2017年03月28日

木更津市へのパブリックコメント

ある知人から情報をいただいて、
千葉県木更津市に、男女共同参画計画(第4次)(案)のパブリックコメントを送信した。
それを原文のまま掲載する。
私は、できるだけ具体的な事実を、情報源と共に挙げて発言するようにしているが、
今回は情報源を全て明記しないうちに、
締切1時間前となってしまった。
加えて、ポジティブ・アクションについては、
基本的な視点を最後に記しただけで、
各論に踏み込めていない。
そういう脆弱さは、
男性差別が拡大し続ける今の時代にあって、
私が疲弊している証しである。

理想的には、
2015年12月に閣議決定となった内閣府の第4次男共同参画基本計画を受けて、
全国各自治体で策定が始まったであろう第4次計画に対して、
男性の人権を守る立場から、
組織的な発言ができるような団体が必要であったと思うが、
それはまだ、遠い夢の話しのようで、
現状では、私や某知人のような数少ない人たちが、
個別に声を挙げることが殆どのように感じている。
数少ない男性の活動家の中には、
卓越した状況対応能力を持つ人もいて敬服するが、
今はまだ、稀有の人だと思う。

男性たちが、そういう脆弱さの中にいる一方で、       
女性たちは、女性優遇社会の波に乗り、
なぜか、男性の人権のことなど考えることなく、
したたかに、ただ女たちだけのために、
自己中心的な利益誘導の活動を拡大し続けていると言って、
過言ではない時代になったと思う。
このような、歯止めのない状況を見ると、
いずれ日本は、そう遠くないうちに、
今以上に、「女性は優遇されて当然」という価値観に彩られ、
男性差別は全て、合理性のある区別であるというような社会通念が、
形成されてしまうような気がする。

ところで、このような状況の中にあって、
このブログを読みに来てくださっている人たちは、
皆さんそれぞれ、どのような活動をしているのだろうか ?
もしもしていないとするならば、それはなぜなのだろうか・・・?
などと、考えることがある。
このブログが、今より生産的な場になればと思う。

送信したパブリックコメントは次の通り、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
木更津市男女共同参画計画(第4次) 
       〜きさらづ 共に輝くハートフルプラン〜(案) 
   URLは次の通り
http://www.city.kisarazu.lg.jp/resources/content/875/20170213-111149.pdf#search=%27%E6%9C%A8%E6%9B%B4%E6%B4%A5%E5%B8%82%E7%94%B7%E5%A5%B3%E5%85%B1%E5%90%8C%E5%8F%82%E7%94%BB%E8%A8%88%E7%94%BB%EF%BC%88%E7%AC%AC%EF%BC%94%E6%AC%A1%EF%BC%89%27

パブリックコメント

第3章 課題別施策内容
 ● 基本目標T(人権の尊重と男女共同参画の意識づくり)
  ◆ 主要課題1(配偶者等からの暴力の根絶と人権の尊重に努めます。)について。
     「男性のDV被害が増加している現状」、更に、男性のDV被害は、「被害者が男性で
    あるがゆえに表面化しにくく、潜行しやすい」という現実をふまえ、p.17の表:具体的
    施策@ 「DV等を根絶するための広報・啓発」の、「事業内容及び具体的実施目標」に
    ついて、次の2点を要望する。…【下記:要望(1)(2)】

      要望(1) 上から3段目 ・・・ 文中に「女性に対する暴力をなくす運動期間」という
          表現があるが、この文中の「女性」を「異性」に修正する。

      要望(2) 上から5段目 ・・・ 文中に「女性に対する暴力に関する講座」という表現
          があるが、この文中の「女性」を「異性」に修正する。

● 基本目標W(誰もが自立し、安心して暮らせる生活環境づくり)
 ◆ 主要課題1(生涯を通じた健康支援と福祉の充実を進めます。)
  ・施策の方向(1)(生涯を通じた男女の健康保持への支援)について。

     国民の死亡原因の第一位である「悪性新生物による死亡」は、下表1のように男性に
    多く、「自殺」も下表2のように男性に多い。しかし、このような「男性の『いのちの
    危機』」に対する具体的配慮が、(案)には記されていない。これは「男女共同参画社会
    基本法第3条」との乖離、国民が置かれている『いのちの危機』の現実との乖離である。
    この件に関わって、下記の2点を要望する。…【要望(3)(4)】

    【表1】悪性新生物(癌)による年間死亡者数(厚生労働省:人口動態統計)
                     男性    女性
         平成25年(2013年)  216,975   147,897
         平成26年(2014年)  218,397   149,706
         平成27年(2015年)  219,508   150,838

    【表2】自殺による年間死亡者数(内閣府自殺対策推進室:自殺の統計) 
                (注)自殺対策は平成28年4月より厚労省に移行。
                     男性    女性
         平成25年(2013年)   18,787    8,496
         平成26年(2014年)   17,386    8,041
         平成27年(2015年)   16,681    7,344

    要望(3)  男女両方に関わる「具体的施策」として、『がん予防の推進』を「事業名等」
       として掲げる。既に掲載されている「女性特有のがん予防の推進」は、下記【記
       載例】のように『がん予防の推進』の中に含めて」記載する。「がん検診」は、
       国が「死亡率減少効果」から推奨している5つのがん検診(胃がん・肺がん・大
       腸がん・乳がん・子宮頸がん)、及び、「死亡率減少効果」は明確になっていな
       いが、男性の死亡率が高く、多くの自治体で行っている「前立腺がん検診(PSA
       検査)」を加える。

      【記載例】 
        「具体的施策」……『がん予防の推進』
        「事業名等」……『がん検診の推進』
        「事業内容及び具体的実施目標」…… 胃がん・肺がん・大腸がん・乳がん・
                 子宮頸がん、及び前立腺がんの検診について周知します。
        「指標」……各種検診受診率の向上

    要望(4) やはり、男女両方に関わる「具体的施策」として、『自殺予防の推進』を「事
       業名等」として掲げる。「事業内容及び具体的実施目標」には、下記【記載例】
       のように『男性に自殺が多い』ことを明記する。

      【記載例】 
        「具体的施策」……『自殺予防の推進』
        「事業名等」……『相談体制の整備』
        「事業内容及び具体的実施目標」……各種相談事業は、男性よりも女性を対象
              に整備される傾向が強いが、自殺は男性に多く、平成27年の自殺
              者数は、男性が女性の 2.27倍 となっている。このような現実を
              鑑み、男性の相談体制も整備する。
        「指標」……自殺者数(自殺率)の減少

 ◆ 主要課題3(防災分野における男女共同参画を推進します。)について。
     東日本大震災、及び熊本地震の災害対応に関して、内閣府や被災自治体の男女共同参
    画部局・各種女性団体・ボランティア団体等の施策を見てきた一人の国民として発言し
    ます。主要課題3の、題名の下から始まる文章には「女性への配慮の必要性が認識され
    た」と記されていますが、今までの災害対応は、「女性への配慮」ばかりが強調される
    中で、男性が「不当な我慢」を強いられてきた現実があると、強く感じています。配慮
    は女性だけに必要なのではなく、男性にも必要なはずです。男性にも「人権」はあるの
    です。男性の中にも色々な人たちがいます。「多様性」があるのです。例えば、避難所
    での「着替え」に関わって、男性の中にも、人に見られず「更衣室」の中で着替えをし
    たい人がいます。それを「男らしくない」などと否定するのはやめてください。それは
    「不当な性的偏見に基づくジェンダーハラスメント」です。しかし、現実的には、女性
    だけが更衣室を独占し、男性は布団の中で着替えざるを得ないような避難所がありまし
    た。そういう男性に対する人権軽視・人権無視がおこらないような「計画」を作ってほ
    しいのです。更衣室は性犯罪の防止だけを目的として設置されるものではありません。
    それ以前に、羞恥への配慮、つまりは、男女を問わず「人間の尊厳」を守るために設置
    されるもののはずです。
     男性に対する配慮の欠落は、更衣室に限ったことではありませんでした。物資の配布
    にしても、新しい清潔な下着を女性だけに配布して、男性には配布しない女性団体が宮
    城県にありました。本当にひどい男性差別だと思います。男性も、新しい下着、清潔な
    下着を求めているはずです。確かに女性には女性の特質があるでしょう。しかし男性の
    中にも、排泄系の病気で、日常的に下着の汚れる人がいる。汗等の分泌物を考えても男
    性の下着を軽視してよいはずはないでしょうし、はっきり申し上げれば、健康な男性が、
    夜、睡眠中に下着を汚すことがあることは、女性も、中学や高校の保健の授業で習った
    はずではないでしょうか。「女性専用スペース」についても同じことです。性犯罪を防
    止するだけではなく、その「女性専用スペース」に様々の配慮を加えて、「女性専用の
    幸せスペース」として、女性だけへの配慮を膨張させていった自治体が、福島県にあっ
    た。男性に対しては、そういう配慮は皆無だったのです。物干し場も同じです。熊本市
    男女共同参画センターは、女性専用物干し場だけの写真を撮って、内閣府の男女局に送
    った。しかし、男性の中にも、プライバシーに配慮した物干し場を求める人もいるので
    す。ちなみに、私は、現在の住宅街に住んで24年になりますが、洗濯をして、ズボンの
    下に身につけていた下着を、人に見える場所に干したことはただの一度もないのです。
    全て部屋干しなのです。トイレの問題も同じです。広島県にある「ピースウィンズジャ
    パン」というボランティア団体は、熊本の益城町に、12基の簡易トイレを送りましたが、
    そのうち、10基は女性用、2基は「身体に不自由のある方」用で、男性用は全くないの
    です。男性は、汚れたトイレを使うしか術がない。男女のトイレ使用時間の比を3:5
    としても、男性用が全くないのは、余りにもひどい男性差別、人間の尊厳に関わる差別
    ではないでしょうか。
     以上、私が知り得た事実の中から、幾つかを書かせていただきました。このような「男
    性に不当な我慢」を強いる施策が行われないように、計画(案)を修正してください。
    具体的には、次のような修正を要望します。…【要望(5)(6)】

    要望(5)  主要課題3の、題名の下から始まる文章を次のように修正する。
                 ……下文中の【 】内の文章を加える。 
        東日本大震災では、避難所生活における女性に必要な物資の配布をはじめとし、
       様々な場面での女性への配慮の必要性が認識されたところです。【しかし、一方
       で男性に対しては、同様の配慮がなされないことが多く、男性が不当な我慢を強
       いられたことがありました。今後は、配慮が一方の性に偏ることのないように、】
       男女双方の視点に配慮した……(以下同文)

    要望(6) 施策の方向(1):「具体的施策@」の表、「事業内容及び具体的実施目標」の
       上段の文章中の「女性等」を「男女両方」に修正する。(次の通り)
       ・・・・・ 避難所における男女両方への配慮等を盛り込んだ避難所運営マニュアルの
         作成を検討します。

● 順不動となりましたが、「基本目標U」に関わる要望を記します。
    要望(7) 職員の採用・昇進にあたっては、あくまでも「実力主義」に則った選考を行
       うようご配慮ください。数値目標達成を最優先と考えるあまり、「実力のある男
       性」が、「男性であるがゆえに採用されない」「男性であるがゆえに昇進できない」
       というような事態が、絶対に起こらないよう、ご配慮ください。

                                       (以上)


posted by 翠流 at 11:22| Comment(0) | 近況報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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