2014年11月10日

災害対応シンポジウム (福島) 【その1】

久しぶりに、内閣府男女共同参画局のHPを開いた。
「久しぶり」なのは、私が負けているからである。
男女局のHPを開くことが、私の精神的な負担になっている。
私にしてみれば怒濤のような、
自己本位のフェミニズム運動の拡大を前にして、
一人の国民でしかない私の、
存在の弱さを思うのである。

男女局のHPには、次のようなシンポジウムの募集要項が記されていた。

「防災・復興における女性の参画とリーダーシップ        
       〜第3回国連防災世界会議に向けてのシンポジウム」
             http://www.gender.go.jp/public/event/2014/bousai.html

以前から、「第3回国連防災世界会議」が被災地で行われることは知っていた。
そして、私はそれを恐れてきた。
世界的なフェミニズム運動の拡大の中で、
災害対応のメッセ−ジが、
男性に対する人権無視・人権軽視のままに、
採択されてしまうのではないかと・・・・・。

標記のシンポジウムは、
来月、12月3日(水)に、福島市で行われる。
私は、内閣府男女共同参画局総務課に、
次のような要望書を送ることにした。

男性に対する人権無視・人権軽視を、放置することはできない・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                               平成26年11月10日 
内閣府 男女共同参画局 総務課 様
                                   (翠 流)  
                  要 望 書    

         「防災・復興における女性の参画とリーダーシップ          
         〜第3回国連防災世界会議に向けてのシンポジウム」の        
       内容、および運営について。・・・「男女の人権の尊重」の視点から。    

                    記                  

 標記シンポジウムの開催にあたりましては、男女共同参画社会基本法第3条「男女の人権
の尊重」に則り、女性の人権だけではなく、男性の人権にも配慮する視点を忘れることのな
いよう、強くお願い申し上げます。会の運営にあたりましては、「男性は・・・」「女性は・・・」
というような、単純化された二項対立的視点や、過去からの性別観に囚われすぎることなく、
「人間は多様であること」をふまえた人権尊重の視点で、災害対応を検討していただきたく
お願い申し上げます。例えば、避難生活でのプライバシ−への配慮に関わって言えば、羞恥
に対する配慮が必要なのは女性だけではない。男性にも、羞恥心の強い人はいるのです。男
性に「不当な我慢」を強いるような災害対応は、絶対にやめてください。

 特に男性の人権に関わっては、避難所等における、更衣室、トイレ、物干し場、休憩スペ
−ス等の設置、入浴に対する配慮、生活支援物資の配布など、人間の尊厳、清潔、心身の健
康等に関わる重要事項について、男性に対する人権軽視・人権無視の現れることが強く懸念
され、強い不安感を捨てきれません。「男性は我慢をしなければならない」というような不当
な性別観で男性を呪縛することなく、すべての人の人権を尊重する視点に立って、誰もが、
心身共に健康に暮らせるような災害対応を実現してください。強くお願い申し上げます。 

 なお、上記のような生活支援の問題と併せて、被災者に対する精神的支援の平等性の問題
を含め、今回の要望と関連性の高い既送の要望書として、昨年の12月12日付けで、当時
の総務課のA様を窓口として送付させていただきました要望書、及び、本年8月12日付けで、
推進課のB様を窓口として送付させていただきました要望書(資料を含め全8枚)を、〖別添
え資料−T・U〗として同封させていただきましたので、併せてご覧いただきたくお願い申
し上げます。

〖別添え資料−T〗・・・・・ 平成25年12月12日付・要望書(総務課宛)
     「東日本大震災からの復興に関する男女共同参画の取組状況調査」に見られる  
    「男性に対する人権無視」の指摘と、今後の災害対応における、「男性に対する  
    人権無視・人権軽視の回避」について。                   

〖別添え資料−U〗・・・・・ 平成26年8月12日付、要望書(推進課宛)
     災害対応における男性差別、「被災地における女性の悩み・暴力相談事業」の、 
    男性無視の解消について。                         
                        以上、宜しくお願い申し上げます。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

〖別添え資料−T〗・・・・・下記の要望書は、昨年12月12日の記事、『内閣府男女局 総務課へ
            ・・・・・「ひどすぎる復興アンケ−ト」について』の中に掲載した。

                               平成25年12月12日 
内閣府 男女共同参画局 総務課 様
                                  (翠 流)  
                  要 望 書   

      「東日本大震災からの復興に関する男女共同参画の取組状況調査」      
         に見られる、「男性に対する人権無視」の指摘と、          
    今後の災害対応における、「男性に対する人権無視・人権軽視の回避」について。 

                    記                     

 既に今月5日に、総務課のA様から、防災担当者4名の会議の結果であるとして、ご回答
いただいた件ではありますが、その内容を確認し、文書として明確な形で残したいという思
いから、改めて要望書を送らせていただきます。                   
 11月27日に、私からA様に発言させていただきましたように、本年6月7日に、内閣府男
女共同参画局ホ−ムペ−ジの「災害対応」に掲載された記事、「東日本大震災からの復興に関
する男女共同参画の取組状況調査」の45ペ−ジ、図表5-5-1「避難所運営の際に男女共同参
画の視点を反映させた取組」に記された調査項目は、下記のように、そのほとんどが女性だけ
に対する配慮に終始しており、男性に対する配慮、具体的には「男性用更衣室」「男性のニ−
ズの把握(聞き取り、意見箱等)」「男性に対する相談窓口の開設・周知」「男性専用の物干
し場」は完全に欠落しています。因みに、「物干し場」につきましては、私は現在の居住地に
来て約20年になりますが、この20年間、私は、洗濯物を干すときに、自分がスラックスの下に
身につけている1枚の下着を、人に見える場所に干したことは、ただの一度もないのです。
すべて部屋干しです。そういう男性もいるのです。                   

 【図表5-5-1:調査項目】                            
   男女別トイレ。 避難所の運営体制への女性の参画。 女性用物資(生理用品や  
   下着等)の女性による配布。 女性用更衣室。 女性のニ−ズの把握(聞き取り、 
   意見箱等)。 間仕切りによるプライバシ−の確保。 授乳室。 女性に対する相  
   談窓口の開設・周知。 乳幼児のいる家庭用エリアの設置。 女性専用の物干し場。 
   女性に対する暴力を防ぐための措置。 その他                 

 前述のように、図表5-5-1の名称には「男女共同参画の視点を反映させた取組」と書きな
がら、その調査項目には男性に対する配慮が存在しません。この、名称と内実の乖離。それ
は、男性に対する人権無視という倫理的な問題点であると同時に、男女共同参画社会基本法
第3条、そして日本国憲法第14条に抵触する内容であると考えます。          
 この私の発言につきまして、A様は、防災担当者4名の会議の結果であるとして、今後の
災害発生時には、私の発言のような要望を取り入れる形で、つまりは、「女性の人権だけでは
なく、男性の人権にも配慮して」調査項目を設定することを確認したと、回答してください
ました。しかし、人権尊重の原点に立ち帰って考えれば、それは、本来、この調査の開始時
点で考慮されるべき事項であったはずと考えます。男性にも人権はあります。男性の人権を
無視しないでください。本年5月に公開された「男女共同参画の視点からの防災・復興の取
組指針」の4ペ−ジには、「避難生活において人権を尊重することは、女性にとっても、男性に
とっても必要不可欠であり、どのような状況にあっても、一人ひとりの人間の尊厳、安全を
守ることが重要である。」と記されています。この精神を忘れることなく、真の「男女共同
参画の視点」から、今後の施策が実施されるよう、強く要望します。        

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

〖別添え資料−U〗・・・・・今年の8月12日の記事『被災地における、女性の悩み・暴力相談
           事業(4)要望書』に掲載した。ここでは省略する。

                                     (以上)

この記事へのコメント
活動ご苦労様です。
毎回内閣府といい、各都道府県といい、「女性」「女性」としか言いま
せんね。こいつらの頭には男性の「だ」の字も無いんでしょう。

「被災地の復興支援担当が男性しかいない」とか、この辺はこちらでも
出ました。先月は一関市と大槌町で開催されました。(岩手県主催)
申込はしたけど、会場には入れなかったので内容はわかりませんが、
「男女共同参画」とか「女性目線」「女性視点」とか毎回同じような内
容で終わったみたいです。
Posted by 市民権 at 2014年11月12日 13:16
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