2014年10月20日

近況報告ー(2) ・・・ 人権侵犯被害申告関連:報告(その2)

◆ 10月16日(木)

 10月9日(木)に人権侵犯被害申告をした「喫茶室A」のトイレの件で、東京法務局人権擁護部のXさんから、私の携帯に連絡が入った。私の申告に対して、「調査を開始することが決まった」とのことであった。私は、「調査不開始」に対する恐れもあって、申告時に、かなりプライベ−トな部分にまで踏み込んだが、これで、私のような人間の存在を「喫茶室A」に知らせることはできる。仮に最終判断で裏切られたとしても、このような抗議に意味はあるだろうと私は思っている。因みに、もしかすると私の独り合点かもしれないが、例えば、既述のSスポ−ツクラブT支店に対する被害申告(記事「男性更衣室(4)(5)(6)」)の後、私のお膝元のSクラブM支店の、少なくとも2人のスタッフの、私に対する態度が変わった。もちろん私は何も文句を言われてはいないし、言われるはずもなく、もしも言われればそれは新たな抗議の対象となるが、「この人はそこまでするのか」という、私に対する当惑と警戒のような態度が感じられるようになった。もしもこの判断が正しければ、それは、私の被害申告の、一つの成果ではないかと思う。

 特に今の日本の社会にあっては、男性の人権を軽んじる風潮とたたかうためには、できる限りの合法の手段を使って抗議をすべきと考えている。それは、既に書いた「声を顕在化させる」という意味だけではなく、男性差別の加害者に対しては、できる限りの合法的プレッシャ−を与える必要があると感じているからである。私の今までの経験からすれば、多くの場合、加害者はしたたかで、法の隙間や、今も日本の社会に根深い「男らしさの規範」の上にアグラをかいて、男性差別を是正しようとしない。そしてその傾向は、今の日本の社会で増幅する女性優遇配慮是認の風潮の中にあって、一層の拡大を見せ、その是正は、一層困難になっていると感じるのである。

◆ 10月17日(金)

私の居住県の地方法務局人権擁護課に、次の2件について人権侵犯被害申告を行った。

       T.Eコンビニエンスストア:レディ−スデ−
       U.Aコンビニエンスストア:トイレの男性差別

このうちTについては、既にこのブログに、関連記事として「Eコンビニエンスストア・レディースデー(1)(2)」を掲載した。私は、カード会員として、被害事実を添えて申告した。申告時間は、今の日本の男性差別に関わる状況や、性差別を禁じた条例等の存在に触れながら、約1時間。

Uについては、近年、全国で著しく増加している「女性専用+男女共用」のタイプのトイレについての、被害申告である。同様の件として、記事「トイレの男性差別(3)」に記した「Kクリニック」の件があるが、これは、人権侵犯事件調査処理細則、第7条第1項第7号(注1)に該当するとして、救済手続き(調査)不開始となっている。

  (注1) 第7条第1項第7号
        「当該人権侵犯による被害が生じておらず、又は生ずるおそれが
       ないことが明らかであるとき」(は救済手続きは開始できない。)

このような、男性だけに対して、羞恥心・プライバシーを軽んじるトイレの設定は、私にとっては非常に強いストレスで、同様のトイレを見るたびに、強い不快を感じてきた。先日も、立ち寄った某ファミリーレストランのトイレがこのタイプで、私はマネ−ジャ−の帰店を待って話しをさせていただいたが、要望が実現するか否かを考え始めると、それがまたストレスで、心のあり方が非常に悪くなる。この手の要望は「女性ならば受け入れられやすい」という男性差別が、「男性は」「女性は」というような、単純化された、不当な二項対立的性別観と共に、社会に根強く存在し、それが営業戦略によって増幅している。それは、敏感な男性にとっては羞恥心軽視の人権侵犯であり、放置できない。

このようなトイレについては、コンビニエンスストア3社に、かなり前から苦情を入れてきた。このうちの、コンビニAについては、昨年の1月と7月に、「お客様相談室」の責任者の男性と話しをしたが拉致があかない。私は、このトイレの件について、以前から人権救済の申し立てをしたいと考えてきたが、上記の「Kクリニック」と「第7条第1項第7号」が障壁となり、申告できない状態が続いていた。

ところが、今年の4・5月の連休の時、被害申告として使えるかもしれない出来事があったのである。私は、ある山麓の公園から市内に向かっていたが、途中でトイレを使わざるを得なくなり、Aの店舗Yに立ち寄った。男女兼用トイレは使用中であった。私は、便失禁(大便の失禁)を避けるために女性専用トイレに入った。用を足してドアを開けたとき、目の前には女性が立っていた。彼女は、トイレの表示板と私を交互に見つめながら、私に批判の視線を向けた。その、彼女の態度は平凡だろう。私はその店舗に怨恨を抱いた。女性はトイレを両方使うことができ、専用トイレもある。男性は、片方の男女共用トイレしか使うことができない。私がもしも女性で、空いている男女共用トイレを使ったのなら、批判の視線を浴びるはずはないのである。しかし私はこの件について、当日、その店舗に苦情を入れなかった。また、その日が何日であったか記録していなかったのである。従って、法務局人権擁護課が調査に入ったとしても、事実確認ができないのではないかと、私は不安感を持った。。

10月17日、私は、この不安感を抱きつつも、この件と、上記T「Eコンビニエンスストア:レディ−スデ−」の件を併せて、人権擁護課に被害申告をした。申告を聞いた担当職員の反応は良くなかった。申告時間は、これも1時間余りであったが、私は、わだかまりを抱えながら帰宅した。そのままでは気持ちが収まらなかった。私は、申告の補足として、下記のような【補足資料】を作り、翌日、担当係長に提出した。主眼は、下記、補足資料【1】の冒頭にあるAの強調。要するに、「Aも『救済手続き開始』の理由として評価されるべきではないか」という申告時の主張の、補強である。主張の根拠は【補足資料】の文中に詳述してあるが、要するに「法、或いは条例に抵触する営業戦略によって与えられる精神的ストレスは、『救済手続き(調査)開始』に値する『被害』として評価されて良いのではないか」という主張である。なお、16日の申告時に、申告の背景としての「女性専用車両問題」を口述し忘れた。それを、下記の文書中に「補足資料【2】」として付け加えてある。 【補足資料】後半の【別添え資料】の文章は、全てこのブログに掲載済みである。従って今回は、【別添え資料】中に、その文章の所在を示す場所を記すにとどめ、文章自体は省略した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【補足資料】
                                 2014/10/17
 人権侵犯被害申告(下記T・U)に関する補足資料【1】【2】
                               申告者:(翠 流)
                           申告日:2014年10月16日
       T.Eコンビニエンスストア:レディ−スデ−
       U.Aコンビニエンスストア:トイレの男性差別

 補足資料【1】

 ◆ 16日の、口述による被害申告の中で、上記Uに関する被害事実として、下記@に
  加え、Aも取り上げてほしい旨を要望した。

    @ Aコンビニエンスストアの、店舗Yでの被害。
    A 日本全国での女性優遇トイレ(女性専用+男女共用)の増加による、
     申告者(翠流)の「恒常的なストレス」の増大。

   このAの「恒常的なストレス」の証として、16日の口述内容に加え、次の引用文
  を「補足資料」として提出する。文中に16日の口述との重複もあるが、文脈の都合
  や、思いの強さの証として、ご容赦いただきたい。

    1.平成24年5月4日に、申告者(翠流)が、「情報公開・個人情報保護審査会」
     に提出した意見書からの引用文。・・・・・・・・・・・・・・・・・【別添え資料1】

    2.申告者(翠流)のブログからの引用文。・・・・・・・・・【別添え資料2】
      (a)記事「トイレの男性差別(1)」からの引用文
      (b)記事「巷に拡がる男性差別:トイレ・専用車両・女性優遇戦略・・等」
                 (提出時の記事旧名は「トイレの男性差別(2)」)
      (c)記事「トイレの男性差別(2)」からの引用文
                 (提出時の記事旧名は「トイレの男性差別(3)」)
       (d)記事「投稿原稿・・・男性の人権を守るために【1】」からの引用文

 ◆ もとより、申告した女性優遇トイレの男性差別は、口述で取り上げた東京都と〇〇
  県の男女平等(共同)参画の条例や、憲法第14条(法の下の平等)・13条(個人の尊
  重)に抵触するだけでなく、勿論、次の「男女共同参画社会基本法第3条」にも抵触
  すると考える。

  「男女共同参画社会基本法第3条」
     男女共同参画社会の形成は、男女の個人としての尊厳が重んぜられること、
    男女が性別による差別的取扱いを受けないこと、男女が個人として能力を発揮
    する機会が確保されることその他の男女の人権が尊重されることを旨として、
    行われなければならない。

 ◆ このような、法、或いは条例に抵触すると考えられる事実によって、被害申告者
  が「恒常的ストレス」を与えられている場合、それは「当該人権侵犯による被害が
  生じている」とみなされるべきであって、「人権侵犯事件調査処理細則、第7条第1
  項第7号」の「救済手続き不開始」には該当しないと考える。つまり、上記T・U
  は、どちらも「被害事実」として、「救済手続きの開始」の理由になるはずと考える。

 補足資料【2】

 ◆ 16日の申告の冒頭で、今回の申告(前記T・U)に関わる精神的背景として、日
  本の社会で増大し続ける女性優遇・男性差別の現状について、発言させていただいた
  が、女性専用車両問題が欠落していた。「痴漢被害対策」としての女性専用車両が存
  在していながら、「痴漢冤罪被害対策」としての男性専用車両が存在しない男性差別
  について、次の引用文を補足する。

    3.申告者(翠流)のブログ記事「投稿原稿・・・男性の人権を守るために【1】」
     からの引用文。・・・・・・・・・・・・・【別添え資料3】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

旧記事に記した【別添え資料】の引用箇所の部位説明‥‥‥(略)
                                   (以上)


posted by 翠流 at 17:11| Comment(5) | 近況報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
翠流様

こんばんは。翠流様の行動力、感嘆いたします。
それは、私にとっても、励みになります。
行動を起こして、現状以上に悪くなることは、おそらくないはず。
一緒に、頑張りましょう。
Posted by ta at 2014年10月22日 23:40
ta様

励ましのコメントをいただき、たいへん感謝いたします。
精神的な支えになります。
ありがとうございました。
Posted by 翠流 at 2014年10月24日 03:59
トイレの問題に関しましては、私も何社も苦情の電話を入れているのですが、セブンイレブンとファミマの担当者が言うには、「コンビニの多くは直系店ではなくてFCのオーナー店であり、トイレのサービスは本社が指示を行っているわけではなく、各店舗のオーナーが判断している。しかしながら、該当店舗には『この都度、利用者からこのような苦情があった』旨は伝える。」とのことでした。
しかしながら、私が思うのは、看板が「セブンイレブン」なら客には直系だろうがFCだろうが関係ないことで、客は客として平等に扱って頂かないと困りますよね。
そうでなくても最近のフードメニューは女性向けのものばかりになってきて男性が好むような弁当はほんのちょっとになってきていると言うのに・・・
最近では、何かと言えば「差別じゃないマーケティング!」などと馬鹿げた理論を展開する輩が居ますが女性が利用しやすい状況を作る(=男性は利用しにくい)、と言うのは『差別化を図った〜』であり差別には変わりないんですよね。
ですので、このような状況を少しでも改善すべく、私たちは活動の手を緩めることなくこれからも頑張って行きたいものですね。
Posted by やぐるまの鏡 at 2014年10月25日 00:25
やぐるま様

いつも暖かいコメントをいただき、たいへん感謝しております。
やや詳しい返信を、夜が明けてから書きます。
今夜は、とりあえず、お礼まで。
Posted by 翠流 at 2014年10月27日 00:45
やぐるま様

10/25 にいただきましたコメントにつきまして、
改めて、「2件」の返信を書かせていただきます。

@ >コンビニの多くは直系店ではなくてFCのオーナー店であり、トイレのサービスは本社が指示を行っているわけではなく、各店舗のオーナーが判断している。

  ・・・・・この件につきましては、私も、セブンイレブンには問い合わせをしたことがあり、類似の答えを得ておりますが、本社は、各店舗に対して、トイレの表示板として、「女性専用」と「男女兼用」を、各1枚ずつ配布しているのです。従って、実質的には「強制力」があり、「指示」をしているのと同じだと思います。にもかかわらず、「トイレのサービスは本社が指示を行っているわけではなく、各店舗のオーナーが判断している」と答えるのは、非常にずるいと思います。この件につきましては、改めて、何らかのアクションを起こさなければと感じます。表示板を配るのなら、「女性用+男性用」か「男女共用2枚」にすべきだと思います。

A >最近では、何かと言えば「差別じゃないマーケティング!」などと馬鹿げた理論を展開する輩が居ますが・・・・・・

  ・・・・・これもまた、非常にずるい言い回しです。「キタナイ」という言葉そのものだと思います。しかし、そういう論理の「不正」を指摘する公的機関がないのです。ですから、私の記事「ファミマ・レディ−スデ−」にも書きましたが、東京都の「男女平等(共同)参画条例」に明らかに抵触する「レディ−スデ−」であっても、ファミマは、「怖いものなし」で続けることができるのです。紀伊國屋にしても同じことです。全く、こちら側としては、乗り上げた暗礁を破壊することができず、ストレスと困惑の毎日なのです。
Posted by 翠流 at 2014年10月29日 00:05
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。