2014年10月03日

投稿原稿-3 ・・・ 男性の人権を守るために 【1】

投稿は、これで3回目となる。
投稿先は、昨年の『「男女共同参画」に翻弄される日々』と同じで、
地方の小さな団体の、「●●●の窓」という季刊誌である。
社会的影響力など、ないに等しいと思うが、
ほかに、投稿先があるわけでもない。
要するに自分の思いを、ブログ以外にも発信したいという思いの帰結である。

今回は、主に以下の内容を取り上げた。
このブログを読んでくださっている方には、内容の重複があり、申し訳ないが、
投稿原稿ということで、ご容赦いただきたいと思う。

     「内閣府男女共同参画局と安倍晋三の施策」
     「女性専用車両問題」
     「企業の女性優遇営業戦略」
       ・・・ レディ−スデ−・施設拡充の男性差別・トイレの男性差別

ところで近況報告であるが、
私は先日、カフェ・ド・クリエの、新宿東新ビル店に行った。
そのときの、トイレの不利益について、東京法務局に人権侵犯被害の申告をする予定。
他にも、地方法務局に、被害申告が2件、
それは、ファミマ・レディ−スデ−と、セブンイレブンのトイレに関わる被害申告。
どなたかに、「徒労」と言われる気がするが、
ほかに、取るべき手段を思いつくわけではない。
とにかく「声」は、あげなければ「声」にならない、という思いの帰結である。
以前、記事「男性更衣室(1)」に関わって、ある弁護士さんから、
「世論の高まりが必須である」という意味の話を聞いたことがある。
同一案件について、「無数」に近いような人の「人権侵犯被害申告」があれば、
それは、「世論の高まり」として評価されるのだろうか?

ところで先日、私は「ステ−キのどん」に行った。
「どん」は、10月29日の「肉(29)の日」を、レディ−スデ−にするのだそうだ。
内容は、「女性同伴なら」、会計総額から29%の割引。
仮に一人1000円のランチを食したとすれば、
一人710円の支払いとなる。
10月に一日だけのレディ−スデ−でとはいえ、
290円の割引は、かなりの額と私は思う。

詳しくは、「ステ−キのどん」のHPに記されている。
とりあえず、連絡まで。

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【投稿原稿】・・・ 男性の人権を守るために【1】

1.現状認識

 昨年私は、この「●●●の窓」に、「男女共同参画に翻弄される日々」と題した文章を、
2回に分けて掲載させていただいた。今回も、投稿の所以は同じ内発性によるものであ
るが、私の関心事は、男女共同参画の枠を越えて広がっており、題名を「男性の人権を
守るために」と変えざるを得なくなった。

 ふり返れば、昨年記したKスポ−ツクラブの件や、震災対応をめぐる女性団体の要請
行動の報道がなかったならば、私は恐らく、内閣府男女共同参画局(以下「男女局」と
略す)に関心を持つことはなく、「男女共同参画」という美名と乖離した施策が、憲法第
14条(法の下の平等)、更には、男女共同参画社会基本法第3条(男女の人権の尊重)
を擁するこの日本で、平然と進行していることになど、気づくはずはなかったと思う。

 私の捉え方からすれば、内閣府男女局の施策は、むしろ国民の前に顕在化しにくい形
で、その美名によって男性差別を隠蔽しながら進行してきたように感じられる。男女局
は本来、その名の通りの「男女共同参画」を推進する部局でなければならないはずであ
るが、既に昨年の投稿文にも具体例を記したように、現実には、「男女共同参画社会基本
法第3条」に明らかに抵触すると思われる施策が目立ち、内閣府男女局は、あたかも、
美名で本質を隠した、自己本位のフェミニズム運動の拠点であるかの如き存在であると、
私は感ぜざるを得ない状態になってしまった。要するに、その施策は、女性差別の解消、
男女平等の実現を逸脱して、女性優先・女性優遇・女権拡大の方向に向かう。そしてそ
の運動が、あたかも、正当、そして合法であるかの如き詭弁が、例えば「男女共同参画
社会基本法第2条」に記された「積極的改善措置(ポジティブアクション)」の悪用の
ような手法によって展開されていると感じるのである。その事例を、最近のニュ−スか
ら拾えば、恐らくは、内閣府男女局に端を発したポジティブアクションの、延長線上に
あると思われる安倍晋三の女性優遇政策の一つとして、今年の、9月13(土) の時事通
信に、次のような記事が掲載された。

「女性経営者向け補助金創設=安倍首相」(注1)

   安倍晋三首相は13日、東京都内で開かれたシンポジウムで、女性が経営する企業
  の事業拡大などを支援する補助金制度を創設する意向を明らかにした。安倍政権が
  重視する「女性の活躍」促進の一環。首相は「(女性の)企業家が伸びないのは根
  本的な問題があり、ここを変えていく。女性企業家への補助金について法的な裏付
  けも含め検討していきたい」と語った。政府の男女共同参画推進本部は8月、女性
  の社会進出を目的に、対象を女性に限定した補助金制度の指針を作成している。

 この施策が提案されるとするならば、恐らくは上文中の「法的な裏付け」が、巧みな
詭弁と共に用意されるだろう。しかしこの施策は、「男性には補助金を与えない」という、
紛れもない男性差別であって、憲法第14条、そして男女共同参画社会基本法第3条に抵
触するのは明らかであると私は思う。

 関連して、私は、今の日本に見られる男性の自殺の深刻な状況を想起する。その詳細
は、今後の投稿記事として、デ−タと共に提示したいという思いがあるが、例えば2008
年から2013年までの6年間の、「経済・生活問題」を原因・動機とする自殺は、男性が、
女性の8〜10倍以上に達しており、「勤務問題」でも7〜9倍近くに達しているのであ
る(注2)。この事実を、安倍晋三という人は、いったいどのように考えるのであろうか。

 国政レベルの男性差別は、このように、安倍晋三の女性優遇政策に伴って、政治の表
舞台に、違法を合法とする詭弁を孕みながら姿を現すようになった。しかし、私たちの
日常を取り巻く社会事象としては、既に以前から、様々の男性差別が、顕在化した形と
して存在してきた。例えば、痴漢対策として設置された女性専用車両については、公共
交通機関での「専用」という言葉の持つ法的問題等を含め、やや複雑な問題があると知
らされているが、男性の人権に関わる、最も重要と思われる部分だけについて発言をす
れば、仮に、女性専用車両を痴漢対策として是認したとしても、既に社会問題として衆
知となった、男性の「痴漢冤罪被害」については、その対策としての男性専用車両を、
鉄道会社は全く設置していないのである。痴漢冤罪被害は、男性の人生を根底から破壊
する。例えば、原田信助さんは、痴漢冤罪被害のために、新宿駅で、自らのいのちを絶
った。しかし、このような深刻な現実があるにもかかわらず、鉄道会社は対策を講じて
いない。鉄道会社は、男性の人権といのちを無視した、男性差別の加害者である。痴漢
冤罪の原因には、警察や鉄道会社や司法の「疑わしきは罰する」という、原則無視の対
応にも原因があるとされ、それはまさに犯罪と同等であると私は考えるが、この対応の
是正がいつになるかわかりはしない。また仮に是正されたとしても、痴漢冤罪被害がな
くなることはない。男性の人権といのちを無視した列車、女性専用車両と一般車両だけ
の列車が、あたかも、女性優遇是認、男性差別是認の象徴であるかのように、今日も明
日も走り続ける。

 消費の世界でも、女性優遇戦略によって、男性差別が拡大を続けている。ある会社の
男性社員が、あまりの女性優遇に苛立ち、疑義を呈したところ、上司から一喝されたの
だそうだ。「馬鹿者、女性が来れば男はついてくるんだ」と・・・。ひどい話である。抗議
など、民間企業は馬耳東風である。一例をあげれば、大手コンビニエンスストア、ファ
ミリ−マ−トのレディ−スデ−。現金に等価として還元される獲得ポイントの女性優遇
の如きは、下記のような「東京都男女平等参画基本条例・第14条第1項」とその「逐条
解説」に抵触することが明らかであるにも関わらず、東京都の男女課(東京生活文化局
都民生活部男女平等参画課)が「抵触する」と発言しないために、ファミリ−マ−トは、
平然とレディ−スデ−を続けている。私が電話で話しをした「お客様相談室」の責任者
の男は、私に対して、「男女課は条例違反だと言っているんですか?」などと、くり返し
くり返し聞くのである。彼らは条例など怖くはない、「条例違反である」と認定する機関
がないのである。男女課は、条例について、「予防措置として作った」などと言っている
が、予防効果などありはしない。この件について、既にある人は東京法務局に人権救済
の申し立てをして、私にも同様の予定があるが、恐らくは「人権侵犯事実不明確」で終
わるのではないかと危惧している。実際、私が、今年の4月に被害申告をした紀伊國屋
レディ−スデ−、東京の玉川高島屋店の営業実績に端を発し、既に全国33店舗で行われ
ているレディ−スデ−の被害申告は、既に「人権侵犯事実不明確」で終わってしまった。

【東京都男女平等参画基本条例・第14条第1項】
    何人も、あらゆる場において、性別による差別的取り扱いをしてはならない。
【第14条第1項・逐条解説】
    本項の「差別的取扱い」には、その取扱いの結果として、性別による差別がも
   たらされるものすべてが含まれる。性別による差別の意図を明確に有している場
   合に限られるものではなく、種々の状況から差別を容認したと推認される場合も
   含まれる。

 民間企業の女性優遇戦略は、施設の拡充にも顕著に現れている。例えば、デパ−ト等
をはじめとする商業施設の、女性専用トイレ・パウダ−ル−ム・フィッティングスペ−
ス等の拡充。美しい空間が、女性だけを対象にして広がってゆく。こういうことを意に
介さない男性、或いは、「男性はそんなことを意に介すべきではない」というような性
別観の人たちがどれほどいるのか私は知らないが、率直に言えば、美しさを求める私の
ような男性にとっては、この女性優遇は、精神的に非常にきつい。

 トイレの設置で女性を優遇する営業戦略は、コンビニエンスストアや喫茶店等でも全
国に広がっている。店内にある二つのトイレの、一つを女性専用、そしてもう一つを男
女兼用とするのである。女性には専用トイレがあり、トイレを二つ使えるのに、男性に
は専用トイレがなく、しかもトイレを一つしか使えない。「排泄」という「人間の尊厳」
に関わる場所で、なぜこのような、男性に対する人権軽視、いや、人権無視をするのか。
私は、非常に強い被差別感を覚える。専用があるか否かについて、女性には生理がある
とか、そういう理屈を、男性に対する人権無視の正当化に使わないでほしい。トイレは
「排泄の場」なのである。それだけで、男性にとっても「人間の尊厳」に関わる場所な
のである。こういう問題に鈍感な男性がどのくらいいるのか私にはわからないが、鈍感
な人は主役ではない。羞恥に対する配慮、プライバシ−に対する配慮は、それを強く求
める人、敏感な人が主役なのである。なぜならそれが「人間の尊厳」に関わるからであ
る。もう少し踏み込んで、あえて発言する。男性には生理がなくても、排泄に関わる疾
患を持つ人たちの中には、排泄の問題で苦労をしている人たちがいる。そういう男性の
存在を考えてもらいたい。いやむしろ、そういう男性は、女性より大変なのである。な
ぜなら、男性には、そういう疾患に対する下着類が整備されていないからである。はっ
きり申し上げるが、女性ならば、対応できる下着類は、機能性や美しさと共に、社会の
中に溢れている。男性にはそれがない。そのために男性は、惨め極まりない思いをする
ことがあるのである。
 このようなトイレの問題について、ある会社の担当者は平然と言った。「うちのコンビ
ニエンスストアの利用者は男性が多いから、女性を集客するために女性優遇トイレを作
った」と。全く、あきれた話である、営業利益を男性の人権より遙か上に置いている。

 日々、日本の社会に拡大する女性優遇が、日本を変えている。それは、あたかも、是
認されるべき当然のことであるかのように広がり続けており、男性は、過去からの性別
観の呪縛にも引きずられながら、男性差別の受容を義務づけられるような位置に立たさ
れている。「かつて女性は差別されてきた」という言葉は、必ずしも「法の下の平等」を
実現するために使われるわけではなく、非常に粗雑に、乱雑に使われながら、あるとき
は、自己本位のフェミニズム運動の正当化の、詭弁の素材として使われ、またあるとき
は、例えば災害対応に見られた男性差別のように、既に過去から存在してきた男性差別
の増幅を生み出している。
 今回の投稿文には、「男性の人権を守るために【1】」という題をつけた。投稿は 今後
も続く。ふり返れば私には、この「●●●の窓」への投稿など、夢にも考えてみないこ
とであった。しかし放置できない現実があり、発信したい思いが内発性となって、私に
投稿を促している。
                                   (続く)
【インタ−ネット検索項目】

(注1)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140913-00000038-jij-pol
(注2)平成20・21・22年度における自殺の概要資料(警察庁生活安全局生活安全企画
   課)、及び、平成23・24・25年度における自殺の状況(内閣府自殺対策推進室・
   警察庁生活安全局生活安全企画課)を用いて算出。


posted by 翠流 at 21:40| Comment(4) | 投稿原稿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
相変わらず頑張っておられますね。
レディースデーの問題、トレイを女性用と男女兼用に別ける問題。など、「小さな問題だ」と言う人がいますが、それはその人の意見であって、それを「大きな問題(=差別)」と考える人がいるのもまた事実です。
実際にこうしてそうしたものを無くそうと活動している我々が存在するのですから。
時に、私も、コンビニチェーンや、カフェ、ファミレスには幾多の苦情を入れてますが、なかなか改善されることは無くて、割合で言えば、30件苦情を入れて改善してくれるのは1件か2件程度じゃないでしょうかね。
しかし、苦情を入れなければ0件ということですからね、するだけの意味はあると思いますよ。
また、翠流さんの文章は非常にまとまっていて説得力がありますので、苦情を受け付けた相手もそれなりに考えてくれると思うんですけどね。ここは1つ、今後も互いに、根気良く、かつ、紳士的に押して押して改善を求めて行きましょう。
Posted by やぐるまの鏡 at 2014年10月04日 18:14
やぐるま 様

 励ましのコメント、感謝いたします。返信が遅れ、申し訳ありません。
ところで、トイレの問題も、レディ−スデ−の問題も、非常に大きな問題だと、私は思っています。
その、主な理由だけを改めて書きますが、
トイレについては、それが「排泄」の問題、つまり、人間の尊厳に関わる問題だからです。
レディ−スデ−につきましては、まず、女性優遇ポイントが、金銭と等価だからです。
199円しか持っていなくて、200円の品物を売ってくれと言っても、店員さんは売ってくれません。
そしてもう一つ、これは、両者に関わることですが、
企業の女性優遇営業戦略が、国民の意識を変えます。
「女性は優遇されてあたりまえ」という、女性の特権階級化、男性差別是認の意識が、社会に広がっていくのです。
このような特質を備えた、企業の営業戦略、
そして一方では、内閣府男女共同参画局と安倍晋三が手を組んで、男性差別の、女性優遇ポジティブアクションを、拡大させています。
女性専用車両問題も含めて、
憲法第14条からの離反が、男性差別という形で、日本の社会に広がり続けています。 
Posted by 翠流 at 2014年10月07日 11:40
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141007/k10015201701000.html

最悪の数値目標義務付けです。
安倍晋三政権は最低です。
Posted by ジョク at 2014年10月09日 00:40
ジョク様 ・・・・・ コメントありがとうございます。
        記事の紹介も、ありがとうございます。
私は、男性差別の進行に、抗議の記事を書いていますが、
日本の男たちがあまりにも怒らなすぎるので、違和感と疲労を感じています。
どうして怒らないんですかね?
ところで、先日、どこかの女性が、確か「プレジデント」という雑誌だったようですが、
「おっさんも輝く社会に」と題した文章を載せていたようです。
「おっさん」という言葉は汚くて嫌なのですが、
女性がこういう記事を書いたことには、心を動かされました。
女も男も、もっと、安倍晋三を批判しなくてはと思います。
特に「経済・生活問題」で、たくさんの男性が、みずから命を絶っていく日本。
そういう現実があるのだから・・・・・。
許せない男、安倍晋三。憲法破壊の男、安倍晋三。
Posted by 翠流 at 2014年10月13日 23:32
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