2015年09月21日

第四次男女共同参画基本計画(2)・・・ 意見書関連 No.1

 9月14日の消印有効という意見書を、最近の私らしく、締切の直前に2回に分けて出した。国を挙げての女性優遇は、私のような男性にとっては虐めようなものである。疲弊を抱えながら心は歪んでいく。最初の発送は、13日に東京の某郵便局から。2回目は、居住地の、深夜まで受け付けているという某郵便局から、14日の23時に。

 発言をした項目は、次の通り。

  第2部 政策編
   U 安心・安全な暮らしの実現
     ◆ 6-生涯を通じた女性の健康支援
     ◆ 7-女性に対するあらゆる暴力の根絶
     ◆ 8-貧困、高齢、障害等により困難を抱えた女性等が安心して暮らせる環境
      の整備
   V 男女共同参画社会の実現に向けた基盤の整備
     ◆11-男女共同参画の視点に立った防災・復興体制の確立

 実はこのほかに、ポジティブ・アクションに関わって、女性優遇採用を批判する意見書を送りたかったが、締切に間に合わなかった。この件については、私が発言しなくても、どこかの誰かが意見書を送ってくれるだろうなどと、不確かな推測に身を委ね、自分の怠惰を許してしまったたのである。この件について具体的に取り上げたかったのは、国家公務員採用に関する安倍首相の対応であった。彼は、周知のように、昨年、「国家公務員採用者に占める女性割合30%を必ず達成する」と発言していた。そして実際、そのようになったのである。(表1)

  (表1)国家公務員採用者に占める女性割合:平成22年〜27年
                     採用者に占める女性割合
        平成22年4月 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26.1 %
        平成23年4月 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26.6 %
        平成24年4月 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25.8 %
        平成25年4月 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26.8 %
        平成26年4月 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26.7 %
        平成26年9月(27年度採用者)・・・・・・ 31.5 %

 御覧のように、昨年は急激な変化が起こっている。これは、安倍首相が、実質的な強制力によって、30%という数値目標を達成させた結果であろうと考える。その女性優遇採用は、人事院に保管される最終合格者名簿に登録された受験者が、それぞれの希望の関係省庁で受けた最後の選考で行われたのだろうと推測する。その選考は、基本的には面接であると、以前私は人事院の職員から聞いた。恣意的操作が可能な面接のような事象を利用した女性優遇採用によって、本来ならば採用さるはずの男性が不採用になるという、凄まじい理不尽の選考が行われたのではないかと推測する。例えば、男女比を定めていない公立高校の入学試験の選考過程で、校長が同様の選考を恣意的に行わせたとして、それを、職員が、内部告発的に明らかにすれば、校長は、社会の批判に晒されるはずだろう。安倍首相は、実質的には、それと同じことを行ったことになるはずだろう。それを、男女共同参画社会基本法2条2項(積極的改善措置)を論拠として、正当化できるのか。学習環境に恵まれてきた女性に、女性であるが故の「漠然とした」不利益が存在すると主張して、優遇採用を正当化できるのか。もしも優遇配慮をするのならば、対象者は、性別とは無関係に、別に存在するのではないか、例えば本人には回避できない身体的事情、精神的事情、経済的事情、家庭事情によって、不可避的に学習が疎外されてきた生徒、学生にこそ、配慮されるべき権利はあるはずだろう。しかし、そのような配慮は存在しない。この状況にあって、なぜ、「女性であること」だけを優遇配慮の対象とするのか、それは、憲法14条に抵触する差別ではないのか。

 ポジティブ・アクションに関わる発言が、やや長くなった。
次回からは、送付した意見書の内容を掲載する。


posted by 翠流 at 00:13| Comment(0) | 近況報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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