりなのである。

 【※】 2013年3月に内閣府で行われた「男女共同参画の視点からの防災・復興の
      取組指針(案)」の意見交換会の日、私は会場の中央に座り、挙手をして、
      避難所の更衣室やトイレ等の設置について発言をした。この集会の終了後、
      参加者のある女性、恐らくは、どこかの自治体の男女共同参画部局から出張
      で参加した女性であろうと推測するが、彼女が私に近づいてこう言った。「女
      性と男性のトイレの所要時間の比は、女性:男性=5:3ですよ。だから、
      3:1(=9:3)にする必要はないと思いますけれどね・・・・・」。
       今年の5月の連休の頃、某大学の女性教授が、旅先でのトイレについて、
      女性:男性=2:1という発言をしていた。この比は上記の5:3に近いが、
      彼女の女性優遇願望が含まれた数値ではないかと推測する

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

著名人Aへの送信メールは次の通り。9月17日の、午前深夜に送信した。

◆ 災害対応要望書 ◆ (できれば、北海道(被災地)に行く前に読んでください。)

 小生、●●県在住の(翠流)と申します。東日本大震災・熊本地震・西日本豪雨等の災害対応につきまして、情報収集・集会への参加・要望書の発送等を行ってきた一国民として、Aさんの認識の、客観的な誤りを一つ指摘させていただき、加えて、災害対応に関わる要望を送信せていただきます。下記の、@、A(a.b.c.d)、Bにつきまして、宜しくお願い申し上げます。

@ 「NHK NEWS WEB」の、Aさんが登場している記事(注1)には、「トイレの所要時間は女性が男性の3倍であるため、避難所のトイレの数も、女性と男性の比を3対1にする必要がある」という内容が記されていますが、「女性:男性=3:1」という比は、「スフィア基準(下記:注2で検索)」を読めばわかりますように、「女性の大小便用の個室と男性の大便用の個室」の比であって、男性用小便器は含まれていません。
 トイレの所要時間の男女比は、男性の小用を含めれば「女性:男性=5:3」で、これが、排泄に要する時間の性差です。しかしスフィア基準の比は、「男性の小用に要する時間」を含めていないので「3:1」となっているのです。
 スフィア基準(注2)には、「可能であれば、男性用小便器も設置する」と書いてあります。私も、男性用小便器を設置してほしいと強く思います。理由は、男性にも羞恥心の強い人がいること、そして、健康への配慮、環境衛生への配慮です。
 昨夜、19時15分からのNHK第一ラジオのニュースによれば、Aさんは、北海道胆振東部地震の被災地に向かうとのこと。現地では、ぜひ、この、「トイレの所要時間は、女性:男性=5:3」であるという事実を踏まえて、トイレの設置に対応していただきたく、お願い申し上げます。

(注1)・・・・・(詳細は、ここでは省略する)
(注2)インターネットで「スフィア・ハンドブック2011年版(日本語版)」を検索し、
  これを読み進めると、記事途中のクリックで、「日本語版」のダウンロードが可能。
  この「日本語版」の 101ページには、次のように記されている。
    2.:公共の場所では、トイレは定期的に適切な方法で清掃、維持する システム
     とともに提供される。分類された被災集団のデータを利用して、女性用と男性
     用のトイレの個室数の比率が3:1となるように計画する。可能であれば、男
     性用小便器も設置する(「付記3:災害状況下での公共の場所および施設にお
     ける最低トイレ数」参照)。

A 東日本大震災であるにしろ熊本地震であるにしろ、「更衣室の設置・下着類の配布・衛生用品の配布・物干し場の設置」等については、常に女性への配慮が優先され、男性は、ニーズがあっても主張することができず、我慢を強いられてきました。男性の中には、確かに鈍感な人もいますが、羞恥心の強い男性、清潔を強く求める男性、疾病を抱え衛生用品を必要としている男性もいます。このような事実を踏まえ、下記(a)〜(d)の配慮を要望します。

 (a) 更衣室は性被害の防止だけのために作られるものではありません。それ以前に、
  着替えに伴う羞恥への配慮として必要です。羞恥心の強い男性のために、男性用更
  衣室も作ってください。
 (b) 女性だけでなく男性も清潔な下着を求めています。男性にも下着を配って下さい。
 (c) 男性の衛生用品について、具体的に踏み込んで書きます。やや重い肛門疾患や、
  軽度でも、排便障害・排尿障害を抱えている男性は、衛生用品を必要としています。
  女性ならば生理用品や生理用の下着で対応できますが、男性にはそれがないのです。
  しかし幸いなことに、「ユニ・チャーム」が、近年、次の商品を開発しました。
    ・ライフリー さわやかパッド男性用 ・・・・・・・ 男性の軽い尿もれに対応
    ・ライフリー さわやか軽い便もれパット ・・・ 軽い便もれ対応(男女共用)
  女性の生理用品だけではなく、このような男性の衛生用品についても、被災地への
  支援を、宜しくお願い申し上げます。
 (d) 物干し場も、更衣室と同様です。日常生活の中で、下着を常に部屋干しにしてい
  る男性もいます。他人、特に女性には下着を見られたくないのです。女性用物干し場
  だけでなく、男性用物干し場も作ってください。

B 男性には、「自分は男だから我慢しなければならない」と自分に言い聞かせ、自分の本当のニーズを表面に出せないことが多くあります。それを放置するのではなく、上記のような配慮を男性にもしてください。女性だけではなく男性にも、配慮されるべき人権があるはずです。男性に、つらい思いをさせないでください。宜しくお願い申し上げます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 以上がA氏への送信メールであるが、この件に関連して、私が、2013年に、上記の「男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針(案)」に対して男女局に送った意見書の中から、関連部分の一部を下に引用する(注3)。
 因みに、その「指針(案)」の本文には、次のように、A氏やNHKと同様の誤認に基づく文章が記されていたが、確定した「指針」では、以下のように修正された。また、「解説・事例集(案)」の関連部分も、以下のように修正された。

    ・修正前の「指針(案)」p.12
        ・・・・・トイレの設置数の割合は、できるだけ男性:女性=1:3となる
          ことが望ましい。
    ・修正後の、確定「指針」p.12
        ・・・・・仮設トイレは、男性に比べて女性のほうが混みやすいことから、
          女性用トイレの数を多めにすることが望ましい。

    ・修正前の「解説事・例集(案)」p.28
        ・・・・・トイレは、安全面から、男女別に設置することが必要です。その
          数は、男女比を1:3とすることが国際的な基準(スフィア・プロ
          ジェクトに基づく)とされていることも踏まえて設置することが望
          まれます。
    ・修正後の、確定「解説・事例集」p.29
        ・・・・・ 男性に比べて女性の方がトイレの所要時間が長いことなどから、
          国際的な基準(スフィア・プロジェクトに基づく)では、トイレの
          個室数の比率が男性:女性=1:3となるように計画し、可能であ
          れば、男性用小便器も設置することが推奨されています。

(注3)【男女局への意見書からの引用文】

・私自身の感受性について書かせていただければ、東日本大震災のとき、私の居住地でもガソリンを入れるのが困難となり、私は、道路で約半日間待たされて、ようやくガソリンを入れたが、待つ間、付近に民家しかなくなり、小用に非常に困ったことがあった。私は、車を降りて周囲を走り回り、ある墓地の、周囲を囲む高いブロック塀の、人からは絶対に見えない場所にたどり着いて、ようやく小用を足したのである。そういう感受性の男性の人権を、どのように考えるかという問題だと思う。意見交換会の当日配られた「解説・事例集(案)」の28ペ−ジの欄外には、トイレの設置比「男性:女性=1:3」について、それが「スフィア・プロジェクト」による国際的な基準であるとの記載があるが、私の排泄に関わる感受性からすれば、「1:3」が妥当である根拠など全くない。比は「3:5」に是正されるべきである。

・(注3)について補足するが、この意見書を書いた時、私は、まだ、「スフィア基準」そのものを読んではいなかった。意見書は、生活実感からの発言である。


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2019年02月05日

某 スポーツセンターへの要望書 (2)

昨年の9月8日にアップした記事、
   男性トイレの中を見る女たち ・・・ 男性の性的羞恥に配慮を
   ・・・・・・【 某 スポーツセンターへの要望書(1) 】 ・・・・・・
のスポーツセンターが、
年度末の任意アンケート調査を行っている。
択一式の多い、単純な調査であるが、
その末尾に、若干の自由記載欄があり、
それに乗る形で、下記のような要望を提出した。
内容は、9月に館長に会った時、
関連事項として話題にしたことではあるが、
要望書としては未提出であった。

トイレに関わる要望に続いて、
廊下等での更衣禁止の徹底を加えたが、
この件は、ある特定団体の男性会員に見られることで、
辟易とする場面を度々目撃し、
その都度、目に余るものについては、
口頭で注意させていただいてきた。
人数の多い団体で、男性更衣室だけでは足りない状況はあるが、
代わりに、人目に触れない倉庫で着替えをする男性がいる一方で、
廊下で平然と着替える呆れた男がいて、
災害対応での男性更衣室欠落問題に取り組んできた私は、
そのたびに、強いストレスに悩まされてきた。
ある時、見るに見かねて強い語調で注意をしてしまい、
あわてて、「少し言葉が強すぎたかもしれませんけど・・・」などと詫びの言葉を付け加えたら、
近くにいた二人の女性が、100%以上私の味方をしてくれて、
「そんなことありませんよ」と、援護してくれたのであった。
全く、どうしてそういう男が存在するのかと、
私はたいへん理解に苦しむのであるが、
その羞恥心の希薄さだけでなく、
それを目にしてしまう第三者の、当惑・嫌悪・羞恥の思いに、なぜ配慮しないのかと、
その二重の鈍感さに、戸惑うばかりなのである。

提出した要望は次の通り。
アンケート自体は無記名であるが、この回答には記名をした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

A:トイレ改修に関わる要望

  ◆ 実施予定年度はわらないが、トイレの改修が行われると聞いている。
   関連して、下記3点を要望する。

 @ 男性トイレの、小用時のプライバシーへの配慮の観点から、小便器と小便器の間に、
  左右が見えなくなるような仕切りを設置してもらいたい。
   
  ◆ 県内では、私の知る範囲では、A市のB病院、C町のD病院の、一階男性トイレの
   小便器には、仕切りが設置されている。
  ◆ 私が10代の頃の男性用小便器には、仕切りがあったと記憶するが、いつの間にか、
   ないトイレが殆んどになってしまった。男性も人によって感受性が異なるが、プライ
   バシーへの配慮を強く望む男性にとっては、仕切りのない小便器は、非常に強いスト
   レスになっている。
  ◆ ちなみに、昨年の5月に、中国の習近平が全国にトイレ改修の指示を出したニュー
   スが流れたが、この時の YAHOO!ニュースのコメント欄に、次のような投稿があり、
   私が見た段階で、「そう思う」が175人「思わない」が18人であった。「仕切り」を求
   める潜在的な二―ズは、かなり高いと思われる。

   【YAHOO!ニュースのコメント内容】
     日本の男性トイレは、女性トイレに比べ、余りにも、プライバシーに対する配慮が
    なさすぎます。小便器の間に、隣りが見えなくなる仕切りを作ってください。

 A トイレの全個室に、ウォシュレットを設置してもらいたい。

  ◆ このような要望は、男性が軽視される傾向があるが、男性に生理はなくても、疾患を
   持つ人の場合は、恒常的にウォシュレットを必要とする場合がある。また、一般家庭も、
   既に殆んどがウォシュレット付きのトイレを設置するようになっている。このような状
   況を鑑み、「全個室」にウォシュレットを設置してもらいたい。

 B 全館の全トイレに「多目的トイレ」を併設してもらいたい。

  ◆ この件については、既に昨年、9月7日の日付で要望書を作成し、館長にお会いして、
   要望の理由・背景等について、お話をさせていただいた。詳細は、その要望書に記され
   ている。実現をお願いしたい。

B:廊下等、他団体・個人の目に触れる場所での「更衣禁止の徹底」のについて。

  ◆ 若干の改善はみられるが、特に廊下での着替えを目にすることが多く、嫌悪、羞恥、
   当惑を感じる。基本的には、更衣は更衣室で行うよう、徹底を促してもらいたい。
   団体が大きすぎて更衣室が狭い場合は、別の空室を借り、更衣してもらいたい。
  ◆ 廊下等で着替えをする人には男性が多いが、そのような男性がいるために、震災等の
   災害時や、種々のスポーツ大会等に於いて、更衣室が女性だけに与えられ、男性には与
   えられないことが、しばしば見られ、羞恥心の強い男性は、非常に強いストレスに晒さ
   れる。この件については、9月に上記の件で館長にお会いしたとき、読売新聞に掲載さ
   れた東京の中学生の投書を添えて、お話をさせていただいた。併せて、ご配慮をお願い
   したい。
                                      (以上)


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2019年12月15日

男性にも専用トイレを ・・・ 【医療機関:その1】

二つの大腸内視鏡クリニックに男性専用トイレの設置を求めて ・・・ (No.1)

今年3月から取組んできた標記の件について、
漸次、報告をアップする。
私は、事実をそのまま書くが、
医師という、日本のトップクラスの頭脳を持つ二人の男と、
その、恐らくは場数を踏んだ有能と目されるお抱え弁護士に、
もしも名誉棄損の訴えなどを起こされてしまえば、
僅かな貯金を切崩しながら年金暮しをしている私の生活は破壊され、
取り返しがつかなくなると予測される状況にあって、
私は、クリニックの口コミ欄に投稿することも躊躇し、
今後、身を滅ぼすことなく活動するための、判断の素材を得たいと、
相談相手の弁護士を探しながら、
右往左往する日々を送っている。

今回の件についての、弁護士探しの電話は、
既にかなりの数にのぼり、
具体的な相談内容にやや踏み込んだ弁護士も複数いるが、
例えば、某市役所の、年1回のみ可能な無料相談の弁護士Cの場合、
20分間という僅かな時間で足りるはずはなく、
私は、継続相談を求めて事務所を訪ねたい旨を伝えたが、
彼は私を拒否した。
理由を聞いた私に、彼は答えた。
「医院経営の権限は医療機関にある」と。

既に5年程前かと漠然と記憶するが、私は、
ある人が、彼のブログの中で語っていたレディースデーのことを思い出す。
彼は、その不当性とたたかうために訪ねた弁護士が、確か10人を超え、
その全てに拒否されたと書いていた。

その、彼を拒否した弁護士の中には、
今回私を拒否した弁護士Cと同じスタンスの人物が、
少なからずいたのではないかと、
今の私は推測する。
私には法学の知識はなく、
自分の思考は浅薄でしかあり得ないと意識しているが、
別の弁護士の言葉を借りるならば、
憲法の拘束は私人間関係に対しては弱く、
憲法14条は、私企業や私設医療機関の経営を拘束できないがゆえに、
勝敗は見えている、ということなのか?
だとすれば、その拘束力を強めるための新しい法整備が必要なのか?
しかし、ならば、各自治体が既に持つ男女共同参画条例の「性差別の禁止」は、
いったい、どのような意味を持つのか?
それは、5年前に、東京都男女平等参画課の某担当者が言ったように、
「あくまでも性差別の予防効果を期待して作られたもの」でしかないのか、などと、
迷路の中で、逡巡するような毎日なのである。

しかし、今回の私の取組みに法的な限界があったとしても、
もしも多数の声を組織できるようなことが、仮にあるとすれば、
既にネットで拡散したことのある男性差別解消事例のように、
2つの大腸内視鏡クリニックの理不尽な処遇の、
改善の道もあり得るのではないか、
などと考えたりすることもあるが、
それを企図して行動を始めれば、
上述の如き身の破滅を招来するのだろう、などと、
閉塞状況の中で、逡巡するばかりなのである。

(続く)


posted by 翠流 at 01:02| Comment(2) | トイレの男性差別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月27日

男性にも専用トイレを ・・・ 【医療機関:その2】

二つの大腸内視鏡クリニックに男性専用トイレの設置を求めて ・・・ (No.2)

前回取り上げた弁護士探しの件に関わって、追記する。
ネットで弁護士を検索しながら知ったのであるが、
私の居住県の弁護士会には、「両性の平等に関する委員会」が存在する。
私は、その委員会の名称に素直な信頼を寄せ、
所属する委員ならば、私の相談に応じてくれるのではないかと、
県の弁護士会に、メンバーの問合せをしたが、
「その種の情報は提供できない」と断られた。
やむなくネットで検索を続け、
探し当てた3人の弁護士に電話をしたが、
全て断られた。

初めの2人は女性で、
最初に問合せをした弁護士Dの事務所には、
「顧問をしているところ以外の相談は受付けていない」と、
多忙を理由に断わられた。
どこの顧問をしているのかは聞かなかったが、
後日、ネットで、ある「女性限定」相談センターの顧問をしていることを知った。
2人目の弁護士Eも女性であったが、
彼女は、理由を明示することなく、言葉を曖昧に濁し、
「私にはできない」と断わった。

3人目は、ある法律事務所に籍を置く男性弁護士Fで、
人当たりが柔らかく、丁寧で、好感の持てる人ではあったが、
「私は名を連ねているだけで実績がないから」と断わられた。
しかしそれでも、親切な彼は、言葉を補足して、
「両性の平等に関する・・・と銘打ってはいますが、内実は、女性弁護士が中心となって活動している、女性のための委員会ですよ」と言ったのである。
そして彼は、更に付け加えて言った。
「ですからむしろ、(翠流)さんのような相談を希望するのであれば、両性の平等に関する委員会のメンバーは避けて、全く関係のない弁護士を探した方がいいと思いますよ」と・・・・・。

全く、話しにならない話しであった。
「両性の平等」という美名を使いながら、内実は、初めに結論ありきの女性支援。
そう言えば私は、似たような部局と、この8年間、対峙し続けてきた。
それは、ほかならぬ、男女共同参画という、偽りの美名の部局であった。

弁護士探しの中で、もう一つ、気になることがあった。
それは、2人の高齢男性弁護士から感じた「ジェンダーバイアス」の存在、
つまりは、「社会的・文化的性差別あるいは性的偏見」の存在であった。
その1人、G弁護士は、県弁護士会の会長経験者であることを後で知ったが、
彼には、実は別件で2回、私の活動に関わって相談をしたことがあり、
その時すでにバイアスの存在を感じた一面はあったが、それでも、
受け止めてくれる誠意はあるかもしれないと期待して、電話をしたのである。
ところが彼は、私が裏切られるのが当然であるかのような口調で言ったのである。
「だからこの前言ったでしょう。そんなことはやめろって・・・・・。
そういうのは女性のものだ・・・・・」と・・・・・。

もう1人は、F弁護士が籍を置く法律事務所の責任者、H弁護士で、
ネットの写真から、60歳前後のように感じたが、
F氏が不在であった時、電話がHに回り、
私が、問合せの理由を話し始めたところ、彼は、
「男性からそういう話を聞いたのは初めてだ」などと、
私を否定するようなトーンで言ったのである。

男性の性的羞恥や、それに伴う屈辱の問題、
例えば、男性更衣室不存在や、男性専用トイレ不存在、
或いは、男性更衣室や場合によっては男性浴室にまで女性清掃員が入る問題等について、
恐らくは若い男性が中心であろうと私は推測しているが、
インターネット等で声が挙がるようになった今日にあっても、
特に年齢の高い人達は、性別に関わらず、
恐らくは旧来の「男らしさの規範」に起因するであろう性的偏見の支配下にあり、
私のような活動に対しては、それを否定、或いは抑圧する障壁として登場する。
もしも国が味方となれば、LGBT擁護のように活動は進展するだろうが、
国の上層部そのものが、旧来のジェンダーバイアスの支配下にあり、
私のような男性の味方にはなってくれないのである。
それは、公的機関に支援を求めても、
例えて言えば、「人権侵犯事実不明確」程度の結論しか出ないことに、
よく現れている。

(続く)


posted by 翠流 at 02:39| Comment(3) | トイレの男性差別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月06日

男性にも専用トイレを ・・・【医療機関:その3】

二つの大腸内視鏡クリニックに男性専用トイレの設置を求めて ・・・ (No.3)

今回取り上げた二つのクリニックを、それぞれ、A、Bとする。
Aは、私の自宅からは遠方であるが、
全国でも有名なクリニックで、医師の数は多く、広範囲から患者が集まる。
Bは、私の居住県にあり、私が転院先として考えたクリニックで、
院長は、国立癌センター出身である。
今までの経過を簡単に記せば、
私が、13年間、患者として検査を受けてきたクリニックAが、
検査用トイレに、女性限定の配慮を持ち込んだために、
その改善がなされない場合の転院先としてクリニックBにアクセスしたところ、
BにはA以上の女性限定配慮があった、
という状況なのである。

Aに対しては、後日、詳細を記すが、
既に、直接交渉と、複数の公的機関を通じた改善要望も行なったが、効果はなく、
例えば、医療安全課相談窓口を通した私の要望も拒否したAは、
その理由を聞いた私に、
「今の日本は女性優遇の方向で動いている。だからうちのクリニックも女性優遇にした。」などと、平然と答える始末で、
医療に携わる人間さえもが、そのような発言を平然と為す今の日本の状況に、
私は、大変強いショックを受けているのである。

転院先として考えたクリニックBの場合も、
詳細は後述するが、Aの場合とほぼ同様の状況があって、
改善要望は全く功を奏さず、
一か月ほど前に、残された一つの部局、法務局人権擁護課に、
社会的背景も含めた詳述文書を送り、
人権侵犯被害申告をしたところなのである。

申告に対する公的機関の対応については、
ブログを立ち上げて、まだ日の浅い頃、
法務局(法務省)の結論が、
「人権侵犯事実不明確」を超えないという、私の記事を受ける形で、
某氏から、「公的機関はその程度のものだ」というコメントをいただいており、
確かに私はそのような経験をしてきたのであって、
潜在化している「声」の顕在化という申告の意味が、仮にあったとしても、
結論が「人権侵犯事実不明確」を超えなければ、実効性はないのである。

だからもう一歩踏み込んだ活動をと、私も思うのではあるが、
率直に言えば既述の如く、
勝てるはずのないであろう理不尽な名誉棄損の法廷闘争ともなれば、
財力のない私は破産して、人生も終わりかなどと迷いつつ、
今後の道しるべを探すべく、相談相手の弁護士を探すのであるが、
これがまた既述の如く、いまだ、見つからない状況が現在なのであって、
それもまた、今の日本を支配するジェンダーバイアスの結果かなどと、
失望と、日本の社会の理不尽に、煩悶の日々なのである。

他力本願のスタンスで言えば、
男性の人権を守ろうとする声を取り込むナショナルセンターのような組織が、
今の日本にあればと思うが、
そのような組織は存在しないし、
今つくろうとしても、
勿論私の非力さも含めてであるが、とても無理だろうと私は思う。
以前、「男性差別を許さない市民の会」という団体があって、
私も一時期、期待を寄せたことがあったが、
今はもう、活動はできていないようなのである。
もしも私の思いを受け止めてくれる政党があればと、
政策上の表現を頼りに、実は2件、アクセスをしたのであるが、
1件は、話にならない男が電話に出たので、こちらから切らせていただき、
もう1件は、今もまだ、希望を抱いているのであるが、
それもまた、叶えられることなく終わるような気がするのである。

・・・・・・・・・・・・・・
今回は以上。
次回からは、クリニックAの件について、
具体的な報告を始める。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


posted by 翠流 at 00:49| Comment(7) | トイレの男性差別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月14日

男性にも専用トイレを ・・・【医療機関:その4】

大腸内視鏡クリニック【A】への取組み ・・・ (No.1)

【記事−@】:はじめに

本題に入る前に、関連事項として記しておきたいことが幾つかある。

◆-1 私には、以前、大腸ポリープのできやすかった時期があり、合計10個程度ではあるが、鉗子によると思われる切除を受けている。そのほとんどは良性であったが、1度だけ、5段階指標の3と診断されたことがあり、早期の再検査を行った。これは、クリニック【A】受診以前である。

◆-2 一方、私は、大腸内視鏡挿入困難と診断されており、名医を求めてクリニック【A】にたどり着いている。【A】の初診は12年前(2008年)。今回の検査は昨年(2019年)3月。その前の検査は2016年3月。今回(昨年)の検査結果はS状結腸に2mm程度のポリープが1つで、「消える可能性もあるから放置して2年後に検査」と指示されている。従って私は、来年の3月頃に再検査を受けるはずの患者である。

◆-3 クリニック【A】は、大腸内視鏡検査の前処置フロア(下剤服用)と検査フロアが分かれている。前処置フロアには多数の患者が集まり、漸次入れ替わる。私は、今回はホテルで下剤を服用したため、前処置フロアを通らずに検査フロアに行った。

◆-4 前回の検査日(2016年3月)に、検査結果の説明を担当したJ医師と私の間で交わされた会話が、記事「健康支援の性差」(2016年09月21日)の後半に記されている。文中の「ある人」がJ医師である。その会話が私のカルテに記されていることを、私は後述(◆-8)のような経過で知るが、それが、私に対する人物評価・処遇と関わる可能性を感じるので、ここに記しておく。私は、J医師との会話の中で、大腸癌死亡について当時全国に拡散していた男女差の表現、「大腸癌死亡は、女性で1位、男性で3位。」について、それが死亡の実態(死亡数は女性より男性の方が多い)と乖離している旨を指摘した。この件の詳細は、記事「健康支援の性差」の後半に記してある。

【記事ーA】:取り組みの概括的経過と現状

◆-5 今回の検査時(2019年3月)のトイレの状況を記す。前述のように、私は前処置フロアを通らずに検査フロアに行き、検査フロアの、検査用トイレを使用している。このため、ここでは検査フロアの状況から記す。前処置フロアの検査用トイレについては、後日、クリニックの事務長にその状況を確認しており、問題は検査フロアと同質であるが、具体的な状況は後述する。

◆-6 検査フロアの検査用トイレは、通路に沿って9個の個室が並んでおり、2008年の初診から2016年の検査まではドアに性別表示プレートがなく、すべて男女共用であった。ところが今回の検査時(2019年)には、2室に女性専用の表示プレート、残りの7室に男女共用の表示プレートが貼ってあり、男性には専用トイレが設定されていなかった。つまり、クリニック【A】は、排泄時のプライバシーについて、女性に対しては配慮を向上させたが、男性に対しては、同等の配慮はしなかったのである。排泄に関わる羞恥の問題については、いずれ、特にクリニック【B】への取り組みの中で詳述する機会があるが、私のような感受性の男性にとっては、この、クリニック【A】の処遇は、精神的に非常にきつい。それは、男性に対するジェンダーハラスメントである。検査フロアのトイレの状況については、私は繰り返し検査を受けているから経験的によくわかっているが、ここのトイレは常に複数個が空いており、私は毎回、個室を選んで使用することができたのである。従って、私がクリニック【A】に要望してきた事項、具体的には、「女性だけに専用トイレを与えるのではなく、現在男女共用となっている7室のうち、2室を男性専用にする」ことには、検査の前処置上、全く問題がないと判断されるし、併せて患者数の男女差に言及すれば、既に事務長に確認済みであるが、クリニック【A】の患者は、女性より男性の方が多いのである。また、必要経費についても、プレートの付け替えだけで済む話しなのである。

◆-7 上記のような要望について、私は、クリニック【A】への直接交渉を含め、次の4通りの道筋で取り組んできたが、院長は私の要望を拒否し続け、改善は今も皆無である。

 (1) クリニック【A】への直接の要望

   ・窓口は一本化されており、事務長が、院長の代弁者として私に対応している。他
   の職員との会話は、私が望んでも拒否される。トイレの女性限定配慮の理由を聞い
   たところ、最初は次のような回答であった。

      「女性専用トイレは、女性からの要望が多かったから設置した。男性専用ト
      イレは、あなたの要望だけでは設置しない。今後、他の男性患者から要望が
      出てくれば、その段階で検討の対象とする。」

   ・しかしこの回答は、医療安全課相談窓口を通じた申告(下記(3))の過程で、次
   のように変化する。

      「今の日本の社会は女性優遇の方向で動いている。だからうちのクリニック
      も女性優遇にした。」

 (2) クリニック所在地(K市)の男女共同参画センターが行っている「性別による差別
  等の相談」への申告。

   ・申告書類は送付したが、私の居住地がK市ではないという理由によって、相談の
   対象から外されてしまった。

 (3) K市 医療安全課 相談窓口への申告
 
   ・ 医療安全課は私の要望をクリニック【A】に伝えてくれたが、後日、私が【A】
   の事務長に確認の電話を入れたところ、「確かに要望は聞いたが、受け入れること
   はできない」と言われた。私が改めて理由を聞くと、「今の日本の社会は女性優遇
   の方向で動いている。だからうちのクリニックも女性優遇にした」という返答が返
   ってきた。ひどい話しである。

 (4) K市地方法務局人権擁護課への人権侵犯被害申告

   ・昨年の4月4日に被害申告をしたが、8月中旬に「人権侵犯事実不明確」の結論
   が出てしまった。この件について、クリニック【A】の認識を確認するために改め
   て電話を入れ、事務長に、男性専用トイレ設置について意向を聞くと、「ダメだ」
   と強く拒否されてしまった。

 【A】については、以上のような状態で現在に至っている。私は今も、クリニック【A】の患者であるが、このままの状態で、来年3月の検査など、受けるはずはない。

(続く)


posted by 翠流 at 00:22| Comment(10) | トイレの男性差別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月24日

男性にも専用トイレを ・・・ 【医療機関:その5】

大腸内視鏡クリニック【A】への取組み ・・・ (No.2)

【記事ーB】:経過と取組みの詳細ーT・・・・・ 診察・事前検査:2019年1月10日(木)

◆-8 私は受付を済ませ、診察を待つ間に、今まで渡されたことのない説明書を渡された。内容は、「自宅での下剤服用を希望する場合は申し出るように」であった。私は以前、ホテルでの下剤服用を希望したことがあったが、断わられ、前処置フロアで服用してきた。今回はこの説明書が渡されたため、医師に改めて申し出たところ、了解された。この時、私の診察を担当したのはL医師。

◆-9 診察後、検査日の予約と説明を担当の女性Mから受けたが、私は、彼女から、私の検査を担当するのがJ医師(◆-4参照)であると聞かされ、動揺した。私はこの時、3年前のJ医師との会話の内容を話題にしたが、それが私のカルテに記されていると彼女から聞かされ、動揺は一層強くなった。私が彼女に、他の医師ならば誰になるかと聞くと、N医師とP医師の名前が挙がった。私は変更を申し入れ、最終的に、J医師が患者の検査も担当しない3月16日(土)に予約を取った。私の担当はP医師となった。

◆-10 この検査説明の後、尿検査と血液検査があったが、私は上記の動揺を引きずり、尿検査で、あり得ないような失敗をしている。私は、検尿カップを持って採尿室に入ったが、カップを脇の台の上に置いたまま、検査のことを忘れ、排尿して水を流し、カップを置いたまま待合室に戻り、椅子に座り、尿検査担当の女性職員が私に声をかけるまで、尿を採らなかった自分のミスに気づかなかった。

【記事ーC】:経過と取組みの詳細ーU・・・・・ 内視鏡検査日:2019年3月16日(土)

◆-11 私は、一般診察用待合室で指示を受け、更衣の後、前処置フロアを通らずに検査フロアに行き、◆-5・6に記した検査用トイレの変化に気づいた。私はこの件について、用を足した後、すぐにナースセンターへ行き、看護師長を呼んで、男性専用トイレをつくって欲しい旨を伝えたが、彼女は、「権限は院長と事務長にあるので私には何もできない」と、固い表情で言った。彼女の態度は、盲目的従順、というより、むしろ、上命下達の、強い管理体制の証しのように感じられた。それは、後日、事務長から、窓口一本化を強調され、一層強い印象となる。医療の現場であれば、看護職の見解や判断が、医師の認識に影響を与えることは、むしろ、あり得たほうが良いのではないかと私は思うが、今回の件については、その可能性は片鱗もない。なお私は、この時、看護師長のネームプレートを見たが、その名前を失念し、後日、3月18日 (月) に電話で問い合わせをした時、「Q」と聞かされている。この名前と、失念していた私の朧な記憶との間に違和感はなく、嘘はつかれていないと思う。しかし、次に記すもう一人の看護師Rの、失念した名前については、3月30日(土)に問合せをしているが、電話口での会話が不分明となり、彼女の正しい名前は未だにわからない。この件については、次回の記事に改めて記す。

◆-12 看護師長との会話の後、私は、別の看護師Rから体重や血圧の測定を受けた。この時私は、彼女にも男性専用トイレを作って欲しい旨を伝えたが、彼女は私に、「1つくらいなら・・・」と、揶揄するような語調で言った。この時、私は、やはり彼女のネームプレートを見たが、その名前を失念した。この件に関わっては、上述の件で、次回の記事に 詳述する。血圧の測定を受けながら、私は、自分の様々な思いを看護師に伝えたいと思い、Rに話し始めたが、検査を控えた業務の途中であり、私の方から、「時間がかかると支障があるから」と言って話しを途中で切った。ところが、彼女や前述の看護師長と私の会話について、後日、私は、事務長から冤罪的な攻撃発言を受けている。この件も、次回詳述する。

◆-13 検査終了後、私は、検査着のズボンの汚れが気になり、更衣室に入る前に、前処置フロアの検査用トイレで着替えをしたいと思い、新しい検査着ズボンを持って、前処置フロアに行った。土曜であったせいか、部屋には、患者はもう誰もおらず、室担当と思われる女性(看護師?)が2人いただけであった。私は2人の許可を得て部屋を横切り、検査用トイレに入り、汚れたズボンをサニタリーボックスに入れ、新しいズボンを穿いて、更衣室に向かった。この時、使用した個室トイレを含め、数個の個室ドアに、男女共用のプレートが貼ってあるのを確認したが、この前処置フロアーの、検査用トイレ全体の状況は確認していない。全体状況は、後日、事務長に確認している。この件は後述する。

◆-14 更衣の後、この日の検査結果の説明を担当したのは、検査を担当したP医師。診断は「S状結腸に2mm程度のポリープが1つ」で、「消える可能性もあるから放置して2年後に再検査」と指示された。

(続く)


posted by 翠流 at 02:23| Comment(0) | トイレの男性差別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月01日

男性にも専用トイレを ・・・ 【医療機関:その6】

大腸内視鏡クリニック【A】への取組み ・・・ (No.3)

【記事ーD】:経過と取組みの詳細ーV ・・・・・ 2019年3月18日(月)〜3月30日(土)

◆-15 3月18日(月):検査の翌々日である。トイレに関する要望を伝えるためにクリニックAに電話をした。初めに看護師長の名前Qを確認し、再び彼女と話しをしたが、彼女のスタンスは◆-11と変わることがなかった。続いて、事務長が電話に出た。会話内容は次の通り。

 (私)なぜ、女性だけに専用トイレを作ったのか。
 (事務長)女性から要望が多かったからだ。男性から要望は出ていない。
 (私)3年前は9室全てが男女兼用であった。女性専用トイレを作ったのはいつか。
 (事務長)1年ほど前。
 (私)女性と同様に、男性にも専用トイレを2つ作ってもらいたい。この件について、
   院長に会って、直接話しをしたい。
 (事務長)院長に会うことはできない。要望は院長に伝える。今週中は難しい。
   来週あたりに、こちらから結果を電話する。

  ※ なお、この日か、後述の3月27日(水)のどちらかと思われるが、私は事務長に、
   患者は男女どちらが多いかを聞き、「日によって男女比は変わるが、全体としては
   男性の方が多い」という回答を得ている。

◆-16 同日、クリニックAへの啓発的発言を求めて、日本看護協会に電話を入れた。しかし、「啓発・指導の権限はない。厚労省か保健所に問合せをしてほしい」とのことであった。私の記録に「厚労省は国立病院のみ」というメモがある。続いて、A所在地の保健所に電話を入れ、医療安全相談窓口の存在と電話番号を聞いた。電話を入れると、「クリニックに伝えてもらいたいことがあれば、要望に沿うことはできる」とのこと。他に「市民の声」の存在も聞いたが、会話によるフィードバックはなく、伝わる部署は同じであろうと判断し、利用していない。

◆-17 3月20日(水):国民生活センターに電話を入れた。受けた女性によれば、私がクリニックAに手紙を書く場合、それを国民生活センター相談員のメールアドレスに送信し、読ませてもらえれば、Aに電話をして「読んでください」と言うことはできる、とのことであった。

◆-18 3月27日(水):クリニックAの事務長から電話が入った。会話内容を記す。

 (事務長)あなたの要望に応えることはできない。今後、うちの男性患者から男性専用
   トイレ設置の希望が出れば、その段階で検討の対象とする。今はその予定はない。
 (私)男性患者の私が希望している。
 (事務長)あなただけではダメだ。
 (私)私の経験からすれば、検査用トイレは常に複数空いており、2つを男性専用にし
   ても支障はないでしょう。
 (事務長)設置する予定はない。
 (私)なぜ女性だけに配慮するのか。
 (事務長)女性は弱い立場にある(注1)
     (注1)私は、男性の人権擁護に関わる活動を始めて9年余りになるが、この
       種の問題の場合、今の日本では、女性はどこへ行っても手厚く配慮される
       存在であるから、むしろ「強い立場」なのであって、男性は逆に、どこへ
       行っても脆弱な配慮しかなされない存在であるから「弱い立場」なのであ
       る。実際、今回の私の要望ような、実現が十分可能な事象(◆-6参照)
       であっても、私は既に10か月の間、被差別のストレスを毎日感じながら、
       合法の手段は他にないかと自分の能力の限界まで探し歩き、働きかけ、し
       かし未だに何の解決もなく、今後の道の踏み出し方によっては、名誉棄損
       の扱いを受け、裁判に負け、財力のない私は、現実問題として殺される末
       路になるのではないかと、怯えなければならない状況があることを考えれ
       ば、男性が強い立場であるなどという事務長の発言は、とんでもない倒錯
       の誤謬だと思うのである。
 (私)署名を集める。
 (事務長)うちの患者でなければ・・・・・。(注2)
     (注2)大腸内視鏡検査の患者は年齢の高い人が多い。「男はトイレのことな
       ど気にするものではない」「そういうことは女性のものだ」という性別役
       割意識の患者が、記事「男性にも専用トイレを・・・【医療機関:その2】」
       に記した2人の弁護G・Hの如く存在するだろう。加えて、署名の主導権
       をクリニックAが握れば、負けは見えていると思う。負ければ、次に打つ
       手はないだろう。
       (以下、2020年7月加筆)私は、このような認識に立って、院外の(イン
       ターネット上の)署名を考えていたが、以後、新型コロナ問題等に国民の
       意識は傾斜し、厚労省に問合せの電話をしても職員は多忙である。署名サ
       イトに割り込んでも、成果は、一層期待できない状況になっている。
 (私):また電話をする、と言って、電話を切った。

◆-19 3月28日(木):クリニックAに電話。受付のSさんが出た。彼女は私に対して受容的だった。私が看護師Rと話したい旨を伝えると、彼女は「調べてこちらから電話しますよ」と言った。私は、この段階では、まだ、クリニックAの窓口一本化のスタンスを強く意識していない。私は看護師から院長への働きかけを期待していた。

◆-20 同日の夕刻、Sさんから電話があった。「今日の段階ではどの看護師かわからない。確認して明日にでもTELします。」とのこと。

◆-21 3月30日(土):連絡がないので、こちらからクリニックAに電話。Sさんが出るも、「少し待ってください」と言われ、彼女の声が不分明となる。後方で誰かと話している印象があり、Sさんが、Rの名前として事務長と同じ名前を、誰かに指示されたかのように私につぶやいた印象があった。Rの正しい名前は未だにわからない。声が聞こえなくなったので、私はいったん電話を切り、改めてかけ直した。電話に出たのは事務長であった。事務長は私に、次のように言った。彼との会話を記す。

 (事務長)看護師と話しをするのは困る。職員は、病院の決定に従って動いている。
 (私)それぞれの職員の立場からの意見を聞き、対応を考えるべきではないか。
 (事務長)(攻撃的な口調で)あなたは、看護師長(Q)とも看護師(R)とも30分以上
   話しただろう。(注3)
     (注3)私は、非常に心外であった。看護師長の態度は◆-11に記した如くで
       あるから、会話が長くなるはずはなく、◆-15の電話での会話も同様であ
       る。看護師Rとの会話は、検査直前の測定中のことであるから30分以上
       話すことなどあるはずはなく、◆-12に記したように、私から話を打ち切
       っている。
 (私)(上の事務長発言に対して)そんなことはない。看護師長とは、検査当日も電話
   でも3分以内だろう。看護師(R)とは10分程度と思う。私の方から、長時間にな
   るのを避けて、話しを打ち切った。
 (私)(続けて)しかし事務長とは長く話しましたよ。時間は測っていませんが、30
   分くらい話したかもしれませんね。
 (私)(更に続けて)私は、勤務時間中であることを常に配慮しながら電話をしている。
   受付のRさんにも気を使いながら話しをしている。
 (事務長)二人とも(看護師長と看護師R)、あなたのことを、こわいと言っている。
     (注4)これもまた心外であった。こわいかどうかは相手の感じ方であるから、
       私が言う領域ではない、という論法はあるだろうが、良識を逸脱した態度
       をとったつもりはない。
 (私)心外だ。そういう言い方をされると、大変ショックだ。
 (事務長)(私が会話中で「人権」という言葉を使ったため)
    人権の話しを持ち込まれても困る。
 (私)(電話の所要時間に関わって)迷惑なら勤務時間外に電話をする。
 (事務長)時間外に電話を受けることはない。
                       ・・・・・・・・・会話の主要部分は、以上。
次回は、公的機関への働きかけを中心に記す。


posted by 翠流 at 19:59| Comment(2) | トイレの男性差別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月23日

男性にも専用トイレを ・・・ 【医療機関:その7】

大腸内視鏡クリニック【A】への取組み ・・・ (No.4)

【記事ーE】:経過と取組みの詳細ーW ・・・・・ 2019年 4月1日 以降

◆-22 クリニックA所在市(K市)の男女共同参画部局へ

 K市の男女共同参画部局は、【記事−A】◆-7に記したように、「男女共同参画センター」で「性別による差別等の相談」を受付けている。私は、既述のように、市外在住を理由に対象から外されたため、相談対応の内実は分からないが、経験的な直観的判断に立てば、男性は、画一的に脆弱な配慮しかしていただけないような気がする。要するに「男なのだから・・・・・」という男性差別のスタンスである。しかし、人権擁護の体制がどうあるべきかという視点で発言すれば、このような相談システムは、自治体外の在住者を相談対象に含めることを含め、全国で早急に整備されるべきものと考える。男女共同参画運動は「男女の人権の尊重」「性別による差別の禁止」を謳うが、実際の市民生活には、それを謳った条文が実効性を持ち得ない性差別が多数存在し、日常であっても、災害対応の如き非日常であっても、「性別による差別等の相談」に該当する事項が多数存在し、特に近年は、今回の件を含め、男性が不当な我慢を強いられる事例が増え続けている。

 上述のように、私は、K市在住ではないという理由によって「性別による差別等の相談」から外されたが、その根拠は、K市役所のTさんの言によれば、市税の納税者ではないことや選挙への非関与等にあるらしく、条文としては、K市男女共同参画条例中に「市民が対象者である」旨が記されている。しかし、この件については、やはりTさんから次のような意味の発言を聞いており、これを足掛かりとして、もう少し踏み込めないかと、今も心に燻る思いがある。

 【Tさんの発言内容】
   条文には、対象は「市民」であると記されているが(属地主義)、行政サービスとして、
  それを超える対応はあってもよいのではないか、という考え方はある(条文としては、ない)。
  市外在住者をどこまで相談対象にするかは、各所管課の解釈、運用による。

 なお、上述の「性別による差別等の相談」は、月に1回、申告のあった事項について対応を協議している、とのことであるが、私は、K市に隣接するU市の某法律事務所に、以前(10年ほど前?)この委員会のメンバーであった弁護士Vが在籍していることをネットで知り、彼とは2回相談の機会を得たが、彼からは、「両性の平等」とはむしろ異質な、消費の世界での女性優遇戦略を肯定的に捉え、同時に、クリニックA・B両者の女性限定配慮を是認するスタンスが感じられた。私は彼に、事実経過と、私の主訴を含むクリニックB院長との交換メール(【注1】いずれこの連載記事中に掲載する)等を、A4版の用紙9枚に記して、2回目の相談の前に郵送したが、彼は、恐らくは、それを読まなかったのではなくて、読んで、しかし私の主訴を、意識的に捨象したのではないかと思う。それが、2回の相談で、彼から感じ取った、彼のスタンスである。

 関連して追記するが、彼は、初回の面談の時、次のような意味の発言をしたと認識している。私は社会科学には疎いから、聞き取る能力は脆弱であるが、言葉の記憶を辿れば、彼の発言は、次のようになると思う。

   「今の日本の法体系、法解釈は、中世ヨーロッパ、モーツアルトの時代、18世紀の頃の
  資本主義社会と、ほとんど変わっていない。労働運動によって上げ底はあったが、『私人
  活動は自由、国は手足を縛らない』というスタンスは変わることなく、最大の経済効果を
  あげようとしている。」

 最大の経済効果・・・? そう言われると、消費の世界で拡大を続ける女性優遇戦略が、明らかな男性差別であるにも関わらず放置されている理由が、見えてくるような気がする。要するに、財界人であるにしろ政治家であるにしろ、社会の上層に位置する勝ち組の男たちは、心の中では、女性優遇戦略は男女平等に反すると当然の如く気付きながらも、経済効果を最優先させ、男性差別を、黙認、是認、或いは推進しているのではないかと。そして、今回の連載記事で問題としている医療機関であれば、恐らくはこのような、日本社会での女性優遇、女性専用化の進行を巧みに利用しつつ、女性優遇(集患者)戦略を展開しているのが、クリニックAやBではないかと感じるのである。関連して、クリニックAのホームページの、院長のページを見ると、彼は、医の倫理に生きる人間というよりも、集客を重視する事業家のように見える。では、クリニックBの院長はどうか? 彼は、今流行の言葉で言えば「イケメン」の男なのである。「イケメン」がホームページに顔を出し、女性優遇医院経営を貫徹している。加えて、やがて後述することになるが、彼は、その明晰な頭脳で、恐らくは全てを計算した上で、批判の矛先を巧みにかわし、或いは無視し、私設医療機関の院長の権限の椅子に座りながら、女性優遇医院経営を貫徹しているのである。

 ところで、今回の取組みをしつつ感じるのであるが、電話での短時間の接触の場合も含め、多くの弁護士は、根底に持つ主義主張とはまた別の要素として、既存の、一般的な法解釈、そして、今の社会を覆う支配的な価値観等を意識しつつ、自分が裁判等で勝てるかどうかを、強く忖度する人間のように感じる。私のような問題意識の相談者は、弁護士の主義主張という点で見れば、「男としてふさわしくない」というジェンダ―バイアスの呪縛によって淘汰されるが、同時に、日本の社会意識もまた同質のバイアスの呪縛下にあり、加えて、上述の弁護士Vの発言のような日本社会であれば勝算などあるはずもなく、従って、私のような男性の弁護を引き受けてくれる弁護士は、日本のどこかに仮にいたとしても、甚だ例外的な存在なのではないかと、思うのである。しかしもしも私自身に、財力と法学の専門知識があればもう一歩踏み込んで、という思いもあるが、既に言及の通り、私にはどちらもないのである。

 ところで、ついでに書いておくが、上述の弁護士Vは、2回会った印象と私への接し方から判断して、性的羞恥心は弱く、美意識の低い男性だと思う。しかし、べつにそれでも、私の思いを受け止めていただければよいのであるが、彼にその気配は全くなかった、2回目の面談が終わり、某弁護士会館を後にするとき、彼は私を避けながら、地下鉄の駅に向かって行った。

◆-23 公的機関への申告の主たるものには、他に、【記事−A】◆-7に記したように、「K市 医療安全課 相談窓口への申告」と、「K市地方法務局人権擁護課への人権侵犯被害申告」があるが、要点は◆-7に記した通りであるから、それをそのまま下に転記する。「人権侵犯被害申告」については、一抹の期待があるからこその申告なのであるが、残念ながら、予測通りの「人権侵犯事実不明確」で終わってしまった。「不明確」の結論には実効性などない。法務局(法務省)は、この種の問題については、少なくとも男性に対しては手厚い支援をしないと思う。法務局の某職員は女性でも同じだと言ったが、その言葉を信用できない社会状況がある。

   ※ K市保健所 医療安全課 相談窓口への申告 ・・・・・・・・・・・ ◆-7の(3)
 
     医療安全課は、私の要望をクリニック【A】に伝えてくれたが、後日、私が【A】
    の事務長に確認の電話を入れたところ、「確かに要望は聞いたが、受け入れることは
    できない」と言われた。私が改めて理由を聞くと、「今の日本の社会は女性優遇の方
    向で動いている。だからうちのクリニックも女性優遇にした」という返答が 返って
    きた。ひどい話しである。

   ※ K市地方法務局人権擁護課への人権侵犯被害申告 ・・・・・ ◆-7の(4)

     昨年の4月4日に被害申告をしたが、8月中旬に「人権侵犯事実不明確」の結論が
    出てしまった。この件について、クリニック【A】の認識を確認するために電話を入
    れ、改めて事務長に男性専用トイレ設置について意向を聞くと、「ダメだ」と強く拒
    否されてしまった。

◆-24 私は、クリニックAへの要望が実現しない場合を考え、昨年の5月に、私のような「内視鏡挿入困難」の患者に対しても安全な検査が可能と思われる医師を探し、私の居住県の、比較的新しい医療機関、院長が国立がんセンター出身であるという、クリニックBにアクセスした。ところがここには、クリニックAを上回る女性優遇配慮があったのである。次回からは、この、クリニックBを巡る記事を掲載する。


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2020年03月03日

男性にも専用トイレを ・・・ 【医療機関:その8】

大腸内視鏡クリニック【B】への取組み ・・・ (No.1)

【記事ーB@】:転院先を探して

■-1 昨年の4月、K市医療安全相談窓口を通した要望をクリニックAに断られ(4月25日)、 男女共同参画への相談は市外在住を理由に対象から外された頃(5月6日)から、私は、Aへの要望が叶わない場合の転院先を考えるようになり、私の居住県に開業している比較的新しいクリニックBに、問合せの電話をした(5月20日)。Bの院長は国立がんセンター出身であるため、私のような内視鏡挿入困難の患者であっても、検査の危険性は小さいのではないかと考えたのである。ところがこの日の電話で、私は、受付の(a)さんから、BにはAと同様の女性限定配慮があることを聞かされ、たいへんショックを受けた。クリニックBはAに比すれば小さく、検査用トイレは二つで、どちらも男女共用なのであるが、一般患者用のトイレが、女性専用と男女共用だったのである。併せて、この日の段階ではまだHP上の語句だけで、実施不確定とのことであった女性専用検査日が、間もなく、HPの修正と共に、暦に印を入れた確定の女性専用検査日となったのである。

■-2 Bがそのような状況ならば、別の医療機関を探したらどうかと思われる方がいるかもしれないが、もしもそれで済むのなら、私は、ブログにこの記事など書いてはいない。トイレは排泄の場であり、排泄は羞恥と屈辱の行為、つまりは人間の尊厳に関わる行為なのである。排泄に関わる男性差別が社会に存在する理不尽を許せない。しかもBは、倫理を貫くべきはずの医療機関なのである。なぜ男性に不当な我慢を強いるのか。私は(a)さんの説明に強いショックを受け、彼女に自分の思いを喋ることとなった。私の話しは、たぶん彼女のキャパを超え、彼女は、「小さいクリニックなので施設にも限界があって」などと、誰かに指導されていたかのような、対話にならない返答をくり返し、結局は「院長へのメールで・・・・・」とつぶやくのであった。

■-3 私は、クリニックAへの取組みを続けながら、クリニックBの院長に対して、やや長文のメールを書くこととなった。このメールを送信したのは7月17日。しかしB院長からの返信メールは、その冒頭を、彼があたかも倫理的であるかの如く取り繕いつつ、しかし私の要望を完全に無視した1通のみで、以後、既に半年以上経過した今日に至るまで、彼は私の要望を、完全に無視し続けている。要望に対する返信がないのである。彼は私と、人間としての対話をしない。この間、私は、クリニックBに対しては、その見学を含め、Aと同様の取組みを、県の医療安全相談センター、県の男女共同参画部局、B所在のW市保健所への申告、そして、X市地方法務局人権擁護課への人権侵犯被害申告と続けたが、その詳細は、長文となった「人権侵犯被害申告書類」に記されている。次回からは、その「人権侵犯被害申告書類」を、何回かに分けて掲載する。


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2020年03月10日

男性にも専用トイレを ・・・ 【医療機関:その9】

大腸内視鏡クリニック【B】への取組み ・・・ (No.2)

【記事ーBA】:クリニックBに対する人権侵犯被害申告

■-4 誤解のないように、あらかじめ申し上げておくが、人権侵犯被害申告をする場合、基本的には、以下に掲載するような書類を作る必要はない。口頭申告のつもりで法務局に行けばよいのである。私の経験範囲内でのことではあるが、作成書類は、申告当日の簡易書類。聞き取りと記録は人権擁護課の職員がする。

■-5 クリニックBに関する人権侵犯被害申告書類が、これから何回かに分けて掲載するような長文(A4版14枚)になったのは、やや複雑な経過と、私の主訴をできるだけ正確に伝えたいという思いがあったこと、そして、今回の問題と関係の深い社会事象を具体的に取上げ、社会に拡散している情報の誤謬を指摘しつつ、私の認識、スタンスを伝える必要があると感じたからである。

■-6 しかし、今回の申告(2019年11月24日)は、クリニックAの場合とは異なり、私がまだクリニックBの患者になっていないため、当初から、「調査不開始」、つまりは「門前払い」の扱いになる予感があった。そしてそれは、申告から2か月余りの後に、現実のものとなってしまう(2020年1月21日)。しかし、この被害申告書類は、クリニックBと私の関係を把握するには、有用な文書となっている。

■-7 Bクリニックに対する人権侵犯被害申告書類は、以下の通りである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【記事ーBB】 人権侵犯被害申告書類 ・・・『その1』・・・ 14枚中の1〜2

                                 2019年11月24日
X地方法務局 人権擁護課 様
                                  ( 翠 流 )
 9月12日に、係長の(b)様に、電話でお話しをさせていただきましたように、私は、W市
に開業しているBクリニック院長の対応につきまして、人権侵犯被害申告をします。私が
Bクリニックへの受診を考えた背景には、県外(K市)の有名な大腸内視鏡専門施設(名
称は後記)からの、私の転院希望がありますが、その理由やB院長の対応等につきまして
は、漸次、文中に記させていただくとして、初めに、後記する【資料T】〜【資料Y】及
び【関連資料】について説明をさせていただきます。

 資料のうち、【資料T】〜【資料W】は、7月17日から7月31日までの間に、私とB院長
との間で交わされたメールのコピー、【資料X】は、私が、8月29日にBクリニックに見学
に出向いた時の記録を示します。また、【資料Y】には、【資料T】に記された「県外の大
腸内視鏡専門施設」と私との関係の説明、そして【関連資料】には、今回の被害申告と関
わりを持つと考えられる社会事象とその背景、不当性等について記しましたが、今回の人
権侵犯被害申告に関わる、私の主訴は、【資料T】に記されたBクリニックへの送信メール
をお読みいただければ、概ね、お察しいただけるのではないかと推測します。

 なお、【資料T】〜【資料W】と同じ内容の文書を、私は既に、8月7日付で、W市保
健所、県健康福祉部医務課、及び、県男女共同参画担当部局に送付し、Bクリニックへの
人権啓発的発言を希望してまいりましたが、いずれも、業務・権限の範囲外と指摘されて
おります。

 W市保健所につきましては、私の要望をクリニックに伝えることは可能とのことで、【資
料X】の末尾にも記しましたように、私の、Bクリニックに対する具体的な要望(計3件
:後記)と、それに対する、院長のメールによる具体的な返信を私が求めている旨を、9
月17日に、担当の(c)様からB院長に、直接電話で伝えていただきましたが、今日に至っ
ても、院長から私への返信はありません。B院長は、私の具体的な要望について「返信を
しない」という形で、私の要望を拒否しています。

 以上が経過の概要となりますが、私の、今までの人権侵犯被害申告の経験も踏まえ、貴
人権擁護課への率直な要望を申し上げれば、今回の件は、医療機関に於ける「排泄」の問
題と、「羞恥や屈辱を伴う大腸内視鏡検査」に関わる事項です。この件を検討されるにあ
たって、その、事象の特質を踏まえ、人間の尊厳への配慮を、宜しくお願い申し上げます。

 なお、県男女共同参画条例には次のような条文が記されておりますので申し添えます。

【○○県男女共同参画条例 第〇〇条】
 ・・・ 何人も、社会のあらゆる分野において、性別による差別的取扱いをしてはならない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(資料説明補足)・・・ 上文中の【資料T〜W】及び【関連資料】について、やや踏み込ん
         だ説明をここで補足したが、読みやすくするためにそれを分割して、
         次回以降の必要部分に転記する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■-8 今回は以上。次回は、人権侵犯被害申告書類の「14枚中の3〜7」を、『その2』として記す。内容は、私がBクリニックの院長に送信したメール、及び、それに対するB院長からの返信メール。


posted by 翠流 at 03:20| Comment(0) | トイレの男性差別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月13日

男性にも専用トイレを ・・・ 【医療機関:その10】

大腸内視鏡クリニック【B】への取組み ・・・ (No.3)

【記事ーBC】

■-9 今回は、私がX市地方法務局人権擁護課に提出した「Bクリニックに対する人権侵犯被害申告書類(2019年11月24日提出)」の、14枚中の3〜7を掲載する。内容は【資料T】〜【資料W】から成り立っている。読みやすくするために、まず、それぞれの資料の概要を記す。

【資料T】・・・7月17日(水)に、私がBクリニックに送信したメール。 このメールには、私がBクリニックへの受診を考え、問合せをするに至った身体的・精神的背景、及び、Bクリニックに対する【要望1】【要望2】が記されている。

【資料U】・・・Bクリニック院長から私への返信メール。7月18日(木)に受信。院長は、この返信メールの冒頭で、「当院では男性・女性関係なく個人個人に尊厳があると考えて対応しているつもりです。どちらかに優位にということはありません。」と発言しているが、彼の医院経営は、この表現と乖離しており、私が、Bクリニックの患者対応に見られる女性への優位性(優遇配慮)を指摘しつつ、送信メールに記した【要望1】【要望2】は完全に無視され、要望に対する回答は全く記されていない。B院長のこのスタンスは、今日まで全く変わっておらず。回答は皆無である。

【資料V】・・・院長からの返信メール(資料U)に記されていなかった回答を、改めて求めたメール。7月20日(土)に送信した。しかし返信はなかった。

【資料W】・・・【資料V】のメールに対する返信がないため、7月31日(水)に、再び回答を求めて送信したメール。しかし、これにも返信はなかった。

■-10 上記の資料から成る「人権侵犯被害申告書類(14枚中の3〜7)」を、以下に記す。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【記事ーBD】 人権侵犯被害申告書類 ・・・『その2』・・・ 14枚中の3〜7

【資料T】・・・ 私が、Bクリニックに送信したメール。(7月17日送信)

 Bクリニック 様

  小生、5月20日に、貴クリニックに問合せの電話をさせていただきましたが、改めて、
 直接、B先生に質問と要望をお伝えし、ご回答をいただきたく思い、メールを送信させ
 ていただくことに致しました。この問合せの背景には、私の貴クリニックへの転院希望
 と、先日の電話の折に、貴クリニックについて新しく知った事実に、精神的なショック
 を受けていることがあります。このメールは、やや長文となり、お手数をおかけいたし
 ますが、よろしくお願い申し上げます。 

  既に電話でお伝えしたことではありますが、私は、大腸内視鏡挿入困難と診断されて
 いる患者であり、県外の、ある内視鏡専門施設にお世話になって11年になります。この
 施設の名称は、以下に記します案件に未だ結論が出ていないため、現段階では申し上げ
 られませんが、疾病に関しましては、今年3月の私の検査結果は「S状結腸に2mm程
 度のポリープが一つ」で、「消える可能性もあるから放置して2年後に検査」と指示され
 ております。私は、内視鏡技術に関しましては、この施設を全面的に信頼しており、指
 示通り2年後の検査を希望しておりますが、実は今回の検査時に、検査フロアーの施設
 に、以下に記しますような、男性の人権を軽んじる変化を生じており、今後、もしもこ
 の件について、私の要望が受け入れられないことが確定すれば、私はこの施設に診断書
 (紹介状)の作成を求め、他の医療機関へ転院したいと考えております。

  これが、貴クリニックへの問合せの契機であり、貴クリニックを選んだのは、ホームぺ
 ージを拝見してB先生が国立癌センターのご出身と知ったからですが、上記施設からの
 転院希望の理由を詳述すれば、その施設が、人間の尊厳に関わる排泄の場としてのトイ
 レに、女性限定の優遇配慮を導入したからです。医療機関は、国公立であれ私立であれ、
 今の日本の、営利最優先の経営戦略を広く許容されてしまっている一般企業とは、本質
 的に異なる側面を持つと考えます。それは、人間の尊厳への配慮。「排泄」の問題であ
 るならば、羞恥や屈辱を回避するための配慮の義務であり、そこに属性等による格差を
 持ち込んではならないはずです。勿論、排泄や更衣の場には性被害の防止が必要です。
 しかしそれ以前の問題として、羞恥や屈辱をできるだけ回避し、人間の尊厳を守るため
 の配慮が、誰に対しても等しく為されなければならないはずです。排泄に関わる個人の
 感受性は、属性で決まるものではありません。男性にも感受性の強い人がいるのです。

  この件に関わって、今の日本の社会の中で、男女それぞれが背負わされている性別役
 割・性別観を鑑みれば、「多様性」という言葉が漸く社会に拡散するようになった現在
 であっても、男性に対しては、今もなお、過去から連なる「男らしさの規範」の呪縛が
 根強く存在し、排泄や更衣等について、男性への配慮が軽んじられる場面が、日本中至
 る所に存在します。そして、例えば私のように、その是正を求めて声を挙げる男性は、
 「男のくせに・・・」とか、「男は恥ずかしくても我慢をするべきだ・・・」というような論
 理によって、人格否定や揶揄や攻撃や無視の対象となる。しかしそれは「男性であるが
 故に与えられる不当な性的偏見に基づく人権侵犯」ではないでしょうか。なぜ男性は、
 男性であるという理由によって、羞恥や屈辱を我慢しなければならないのでしょうか?

  確かに男性の中にも羞恥心の弱い人はいます。しかし、繰り返しますが、男性の中に
 は羞恥心の強い人もいるのです。もしも具体的な事実を挙げる必要があるのならば、例
 えば、現在私が肛門疾患で通院している県内の或る病院の先生は、以前、●●新聞の記
 者との対談記事の中で、次のように仰っていました。記者が発した「女性は恥ずかしく
 て・・・」という、男性無視の問いかけに対する回答です。

    「私の病院を訪れる患者の性比は、男性と女性が、約11:9です。そして、
    若い患者の場合は、男性の方が恥ずかしがっているように見えます。」

  この「11:9」という比をどう見るかについて、見解は確定しないでしょう。しかし、
 羞恥や屈辱の故に、医者に行かない人は、男性の中にもたくさんいると思います。実際、
 私自身が、苦痛に耐えられなくなるまで、痔で受診することはなかったのです。

  排泄の問題も、大腸内視鏡検査も同じです。どちらも屈辱と羞恥を伴う事象です。踏
 み込んではっきり書きますが、私は、自分が排便をすることを、たとえ同性であっても
 知られたくはないし、大腸内視鏡検査を受けることも同様です。実際私は(独身ですが)
 この検査を受けていることを、親族や私の日常を取巻く人たちに話したことは唯の一度
 もありません。誰も知らないのです。知られたくないのです。知っているのは医療関係
 者と、人権絡みの支援を要請した公的機関と、やはり人権絡みで知り合った遠方の知人
 だけです。

  どういうことを申し上げたいかは、もう、お察しいただけたのではないかと思います。
 要するに、女性に対してプライバシーへの配慮をするのならば、男性に対しても同等の
 配慮をしてほしい、ということです。私はその医療機関で、繰り返し検査を受けていま
 すから、内視鏡フロアーのトイレの状況は良く存じ上げておりますが、2008年〜2016年
 の検査では、9室ある検査用トイレは全て男女共用で、トイレには常に余裕がありまし
 た。私は常に、複数空いている個室から、自分が排泄に使う個室を選ぶことができたの
 です。ところが今年3月の検査の時には、9室のうち2室が女性専用、残りの7室は全
 て男女共用となっており、男性専用トイレは設置されていなかったのです。前述の如く
 余裕のあるトイレですから、7室のうち2室を男性専用にすることには何の問題もなく、
 経費(プレートの付け替え)は微々たるものでしょう。しかも、この施設の患者は、院
 長に確認済みですが、女性より男性が多いのです。このような状況の中で、なぜ女性だ
 けに専用トイレを与え、男性には専用トイレを与えないのか。その理不尽を、私は放置
 するわけにはいかないのです。

  この件について私は、女性と同数の男性専用トイレの設置を求めて、直接交渉の他、
 二つの経路で声を挙げてきました。しかし、先方は全く受け入れません。奇妙な話です。
 直接交渉では、先方はこう言いました。「女性からの要望が多かったからだ。男性から
 の要望は、あなただけではダメだ。今後、うちの男性患者の中から要望が出てくれば、
 その段階で検討の対象とする」。ところが、この発言は、ある公的機関を通じた要望の
 結果、次のように変わります。「あなたの要望は、確かにその機関から聞いた。しかし
 受け入れることはできない。今の社会は女性優遇の方向で動いている。だから私たちの
 施設も女性優遇にしたのだ」と。羞恥や屈辱の回避に平等に配慮すべきはずの医療機関
 としては、凄まじい発言だと私は思っています。もう一つの公的機関への申告について
 は、今、対応がなされている途中です。前述の「未だ結論が出ていない」案件は、この
 対応を指しています。

  ここまでお読みいただければ、私がこのメールの冒頭に記しましたB先生への「質問
 と要望」や、「貴クリニックについて新しく知った事実」から受けた「精神的なショッ
 ク」も、その内容(後述)をお察しいただけることと思います。長文になりましたが、
 以上の精神的背景を踏まえ、B先生に、次のような要望を、送信させていただきます。
 返信、宜しくお願い申し上げます。

 【要望1】 「男性専用検査日」の設定について。
   5月20日に貴クリニックへ問合せの電話をいたしました折には、「女性専用検査日
  は、まだ設定されていない」と伺いました。しかし、更新されたホームページから、  「女性専用検査日」は既に設定されたと認識しております。しかし「男性専用検査日」
  はありません。この件につきましては、前述のような感受性を持つ男性の存在に配慮
  し、女性と同様に「男性専用検査日」を設定していただきたく、強く要望します。

 【要望2】 一般受診者用トイレについて。
   5月20日に電話を致しました折に、「検査用トイレは性別で分けていないが、一般
  受診者用トイレは、女性専用と男女共用に設定してある」と伺い、たいへんショック
  を受けています。理由は前述の通りです。
   この件につきましては、通常診察日の一般受診者用トイレは、「男女共用」を廃し、
  「女性専用」と「男性専用」に分けていただきたく、強く要望します。緊急時の対応
  につきましては、表示の補足等、種々の方法で可能のはずですし、性別の専用検査日
  であれば、プレートの架け替え等で対応できるはずです。重要なことは、男女別であ
  るという内実だけでなく、表示プレートによって、患者にどのようなメッセージが発
  せられるかです。メッセージが人の心の中に入り、人の心を変えるのです。「女性専
  用」と「男性専用」があるということは、「男女両方のプライバシーに配慮している」
  というメッセージです。そういう差別のないメッセージが、市民相互の、そして、医
  療機関と患者の、信頼関係の構築には必要ではないでしょうか。

   補足します。5月20日の電話対応から、貴クリニックの一般診療用トイレは2室し
  かないと判断し、【要望2】を上記のような内容とさせていただきました。しかし、
  理想的には、トイレは3種類必要と考えています。具体的には「男性用」「女性用」
  「多目的トイレ」です。トランスジェンダーの人への配慮は、「多目的トイレ」によ
  って可能です。

  以上、長文となりましたが、併せて、現在の日本の社会状況全体を考えれば、特に近
 年、市民生活の中で拡大を続ける女性への優遇配慮によって、一種の、女性の特権階級
 化のような現象が起こり、男女関係の歪みが増幅していると感じます。それに疑義を唱
 える男性は、インターネット上の匿名発言としては、既に顕在化するようになっていま
 すが、実生活の中では、前述の如き「男らしさの規範」の同調圧力によって、今もなお、
 「我慢すべき存在」として地下室に封印され、潜在化しつつ、怨念のような感情を増幅
 させていると感じます。そのような、危機とも言える状況を廃し、市民生活の中に、真
 の意味での信頼関係を構築するためにも、上記の要望へのご配慮、宜しくお願い申し上
 げます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【資料U】・・・ Bクリニック(院長)から私への返信メール。7月18日(木)に受信。

 (翠流)さま

  お問い合わせありがとうございます。
  内容についても拝読いたしました。
  通常はメールでのお返事は行っておりませんが、お気持ちを察し、お返事させていた
  だきます。

  当院では男性・女性関係なく個人個人に尊厳があると考えて対応しているつもりです。
  どちらかに優位にということはありません。
  トイレ等院内施設については、個人のクリニックであり、全ての希望に合わせること
  は金銭的にも無理があります。その点ご理解いただければ幸いです。

  通常時でも共用トイレを利用されるかたもいますので、もし当院で検査等をご希望い
  ただけるのであれば一度来院いただき中の具合を確認いただいてからで結構です。
  過去にも院内の様子を確認されてから検査を希望された方もいます。

  当院でできることには限界があることも知っておりますが、その中でできる限りの対
  応を行うようにスタッフにも伝えております。

  皆さんにとってより良い内視鏡検査であるようにと考えております。そのうえで検査
  精度を高め、早期発見・早期治療を目指しています。
  ぜひご検討いただきご希望の際にはお電話いただければ幸いです。
                                  Bクリニック
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【資料V】・・・ 7月20日(土)に、私がBクリニックに送信したメール。

  Bクリニック様

  ご多忙の中、返信、ご苦労様です。
  内容を拝読させていただきました。
  しかし何故か、私の【要望1】【要望2】に対する回答が、
  記されておりません。
  そこで、改めて、お願い申し上げます。
  私の【要望1】【要望2】に対する回答を、
  送信いただきたく、お願い申し上げます。
  なお、一件、おたずねいたしますが、
  そちらの「院内の様子を確認」するための申込電話番号は、
  ●●・・・・・・・・・・●でよろしいのでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【資料W】・・・ 7月31日(水)に、再び、回答を求めて送信したメール。

  B院長 様

   7月18日(木)に、そちらから返信メールをいただきましたが、私が、送信メール
  に記しました【要望1】【要望2】に対する回答が、記されておりませんでした。そ
  こで、7月20日(土)に、改めて ●●・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・● 宛に、下記のような
  メールを送信いたしましたが、未だに返信をいただいておりません。そこで、改めて、
  この「お問合わせフォーム」にて連絡させていただきます。下記の7月20日(土)送
  信メールの内容につきまして、返信を、宜しくお願い申し上げます。

  (7月20日(土)送信メール:略:上記の通り)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■-11 次回は、私がBクリニックに見学に出向いた時の記録、及び、【資料T】の補足説明を記す。
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2020年03月17日

男性にも専用トイレを ・・・ 【医療機関:その11】

大腸内視鏡クリニック【B】への取組み ・・・ (No.4)

■-12 昨年の8月29日に、クリニックBの見学に行った。今回は、その時の記録(資料X)と、前回掲載した「B院長への送信メール」(資料T)の補足説明(資料Y)を掲載する。

【記事ーBE】
  人権侵犯被害申告書類・・・『その3』・・・ 14枚中の8〜10

【資料X】・・・ 8月29日(木)。Bクリニック見学時の記録。

 私は、8/29(木)にBクリニックに電話を入れ、了解を取って見学に行った。対応したのは事務職員と看護師各1名。前者の名前は(d)、後者は(e)。ちなみに、窓口として私との対応を行ってきたのは(d)である。私は(d)さんに恨みはない。承服できないのは、恐らくは院長の権限の椅子に座ったままで、男性への配慮を軽んじ続けるB院長の姿勢である。それは、患者の尊厳に平等に配慮すべきはずの医療従事者のすることではないと考える。

 初めに待合室の一般診察用トイレを見た。右折廊下の突き当りに、表示のない閉まったドアがあり、その手前右側に男女共用表示のトイレが一つある。突き当りのドアには表示がないから、患者はそれを開けることはできないだろう。無断で開ければ罪になる。仮に中を知っていて、開けてよいと聞かされていても、中が後述の如きであるが故に、男性患者は、閉まっていれば開けることをためらうだろう。開けなければ男性患者は手も洗えない。案内した事務職員は、「このドアは普段は空いている。患者さんが閉めてくださったのだと思う」などと、理を正したくなるような発言をした。そのドアを開けると、右側に大きな鏡と洗面台があり、パウダーコーナーと言って遜色のないスペースとなっていた。そして正面には、女性専用トイレの表示がある。私は、3番目の要望の必要を感じ、事務職員に伝えた。

 【要望3】 廊下突き当りのドアに、「洗面所」という表示板をつけてほしい。(パウダ
   ールームなどと書かれたのでは、男性はとても中には入れない。手も洗えない。)

 私は職員立ち合いのもとに、トイレの中を見せてもらった。女性専用トイレは、男女共用トイレより広く、外からの採光もあり、明るく、花の飾り物もあった。

 患者は同じ経費を払うのに、なぜこのように男女で処遇が違うのか。なぜ女性だけに、このような、施設の優遇を提供するのか。社会はこういうことを「差別」と言うのではないのか?

 男女共用トイレについて、プライバシーへの配慮、羞恥への配慮という意味から、踏み込んで、はっきり書く。もしも個室の中で大便をした人が男性であったとして、彼は、自分の後でその個室に入った人が同性(男性)であっても嫌な思いをするだろう。では、それが異性(女性)であったら、彼はどういう思いをするかと、要するにそういう問題なのである。大便に限ったことではない。小用であってもドアの外に女性が立っていれば異質の緊張感が走るし、私は、例えば喫茶店で、共用トイレから女性が出てくれば、自分が使用したくても、しばらくはそのトイレには入らない。共用トイレとはそういう性質のものである。そういう特質への配慮があれば、院長は、男女共用トイレを男性専用にしたはずだろう。それとも院長は、男性に対しては、「おまえは男なのだから、我慢をするべきだ。」とでも言うのか、或いはまた、「男性は不満を感じても口には出さないだろう。いや出せないだろう。」とでも考えているのか?

 ところで、このような「女性専用+男女共用」のトイレは、医療機関での出現以前に、コンビニエンスストア等の消費の世界で拡大した事実があり、この件については、後記する【関連資料】の中で、その営業戦略としての本質や、排泄時間の性差の悪用あるいは誤用等について、詳しく触れた。必ず読んでほしいと思う。

 トイレの問題に限らず、今の日本の市民生活は、日常であろうが、災害対応の如き非日常であろうが、同様の女性優遇に溢れている。私は、この8年余りの人権絡みの活動の中で、それをつぶさに見てきた。そういう現実は、特に私のような感受性の男性にとっては、精神的に非常にきつい。「男はそのようなことを言うべきではない。言うのは男として恥ずかしいことだ。」というような、男性に耐えることを要求する規範意識が、社会の中に、今も、同調圧力として根強く存在し、男性に圧力をかける。しかしそれは、いわば「男らしさハラスメント」とでも呼ぶべき、ジェンダーハラスメントではないのか。男性の中に羞恥心の強い人はいないのか? 男性集団の中に羞恥心の多様性はないのか? 率直に言えば、男性の中には鈍感な人もいる。しかし逆に、既述の如く、鋭敏な感受性を持つ男性もいるのである(注1)。もしも仮に、そのような男性の割合が女性に比して少ないと仮定したとしても、それを根拠に男性に我慢を強いるとすれば、それは、次に述べるような、男性に対する「統計的差別」ではないのか。

  (注1)【資料T】の中の参照部分を、提出書類中の位置で明示した。この記事では
    位置が変わるので、具体的に記す。次の通り。・・・・・ 本文の「確かに男性の中に
    も羞恥心の弱い人はいます。しかし・・・」から、「・・・ やはり人権絡みで知り合った
    遠方の知人だけです。」まで。:行数にして、概ね16〜17行。

 「統計的差別」を、女性差別を例として記す。かつて女性は「結婚や出産等を機に退職する人が“多い”」という理由によって、「男性を優先的に採用する」という採用試験での差別を受けけてきた。それを「統計的差別」と呼ぶのだそうだ。だとすれば、今まで述べてきた「排泄」に関わる羞恥の問題についても、仮に、羞恥心の強い人は男性より女性に多いというデータがあったとしても、それを根拠に男性を冷遇すれば、それは多様性無視の「統計的差別」ではないのか。

 さらに踏み込んで、統計的データと現実との乖離について記す。渡辺恒夫が著した「脱男性の時代」からの引用文を下に記すが、男性の中には、「男らしく」あろうとするために、自らに圧力をかけ、自分の思いや感受性を否定し、問いに対して心と逆の回答をする人がいる。男らしさの規範が、心と回答を乖離させるのである。羞恥についても、恐らくは下記引用文と同様の心の動きをする男性が、男性集団の中にはいるだろう。

   [引用文]:私のインタヴューしたある銀行マンは、子どもの頃から、女の子はいい、
    男は損だ、という漠たる感情を抱いていた。そして、そんな風に感じるのは自分
    に男らしさが足りないからだと思い、学生時代を通じてスポーツに打ち込み、男
    らしくなろうとけんめいになったのだった。そんなときたまたま学園祭で前述の
    ような種類のアンケート(「今度生まれるとしたら男女どちらに生まれたいか」)
    を受け、ためらうことなく「また男に生まれたい」と答えたというのである。こ
    の種の世論調査が男性の本音を、まして男性の深層をけっして映し出さないこと
    は、このエピソードからしても明らかだろう。一般に男性は、「男は損」などと
    考えること自体、男らしくないことだと思っているのだから。

 話題を、Bクリニック見学時に戻す。私達は、続いて検査室側に移動した。電話で聞いていたように、検査用トイレ2室には性別表示がなく、共用である。案内の二人は廊下の角に私との会話の場所をとった。私は彼女たちとの会話の中で、「女性専用検査日があるのに男性専用検査日がない」ことについて、改めて疑義を呈したが、(d)氏が、興味深い発言ををした。彼女は(もちろんB院長の指導であろうが)「女性専用検査日であっても、男性患者から希望があれば拒否はしないんです」などと言ったのである。私はそんな質問や要望など全くしていないにもかかわらずである。その発言が、医師法の応召義務を念頭に置いた発言なのか否かは確認していないが、B院長は、巧みに、自分が男性にも配慮しているかの如く正当化する方向に議論の矛先を逸らし、私の批判を切り捨てようとしたと思う。そもそも私は、上述の如く、院長にそのような質問も要望もしていないし、「女性専用検査日」を設定することに反対などしていない。問題は「男性専用検査日がない」ことなのである。だから「男性専用検査日を設定して欲しい」と、メールにはっきり書き、何回も回答を求めてきたではないか。性別専用検査日はあったほうが良いのである。それがプライバシーへの配慮である。問題は「男性専用検査日がない」ことなのである。加えて書くが、そもそも「女性専用検査日」と銘打ってあれば、男性患者は希望などしないであろう。そういう男性心理もB院長は十分計算したうえで「希望があれば男性も拒否しない」などと、あたかも男性に配慮しているかの如く自己正当化の言葉を発して矛先を逸らし、肝心の「男性専用検査日の設定」については全く触れなかったのである。国立癌センター出身の、医師という、高い知的レベルと恐らくは技術も持ち、すべてを計算し尽くして院長の権限の椅子に座り、「初めに女性優遇の結論ありき」の医院経営を貫徹しようとするB院長。その、男性に対する差別性に、強い疑義、不信感を覚えるのである。

 話を元に戻す、私は二人に、その他いくつかの思いを伝え、計3点となった私の【要望】を、二人から改めて院長に伝え、その要望に対する具体的な回答を、院長から私に送信してほしい旨を伝えた。また、今回の件に関わる私の主訴は、7月17日に院長に送信したメール(資料T)に記されているゆえ、それを二人にも読んでほしいと伝えた。
 この件について私は、後日、9月12日にクリニックに電話を入れ、(d)氏から、「院長に伝えたこと」、及び、「(d)氏は私の送信メール(資料T)を読んだこと」を確認した。

 しかしそれでも、院長からの返信メールはなく、「14枚中の1」に記したように、私は、9月17日に、W市保健所の(c)さんからB院長に、電話で、私が返信メールを求めている旨を伝えていただいた。しかし、今日に至るまで、返信は全くない。


【資料Y】・・・ 【資料T】の補足説明。

 ★ 院長への送信メール(資料T)に記された「県外の内視鏡専門施設」は、K市の「A
  クリニック」。・・・(以下、Aクリニックの説明を補足した。ここでは省略する。)

 ★ 【資料T】に記したAクリニックのトイレの問題については、今まで、次の4通り
  の道筋で取り組んできたが、院長は、私の要望を拒否し続けている。

  @ Aクリニックへの直接の要望 ・・・・・ 窓口は一本化されており、事務長が、院長
   の代弁者として対応している。トイレの女性限定配慮の理由を聞いたところ、最初
   は次のような回答であった。・・・「女性専用トイレは、女性からのの要望が多かっ
   たから設置した。男性専用トイレは、あなたの要望だけでは設置しない。今後、他
   の男性患者から要望が出てくれば、その段階で検討の対象とする。」・・・・・ しかし
   この回答は、下記Bで、後述のように変化した。

  A K市男女共同参画センター:「性別による差別等の相談」への申告 ・・・・・私の居
   住地がK市ではないという理由によって、相談の対象から外されてしまった。

  B K市保健所 医療安全課 相談窓口への申告 ・・・・・ 医療安全課は、私の要望をA
   クリニックに伝えてくれたが、後日、私が事務長に確認の電話を入れたところ、「確
   かに要望は聞いたが、受け入れることはできない」と言われた。私が改めて理由を
   聞くと、「今の日本の社会は女性優遇の方向で動いている。だからうちのクリニッ
   クも女性優遇にした」などという返答が返ってきた。ひどい話しである。

  C K市地方法務局人権擁護課への人権侵犯被害申告 ・・・・・ 4月4日に被害申告を
   したが、8月中旬に「人権侵犯事実不明確」の結論が出てしまった。この件につい
   て、Aクリニックの認識を確認するために電話を入れ、改めて事務長に、男性専用
   トイレ設置について意向を聞くと、「ダメだ」と強く拒否されてしまった。

 ★ 資料Tに記されている「県内の或る病院の先生」は、W市の(g)病院の院長、(h)
  先生。該当記事は、●年●月●日の●●新聞「●・・・・・」に掲載されている。

■-13 今回は以上。次回は、【関連資料】を掲載する。この資料には、今回の人権侵犯被害申告と関わりを持つと考えられる社会事象とその背景、不当性等について、私の認識が記されている。


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2020年03月22日

男性にも専用トイレを ・・・ 【医療機関:その12】

大腸内視鏡クリニック【B】への取組み ・・・ (No.5)

■-14 今回は、人権侵犯被害申告書類中の、【関連資料】の前半を掲載する。既述のように、【関連資料】には、今回の被害申告と関わりを持つと考えられる社会事象、その背景、不当性等について、事実の提示や私の認識が記されており、6項目から成るが、今回はそのうちの、次の3項目を掲載する。なお、文中に、クリニックAと同じアルファベットで、A書店、著名人Aが登場するが、三者は無関係である。

 @ 軽視される、男性の羞恥心。
 A 女性優遇トイレ(女性専用+男女共用)の本質と、男性へのジェンダーハラスメント。
 B トイレ所要時間の性差(男女比)と、誤報の拡散(著名人AとNHKの誤り)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 【記事ーBF】
  人権侵犯被害申告書類・・・『その4』・・・ 14枚中の11〜13の前半

【関連資料】・・・・・ 今回の人権侵犯被害申告と関わりを持つと考えられる社会事象とその
        背景、不当性等について記す。

@ 軽視される、男性の羞恥心。

 ◇-1 男性に対しては、古くから、「男は羞恥心など持つものではない」というような
  性別観、或いは性別役割の強要があり、男性は、羞恥心を軽視、或いは無視されるこ
  とが非常に多い。それは、羞恥心の強い男性にとっては、強いストレスであって、ジ
  ェンダーハラスメントとして認識されるべきものと考える。羞恥は人間の尊厳に関わ
  る感覚、感情である。

 ◇-2 男性の中には、事実として羞恥心の弱い人も存在し、また、「男らしく」あろう
  として、意識的に羞恥心を捨て去ろうとする人もいる。このような状況と、上記の性
  別観の相乗作用によって、男性の羞恥心を軽んじる傾向が、是認或いは強化され、「男
  性の羞恥に配慮は不要である」というような不当な認識が、同調圧力として、今も社
  会に根強く存在している。

 ◇-3 上記のような、男性に対する性別観は、歴史をたどれば、恐らくは、戦前戦中
  の、戦争の道具としての男性教育の中で増幅させられたものであって、そのような教
  育が現在仮に存在しないとしても、社会には今も、その影響下でつくられた「男らし
  さの規範」が、根深く存在し、羞恥心の強い男性に対して、理不尽な圧力をかけ続け
  ている。

 ◇-4 近年の男女共同参画運動は、固定的性別役割からの解放を、目標の一つとして
  掲げていると認識しているが、上記のような社会的背景の中にあって、男性に対して
  は、日常であろうが、災害対応の如き非日常であろうが、各個人の個性とは無関係に、
  「羞恥への配慮不要の存在」「羞恥を我慢すべき存在」「女性への配慮を優先すべき存
  在」としての 固定的性別役割が、今も強要されることが非常に多く、男性の置かれ
  ている状況は改善されていない。

A 女性優遇トイレ(女性専用+男女共用)の本質と、男性へのジェンダーハラスメント。

 ◇-5 Bクリニックに見られるような「女性専用+男女共用」のトイレは、10数年前
  にコンビニエンスストアで出現し、喫茶店・ファミリーレストラン・居酒屋等で拡大
  した。その本質は、女性をターゲットとした優遇集客戦略であり、実際、私が、2012
  年の12月に、私の居住県の消費者センターを通じて、(j)コンビニエンスストアの本
  社に設定の理由を聞いたところ、次のような答えが返ってきた。当時はまだ、企業の
  ガードは低く、本音を語っていたと推察される。

    【(j)コンビニエンスストア本社の発言】
        ・・・・・ コンビニエンスストアは男性客が多いので、
          女性を集客するために、女性優遇トイレを作った。

 ◇-6 要するに、このタイプのトイレは、「女性には専用トイレがあるが、男性にはな
  い」「女性はトイレを二つ使えるが、男性は一つしか使えない」という設定によって、
  女性を上位に置く戦略である。そしてこのような戦略は、レディスデ―(メンズデー
  を作らないケース)と同様、女性の集客に一定の成果を収める。レディースデーがあ
  って、「メンズデーがない」ことが重要なのである。(その例は、記事「A書店 レデ
  ィースデー」で詳述したが)、私は、2014年4月に、私の居住県の某ショッピングモ
  ールにあるA書店の店舗の店長に会い、レディースデーの廃止かメンズデーの併設か
  のいずれかを求めて交渉したが断わられ、同店は今もレディースデーだけを行ってい
  る。店長によれば、東京の某店舗がレディースデーだけの実施で最初に成果を収め、
  彼はそれを継承し続けると言った。要するに企業にとって重要なのは営業利益であっ
  て、平等な人権尊重ではない。利益ために彼らは、女性を男性より上位に置く。そし
  て、性差別を禁じる法の条文はあっても、上記の如き女性優遇が、それに抵触すると
  いう法解釈が、今の日本には存在しないのである。このような状況下で、同様のレデ
  ィースデーは全国に拡大し、日本は、消費の世界での女性優遇(男性差別)を是認す
  る社会となってしまった。

 ◇-7 「女性専用+男女共用」というトイレの、男性に対するプライバシー軽視につい
  ては、【資料X】の中で具体的に記したが、その男性の不利益は、下記Bで詳述する
  ように、企業側が、このトイレの是非の議論に、トイレ所要時間の性差だけを戦略的
  に持ち込むことによって巧みに正当化され、男性のプライバシーへの配慮は、上記@
  に記した男性軽視の社会的背景と相まって、是非の議論から外されてしまった。

 ◇-8 このような、トイレ設置の問題について、種々の条件を鑑み、その在るべき姿
  に言及すれば、コンビニエンスストアでは、その狭い空間の中で、客の男女比は時間
  (時刻)と共に常に変動する。この時間的変動と、男女両方に対するプライバシーへ
  の配慮、そして所用時間の差、性犯罪の回避、等を全て考慮すれば、個室が2室の場
  合は、次のような設定が妥当と考える。

    ・両性のプライバシーへの配慮を最優先し、2つの個室それぞれを、男性専用ト
    イレ、女性専用トイレとする。緊急時への配慮を付加するためには、それぞれの
    専用プレートに加えて、「緊急時はどちらのトイレも使用可」であることを示す
    何らかの表示をつける。
    ・2室しかないトイレに、性的マイノリティー(トランスジェンダー)への配慮
    を加えるためには、2室両方を男女共用にする必要がある。女性専用+男女共用
    では、男性に対する配慮が欠落する。男性専用+男女共用では、女性に対する配
    慮が欠落する。2室両方を男女共用にした場合は、共用トイレを使うストレスを、
    全ての人が平等に味わうのである。

 ◇-9 「女性専用+男女共用」トイレを導入している企業は、今の日本の社会の女性
  優遇の風を受けながら、営利最優先の本音に女性への配慮というオブラートをかけ、
  このタイプのトイレを貫徹しようとする。また、男性の中には、女性への優遇配慮を、
  是認或いは推進するのが、男としての義務、価値、美学であるかのごとき認識の人物
  がいて、彼らは、羞恥心の強い男性には配慮しないし、私のような発言を排斥しよう
  とする。つまり、男性相互の人間関係の中に、羞恥心の強い男性に対する、男性差別
  が存在する。このような社会状況の中で、女性優遇トイレ貫徹のための様々な発言だ
  けでなく、中には、下記◇-11ののような、とんでもない「認識の誤謬」も登場し、
  こちら側も、逐一反論をせざるを得ない状況になっている。(この「認識の誤謬」に
  ついては、既に、別の記事「著名人AとNHKの誤り」として、詳細を記した。

B トイレ所要時間の性差(男女比)と、誤報の拡散(著名人AとNHKの誤り)。

 ◇-10 私は男女共同参画や防災の職員ではなかったが、2013年4月に内閣府で行われ
  た「男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針(案)」の意見交換会に参加さ
  せていただき、参加者の女性から、トイレ所要時間の男女比について、「女性:男性
  =5:3」という数値を得た。私はそれを事実として認識している。そこでこの数値
  を踏まえ、(私の基本的なスタンスは、既に◇-8に記した通りなのではあるが)、◇
  -9のような状況の中で議論に参与し、「女性専用+男女兼用」トイレを批判すれば、
  このトイレの場合の使用可能スペースの男女比は、女性:男性=(1+0.5):(0.5)
  =3:1=9:3となり、上記の「女性:男性=5:3」という数値から考えれば、
  男性は、かなりの不利益を被ることになる。

 ◇-11 著名人AとNHKの誤り ・・・・・・ AとNHKが、インターネットとテレビ番組
  で、トイレ所用時間の男女比について、とんでもない誤報、「女性:男性=3:1」
  を拡散させ、私は大変なショックを受けたことがある。要するに彼らは、災害対応に
  関わるスフィアプロジェクトの「スフィア基準」を誤読して拡散させたのである。「ス
  フィア基準」については、インターネットで、「スフィア・ハンドブック 2011年版(日
  本語版)」を検索し、これを読み進めると、記事途中のクリックで「日本語版」のダ
  ウンロードが可能。この「日本語版」の 101ページには次のように記されている。

    2.:公共の場所では、トイレは定期的に適切な方法で清掃、維持するシステムと
     ともに提供される。分類された被災集団のデータを利用して、女性用と男性用
     のトイレの個室数の比率が3:1となるように計画する。可能であれば、男性用
     小便器も設置する(「付記3:災害状況下での公共の場所および施設における最
     低トイレ数」参照)。

   つまり、「3:1」には男性用小便器が含まれていないのである。この引用文3行目
  の「可能であれば」は削除すべきだろう。東日本大震災であればあの3月の寒さの中
  で、西日本豪雨であればあの豪雨の中で、男性は避難所の外で小用をさせられるのか。
  「男ならばそのくらい耐えて当然だろう。耐えられなければ、あなたには男としての
  資格がない」とでも言うのか? 仮に外が安全な状況であったとしても、男性は、外
  のどこで小用をするのか。プライバシーの問題はどうするのか。避難所周辺の環境衛
  生はどうするのか?

   東日本大震災の直後、私は隣の県の某市に行くために車にガソリンを入れる必要が
  あった。しかし私の居住県でもガソリンが不足し、私は道路の車中で半日間待たされ
  たが、その間、付近に民家ばかりが立ち並ぶ場所で、小用に非常に困ったことがあっ
  た。私は、車を降りて周囲を走り回り、ある広い墓地の、周囲を囲む高いブロック塀
  の、人からは見えない場所にようやくたどり着いて、小用を足したのである。

 ◇-12 上記の、著名人AとNHKの誤りについて、私は、2018年9月17日付で、A氏
  に、認識の誤りを指摘するメールを送っている。その頃のインターネットには、彼と
  NHKの誤報を、そのまま引用したサイトがかなりあった。その数を確認したわけで
  はなかったが、指摘メール送信の後に、サイトの数が減った印象はあった。しかしそ
  の誤報は今もネット上に残っており、つい先日も有識者?と呼ばれるような人物が、
  吟味することなく、そのまま記事に引用していた。呆れた話しである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■-15 今回は以上。次回は【関連資料】の後半を記す。内容は次の3項目。

 C 女性(限定)専用車両と、女性専用化社会・女性優遇社会の拡大。
 D 女性優遇・女性専用化の、医療の世界への浸潤、その不当性。
 E 大腸癌による死亡と罹患:大腸癌は男性に多い。・・・ 女性優遇の不当性。


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2020年03月29日

男性にも専用トイレを ・・・ 【医療機関:その13】

大腸内視鏡クリニック【B】への取組み ・・・ (No.6)

■-16 今回は人権侵犯被害申告書類の最後の部分、【関連資料】の後半:14枚中の13(後半)〜14を掲載する。その内容は以下の通りである。

 C 女性(限定)専用車両と、女性専用化社会・女性優遇社会の拡大。
 D 女性優遇・女性専用化の、医療の世界への浸潤、その不当性。
 E 大腸癌による死亡と罹患:大腸癌は男性に多い。・・・ 女性優遇の不当性。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 【記事ーBG】
  人権侵犯被害申告書類・・・『その5』・・・ 14枚中の13(後半)〜14

C 女性(限定)専用車両と、女性専用化社会・女性優遇社会の拡大。

 ◇-13 誤解のないよう、あらかじめ記しておくが、私は、痴漢被害対策としての女性専用車両
   には、(その「任意性」の問題は今回の本題ではないので略すが)、その設置に賛成なので
   ある。しかし一方で、痴漢冤罪被害対策としての男性専用車両が存在しないことは、男性
   に対する酷い差別だと考えている、痴漢冤罪被害は、原田信助さんが自殺したように、男
   性の人生を根底から破壊する。自殺に至らなくても破壊は同じである。冤罪被害の男性と
   その家族は、汚名を背負い、生涯苦しむのである。

 ◇-14 そしてこの女性(限定)専用車両の導入と拡大は、恐らくは日本の社会に、女性優遇、
   或いは女性専用化を拡大させる大きな要因の一つとなった。女性専用車両は存在するが、
   男性専用車両は存在しない。要するに日本の社会は「女性だけへの配慮」を許したのであ
   る。今、私たちの市民生活は、日常であろうが災害対応のような非日常であろうが、様々
   の女性優遇、女性限定配慮に溢れている。マスコミで拡散したジェンダーギャップ指数は、
   議員数に占める女性の割合が余りにも小さいことを指摘するが、今の日本の社会にあって
   は、その多数を占める男性議員をはじめ、経済界であろうが、公的機関であろうが、私企
   業の経営者であろうが、社会の上層部に位置する男たちの多くが、様々の女性優遇、つま
   りは男性差別を、黙認、是認、或いは推進する役割を果たしている。

D 女性優遇・女性専用化の、医療の世界への浸潤。その不当性。

 ◇-15 そして特に近年、この女性限定の優遇配慮は医療の世界にまで浸潤するようになった。
   私はたいへんショックを受けている。私には法学の知識はなく、私人間関係への憲法の拘
   束性云々というような議論はできないが、しかし、一人の市民として、生活実感から発言
   するならば、いわゆる消費の世界のような営利最優先の世界であっても、倫理的に見て、
   憲法14条の拘束性を強める法整備、或いは法解釈によって、一方の性に対する優遇措置は
   禁止されなければならないと考える。更に医療の世界について言及するならば、それは、
   学校教育の世界と同様に、消費の世界とは異質な、営利を捨象した、より高い倫理性によ
   って、性差別は、一層強く禁止されなければならないはずと考える。

E 大腸癌による死亡と罹患:大腸癌は男性に多い。・・・・・ 女性優遇の不当性。    

 ◇-16 今回の私の人権侵犯被害申告に関わって言えば、BクリニックもAクリニックも、大腸
   内視鏡検査の専門施設である。関連して、日本人の大腸癌による死亡と罹患の最新データ
   を下に記す。出展は、国立がん研究センター・がん情報サービスによる「最新がん統計」。

  【癌の部位別死亡順位・死亡数:2017年】   【大腸癌(結腸+直腸)死亡・罹患数】
     1 男性:肺   53,002                   男    女
     2 男性:胃   29,745      年間死亡数(2017年) 27,334  23,347
     3 男性:大腸  27,334      年間罹患数(2014年) 76,718  57,735
     4 女性:大腸  23,347      予測罹患数(2019年) 89,100  66,300
     5 女性:肺   21,118

  【年次推移】・・・ 大腸癌死亡については 1958〜2015年、罹患については 1985〜2012年の
   年次推移のグラフが、「最新がん統計」に記されているが、死亡も罹患も常に男性に多い
   (罹患のグラフは縦軸目盛の設定に注意)。なお、両クリニックは胃内視鏡検査も行って
   いるが、対象疾患としての胃癌、食道癌は、同様の傾向が一層顕著である。

 ◇-17 このように、大腸癌によるによる死亡と罹患は、女性より男性に多い。巷には、以前
   から、「大腸癌による死亡は女性で1位、男性で3位」というメッセージが拡散しており、
   大腸癌死亡は男性より女性に多い印象が流布されているが、これは、男女それぞれの中で
   の死亡順位であって、女性の危機を意識的に強調するために選択された女性優遇配慮メッ
   セージである。現実をそのまま表現すれば、「大腸癌による死亡は、全癌中、男性が3位、
   女性が4位」なのである。
    このような状況にあって、BクリニックやAクリニックでの患者への配慮が女性側に傾
   斜し、男性に対して脆弱なのは、大腸癌の実態からの乖離である。女性だけではなく男性
   にも配慮すべきである。既に述べてきた視点からだけでなく、このような意味からも、B
   クリニックとAクリニックの対応は不当であり、日本国憲法第14条1項、男女共同参画社会
   基本法第3条に抵触する。更に、Bクリニックであれば所在県男女共同参画条例に、そし
   てAクリニックであれば、K市男女共同参画条例に抵触する。私は、BとAの対応を承服
   できない。               
                                       (以上)
■-17 ここまでが、Bクリニックに対する人権侵犯被害申告書類である。
   次回からは、この書類以降の、私の対応等を記す。

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posted by 翠流 at 02:28| Comment(0) | トイレの男性差別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月17日

男性にも専用トイレを ・・・ 【医療機関:その14】

「調査不開始」の決定。その後。

■-18 ■-6に記したように、私が、まだBクリニックの患者になっていないという理由で、人権侵犯被害申告は、「調査不開始」、つまりは門前払いで終わるのではないかという危惧が当初からあったが、その予測の通り、1月22日に、調査不開始決定の書類が送られてきた。すぐに法務局に電話を入れ、係長に「私がまだBの患者になっていないためか」と問うと、「そうだ」という返答が返ってきた。不分明な部分は多々あるが、開示請求をしても、書類の殆んどは8年前と同様黒塗りであろう。法務局が行なった項目だけであれば、或いはその一端を知り得るかもしれないが、失意が先に立った。しかし、いずれ、開示請求はすることがあるかもしれない。

■-19 その後、クリニックBについてもAについても、幾つかの経過があったが、詳細はここでは略す。結局、私の要望は叶うことなく、私は、来年3月の再検査に向けて、別の医療機関を探さなければならない状況となっている。最大の問題は、私の主張に法学的な「是」を見出すスタンスで、私の相談相手になってくれる弁護士に出会えなかったことにあると言って、概ね誤りはないと思う。「東京の某法律事務所に・・・・・」というアドバイスを、ある知人からいただいてはいるが、新型コロナ渦を言い訳に、そこまで踏み込めない自分がいる。他にも、例えば KuToo運動 のようなムーブメントに思いを馳せる自分がいるが、周到な準備をしても、夢物語で終わるような気がする。今回私が要望してきたことは、起点を考えればれば非常に単純なことであって、もしも私が女性であれば、ごく初期の段階で問題は解決していたのではないかと、そういう思いを捨てきれない。奇妙なジェンダーバイアスが、非常に厚い壁となって、私の前に立ちはだかっている。


posted by 翠流 at 23:52| Comment(2) | トイレの男性差別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする