2014年10月12日

近況報告ー(1) ・・・ 人権侵犯被害申告関連:報告(その1)、等

◆ 10月2日(木)・7日(火)

 このブログの記事、「男性更衣室(4)(5)(6)」に記した、Sスポーツクラブに対する人権侵犯被害申告については、既に、東京法務局から『人権侵犯事実不明確』の決定文書を受け取った旨を記したが、「A書店レディ−スデ−(1)(2)」についても、同様に、『人権侵犯事実不明確』の文書を、県の法務局から受け取った。これらの件について、私は、『不明確』の理由を、10月2日と7日に、それぞれの法務局の担当者から聞いた。

 その内容を以下に記すが、既に3年前のこととなった「Kスポ−ツクラブ」の件(記事「男性更衣室(1)(2)(3)」)の時は、理由説明はなされなかった。私はその時、情報開示を求めても、私に関する以外は全て黒塗りの故、理由を知ることができないことに苛立ち、当時の人権擁護課の課長に食い下がった。そして、法務省人権擁護局の、「人権侵犯を認める先例は作れない」という判断を聞き出したのである。

 今回の「A書店レディ−スデ−」については、当初、県の人権擁護課は「人権侵犯事実不明確の場合は理由の説明はしていない」という対応であったが、東京法務局人権擁護部が、Sスポーツクラブの件について理由説明をする旨を伝えたところ、県も東京法務局にならうこととなった。対応が統一されていなかったことに、違和感を覚える。

 上記の2件について、担当者から聞いた「人権侵犯事実不明確の理由」は次の通り。しかし、率直に言えば、法務局の(法務省の?)、本音がどこにあるのかわからない。

  【Sスポーツクラブの件】 ・・・ 記事「男性更衣室(4)(5)(6)」関連

   1.民間会社(公的機関と対置)であるので、財産権に基づく営業の自由、または
    企業活動(営業活動)の自由がある。従って、原則としては、スポ−ツクラブが
    どのような従業員を雇うかは、スポ−ツクラブ側の自由が認められている。ただ
    しその自由は、無制限に認められているわけではない。

   2.そこで本件については、(翠流の)主張とスポ−ツクラブ側の主張を、それぞ
    れ比較検討した。その結果、営業活動の自由と被害の受忍限度との兼ね合いを検
    討した。その結果として、人権侵犯事実不明確と判断した。
      (この判断について、担当のA氏は、「行政の判断」であって「司法の判断」
      ではない、と付け加えた。私が、その意味を問いただしたところ、彼は、司
      法なら、白・黒・和解のいずれかになるという意味合いの説明をした。) 

  【A書店の件】 ・・・ 記事「A書店レディ−スデ−(1)(2)」関連

   1.A書店は、毎週水曜日に、レディ−スデ−によるポイントサ−ビスとして、
    100円につき通常1ポイントのところを、女性には2ポイントつけていることを、
    調査の結果、確認した。
   2.企業は営業の自由を有しており、営業戦略の一環として行っている。また、
    自社の売上げ増大のため経営上の戦略をとることは、広く一般に行われている
    ところである。
   3.申告事実の被害の受忍限度と営業の自由をそれぞれ比較し、レディ−スデ−
    の実施が、ただちに違法な人権侵害にあたるとまでは認めることができず、
    人権侵犯事実不明確という結果を出した。

 上記二つの理由説明が、法務局(法務省)のスタンスを示している。私は、「声は、挙げなければ声にならない」という意味で、人権侵犯被害申告には意味があると考えているし、Sスポーツクラブからは、記事「男性更衣室(6)」に記したように、更衣室は無理でも、浴室については次のような回答を得ている。

   「アルバイトスタッフの雇用など、調整を3月までに行い、遅くとも4月からは、
   男性用スパ(浴室)の整備は男性スタッフが行い、女性清掃員は入れないように
   する。この件について、清掃会社との話し合いは済んでいる。」

 しかし経験的には、私が申告したような事案の場合は、このような結果が得られるはむしろ稀であって、多くの場合は、相手方には何の打撃も与えない「人権侵犯事実不明確」の処理結果だけで終わってしまうことが多い印象がある。しかし、もしもそうであるのならば、我々はどのようにして、男性の人権を守る運動を展開すればよいのか、という問題について、もしも、どなたかから、生産的なアドバイスをいただけるようであれば、幸いと思う。

◆ 10月9日(木)

 記事「トイレの男性差別(3)」に記した「喫茶室A」に、私は、9月21日(日)に行った。トイレは「女性専用のみ」であった。私は、店外の「男性用公衆トイレ」を使わされた。この件について、私はその日、店長と話しをしたが、要するに「そういうことは本社に」という対応であった。本社とのやりとりは、記事「トイレの男性差別(3)」に記した通りである。

 この9月21日の件について、私は10月9日に東京法務局に行き、人権侵犯被害申告をした。申告時間は約1時間。私は、自分の、かなりプライベ−トな部分、プライバシ−に関わる部分にも立ち入って話しをした。今まで「人権侵犯事実不明確」の結論しか得ていないからである。処理結果は、後日記す。

◆ 10月10日(金)

 私は、某政党の、県本部に電話を入れた。安倍首相の女性優遇政策の不当性を、主に、男性の自殺の実態を根拠として訴えたいと思ったからである対。対応してくださった男性は、誠実な人であった。私は10月14日(火)に改めて電話を入れ、自殺データを含む資料を、持参する日を決める。
                                    (以上)


posted by 翠流 at 00:30| Comment(12) | 近況報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
活動、お疲れ様です。

紀伊國屋書店は、確か、地域に2つしかない書店の一つではなかったでしょうか?
つまり、消費者の選択の自由があまり無いのです。
消費者側に選択の自由があることが「営業の自由」(憲法22条1項)の前提であるように思います。
書店が少ないということは、私的企業である紀伊國屋書店にも公共性が生まれている
ということであり、公共性があるということは、「営業の自由」にも限界があるものと考えられます。
また、前にも書いたとおり、書店は、国民が「表現の自由」「言論の自由」「知る権利」
(憲法21条1項)を行使する上で重要な施設です。
その書店で、出版物に対してアクセスするためにかかる費用が、自ら選択する事が出来ない
「性別」によって違うのは重大な差別だと考えられます。
「表現の自由」「言論の自由」「知る権利」は精神的自由権に属する人権であり、経済的自由権に
属する「営業の自由」より優先されなければなりません。
書店は、再販制度による保護を受けています。(直接の保護対象は著作物なのでしょうが、書店も
反射的に保護を受益していると考えられます。)
「表現の自由」「言論の自由」「知る権利」を保護するために設けられた再販制度の恩恵を
受けている書店が、国民の半分にあたる男性のそれらの権利を蔑ろにしていいはずはありません。
そこを攻めてみるといいかも知れません。

あと、もし仮に、紀伊國屋書店の男性差別が憲法違反に当たらないとしても「憲法違反では
ないから人権侵害ではない」ということにはならないですね。
やっぱり、人権侵害なのです。ただ、憲法上はそれを問えないというだけです。

応援しています。がんばってください。
Posted by 女に生まれたかった男 at 2014年10月12日 03:31
>約25%の男性が職場で女性上司からセクハラ被害 圧倒的に20代

http://www.news-postseven.com/archives/20130706_198304.html

事実を積み重ねるのはいいと思います。
不作為の罪というのもありますし。
後に国がおかしな方向に行った時、あの時やっておかなかったというのは事実に残ります。
強姦もセクハラも、女性だけが免除ではありません。
Posted by at 2014年10月12日 12:59

女に生まれたかった男 様

  ・・・・・ お久しぶりです。あちらのブログの方でも音沙汰なかったので、
    もしかすると試されているのか、それとも見放されているのか・・・・・ などと、
    可愛いことを考えたりしておりました。

ところで、今回も格調高いコメントをありがとうございます。
学びの機会を与えられて感謝です。
でも、「そこを攻めてみるといいかも知れません」だけでなく、
「女に生まれたかった男」様にも、攻めてほしいと、
幼い願いを、持ったりもしますね・・・・・。
勝手なことを書いてすみません。
コメント、ありがとうございました。
Posted by 翠流 at 2014年10月13日 23:43

「未入力」様 ・・・・・ コメントありがとうございます。
          男性に対するセクハラも、男性に対するDVも、
          デ−タを収集して、整えて、たたかいたいと思うのですが、
          なかなか余力がなくて ・・・・・ のような毎日ですね、私は。

ところで、中央大学の山田昌弘さんの文章の中に、次のような一節があります。
  ・・・「なぜ女性のつらさは問題にされるのに、男性の生きづらさは問題にされないのだろう」
本当に、このような壁が随所にあって、男性に対する不当な性別観の理不尽さを強く感じます。
その壁を、破壊したいですね。
コメント、ありがとうございました。
Posted by 翠流 at 2014年10月13日 23:54
翠流様

近況報告ありがとうございます。読ませていただきました。

「声は、あげなければ声にならない」 同感です。

声をあげること、行動を起こすことは、大変大事です。
私もスーパー銭湯の男湯に、女性従業員が入ってくることに対して、
散々、抗議してまいりました。
でも、改善しません。
最終的には、法の場でに訴えてでも、行動を起こし続けたいと考えています。
一緒に頑張りましょう。

Posted by ta at 2014年10月14日 20:04
ta 様

共感的なコメントをいただき、たいへん感謝しております。
ただ、法廷闘争につきましては、
すぐにご返事できないような思いがありますね。
ところで、ta様は、法務局の人権擁護部局には、
被害申告をしないのですか?
Posted by 翠流 at 2014年10月17日 23:59
翠流様

すみません、taです。
そうですね、確かにすぐ法に訴えるというのは、
極端で現実的ではないかもしれませんね。
法務局の人権擁護部局は、翠流様のブログで
初めて知りました。
そういう方法もあるのですね。
事態が進むなら、検討させていただきます。
結果が出るまで、行動し続けようと思います。
Posted by ta at 2014年10月20日 00:27

ta 様

コメントありがとうございます。改めて、出会いに感謝です。
ところで、法務局人権擁護部局への人権侵犯被害の申告についてですが、
昨日アップした記事、「近況報告(2)」の中でも触れましたので、
お読みいただければ幸いです。
Posted by 翠流 at 2014年10月21日 10:53
男性に対する性行為や暴力、冤罪についてブログに取り上げています。
稚拙な文章で申し訳ないですが、よろしかったら見に来てください。
男性が危機的状況にあるということを一人でも多くの男性に認識してほしいですね。
小人数ではフェミニストには太刀打ちできませんから。
Posted by xavi at 2014年10月26日 12:11
xavi様

コメント、ありがとうございます。
ブログを紹介してくださって、たいへん感謝しておりますが、
URLか題名を教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
必ず見に行きます。
Posted by 翠流 at 2014年10月27日 00:39
http://blogs.yahoo.co.jp/azuritexaviamazonite
ここです。
愚痴っぽいブログになってしまっていますが(笑)
Posted by xavi at 2014年10月27日 19:12
以前はネームを入れるの忘れてて申し訳ありませんm(_ _)m

>つまり、会社がリストラする手段としてセクハラを捏造して解雇したんだという事です。
>そのために女性の優位性を利用して、女性が男性社員の嫌がらせをして被害者が男性だとしても
>女性がセクハラされたと言えば男性社員はすぐに解雇出来るということでした。
>なんていうか男性差別を利用して懲戒解雇に追い込む手法があるとは・・・。

http://shatikupro.seesaa.net/article/361223349.html

>相手が不快ならセクハラ成立 「どこに住んでるの?」がNGも

http://www.news-postseven.com/archives/20140625_262736.html

まさかブラック企業の男性労働者潰しの手段として、セクハラのあいまいな概念が利用されているとは思いませんでした。男性差別は本当に深刻ですね。
労働問題でも出て来るとは・・・・・
Posted by ジョク at 2014年11月02日 20:50
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