2014年09月07日

xavi 様 (1) ・・・ 男性に対する不当な性別観

8月24日の記事、「カフェ・ド・クリエ」に、「xavi 様」からコメントをいただいた。
その返信の形で、記事を掲載する。

 コメントありがとうございます。xavi 様がおっしゃるように、「男性は我慢をしなけれ
ばならない」という風潮が、社会には根強く存在し、様々の男性差別の原因になっている
と思います。「男のくせに・・・・・」という言い回しは、表面的には、あまり聞かなくなりま
したが、実質的には、陰に陽に、男性を呪縛し続けていると思います。「男性は孤独に耐
えなければならない」「強くなければならない」というような性別観は、男性の自殺が、
毎年、例外なく、女性より明らかに多いという「明白な性差」の原因の一つであるとして、
記事「男性の自殺」の中で取り上げましたが、自殺にまでは至らない日常にあっても、男
性に対して不当な「我慢」を強いる性別観は広く存在し、それを受け入れることが男性の
義務、或いは美徳であるかのような価値観を持つ男や女の存在が、平等な人権尊重の社会
をつくるための、大きな障壁になっていると思います。

 特に、そういう性別観を持つ男たちについて言えば、彼らは、自分が男性差別の加害
者であるという認識を持たないか、或いは、持つことがあっても、女性優遇の性別観の
故にそれを否定し、抑制します。そして、他の男性に対しても、それを「男らしさ」と
して要求するのです。ですから、男性に対する「人権軽視」「人権無視」は、なくなる
ことがないのです。そして、彼らが存在するために、庇護の中で、男性差別に気づかな
い女たち、或いは、気づいていても、庇護の上に「アグラ」をかくようにして、女性優
遇が当然の権利であるかの如く主張する、自己中心の女たちが増えていくのです。

 私がこのブログで取り上げてきた「災害対応」の問題であるにしろ、「自殺対策」であ
るにしろ、第三次男女共同参画基本計画の「健康支援」の問題であるにしろ、「女性専用
車両問題」であるにしろ、すべてそうだと思います。施策を考える過程のどこかで、必
ず、男性に対する不当な性別観が現れ、それが、人権軽視・人権無視を出現させている
のです。男性は「我慢」をしなければならない。嫌だと思っても、人権が軽視されても、
無視されても、我慢するのが男としての当然の義務だ、美徳だ、というような性別観 。
そして、その不当性、男性に対する人権軽視・人権無視に気づかない女たち、或いは気
づいても、それを、自分本位の理屈によって正当化しようとする女たち、更にまた、そ
れを視野の外側に押しやり、唯々、女性のためにだけに行動しようとする女たち。要す
るに、「全ての人に対する人権尊重の視点」が欠落しているのです。自分達の利益しか
考えないフェミニズム運動の如き視点。「初めに女性優先・女性優遇の結論ありき」で、
男性の人権など全く眼中にないような女たち、そして、それを是認・擁護する男たちが
いるのです。

 たとえばそれを、「災害対応」について、このブログの最初の記事、「裏切りの男女共
同参画」等で取り上げた「男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針(案)」に
ついて振り返れば、指針案に多大な影響を与えたと思われる、女性団体の内閣府に対す
る働きかけが、既に、H23年11月にニュ−スとして流れ、内閣府の中央防災会議は、そ
れを、男性に対する人権無視のままに受け入れた、と私は捉えています。それがH24年
9月の「防災基本計画」の修正だと思います。そして、その考え方をそのまま、内閣府
男女共同参画局は、「指針(案)」の、たとえば「避難所の開設」のような項目の中に、
男性に対する人権無視のままに挿入したのです(H25年3月)。この一連の流れの中で、
もちろん男性も関わっていたでしょう、しかし彼らは、恐らくは、上述の性別観の呪縛
の中で発言し、行動したと思います。しかし、内閣府男女局には、たとえば、H23年12
月に、電話でお話をさせていただいたAさんのような方もいらっしゃった。彼は、恐ら
くは、男女双方の人権を尊重する視点で発言をしてくださったはずだと、私は推測しま
す。しかしそれは、指針案の、基本的な視点に関わる抽象的部分では、文章として反映
されていても、「避難所の開設」のような具体的部分では、全く反映されていなかったの
です。そしてそれは、結局、上述のような、男性に対する不当な性別観の呪縛と、「初め
に女性優先・女性優遇の結論ありき」の、内閣府男女共同参画局の、自己本位のフェミ
ニズム的体質に原因があると思うのです。

 実施年度が何時であるのか、記憶が定かでないのですが、そう遠くないうちに、確か
福島県で、災害対応をめぐる国際会議が開かれるというニュ−スを聞いたことがありま
す。その会議の中で、もしかすると、男性に対する人権軽視・人権無視の施策が、自己
本位のフェミニズム運動の国際的な流れの中で、認知されてしまうのではないかと、実
は私は、強い不安を抱いています。男性にも人権はあるのです。男性の人権も守ってほ
しいと、そういう発言を、私は、その国際会議の、壇上に立って、したいのです。人権
は、女性だけにあるのではないのです。


posted by 翠流 at 01:03| Comment(8) | 人権擁護への思い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
全くその通りですね。すべてにおいて同意しながら読ませていただきました。

「男性は我慢をしなければならない」。
これは昔から不当なことでしたが、ポジティブアクションを導入した時点で完全に排除されるべきものでした。
この制度は女性が男性と同様に社会を引っ張っていくという意思表示でもあるのですよね。
この制度でどれだけの男性が希望の就職先につけなかったことか。

少子化対策は全く効果がないし、異常気象により災害が増えたり、橋やトンネルなどの修繕を放置してきたこともあり、これからの日本はますます金がかかります。
そんな中であれほどの巨額を投じている男女共同参画により仕事を得た女性は一切の甘えは許されません。
女性は仕事上でも日常生活でも男性と同等の責任を負わなければならない。

今の日本には女性差別しか認識しない人物が多いですし、一部の外国人も日本は女性差別の国だと主張しています。本当に頭に来ますよ。

ところで 翠流様はこの動画をご存知でしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=Iq5GB5Fw0f4
海外で男性差別との批判が相次ぎ、一部で非買運動まで行われたCMです。
しかし、日本の2chだったかどこかの掲示板でこの動画に対するコメントを見たのですが、どこが差別かわからないという旨のコメントが多かったです。
実際、日本でこのようなCMが流れても男性たちはほぼ無反応でしょう。
海外に比べて日本人男性の被差別意識は希薄だと感じます。
Posted by at 2014年09月08日 22:21
上のコメントは私が書いたものです。
名前を書き忘れてしまいました。
失礼しました。
Posted by xavi at 2014年09月09日 19:53
こういうのも酷いですよね。

>女性差別をなくし、人類が平等に暮らせる世の中を実現するためには、男児の出産を厳格に規制することにより、人間の性を統一し、差別の火種となる差異を消滅させることが必要であると考えられます。

>このためには、男児の出産規制に向けた国民的合意の形成が不可欠です。
>女性差別の撤廃を望む人類は今こそ立ち上がり、男児の出産の厳罰化を求めるべきです。
 
>男児を産む人間や、男児の出産を助長する人間は、平和な世界を望む人類への敵対者であり、暴力主義的なテロリストであります。

>このような人間は社会的避難に値しますが、法的にも罰せられるべきです。
>すでに男を出産してしまった人間は、その男を殺すべきです。
>また、男児を懐胎している者は中絶しましょう。
>男児の出産を禁止することなしに、人類が男女差別のない平和な社会を実現することは不可能です。
>これ以上ゴミが生まれることのないよう、いっしょにがんばっていきましょう!!

http://megalodon.jp/2013-0301-1559-28/liberalizewomen.blog.fc2.com/blog-entry-20.html
Posted by at 2014年09月09日 20:50
返信2件

xavi様 コメントありがとうございます。
    09月08日 22:21 のコメントに対する返信は、また後で。

09月09日 20:50 のコメントをくださった方へ

    紹介いただきましたブログ、拝見いたしました。
    昔、アマゾネスという映画があって、私は、その宣伝を見ただけなのですが、
    似ている印象がありますね。
    でも、これに賛同する人間が多くなったら、
    人類には、充分、破滅する価値があると思います。
Posted by 翠流 at 2014年09月10日 01:19
翠流様

 2013年5月からの記事、全て拝読致しました。

「男の美学」と書いて「やせ我慢」と読むのかね・・・
以前、そんな話を仲間内でしていたとき、大きく頷いた若い男性が多数いた事に
驚いたことがあります。
(既婚、未婚問わず、20代多数、30〜50代に至っては「それが男というものだ」という発言も)

長い時間を掛けて築いてしまった男性自身の常識を崩すところから
始めなさる覚悟をしていらっしゃるようですので
どうかご自愛ください。
Posted by 通りすがり at 2014年09月10日 09:03
通りすがり様

コメントありがとうございます。
私の記事を読んでくださったことに、感謝いたします。

私の主張はご理解いただいてることとは思いますが、「通りすがり様」がおっしゃっているような「長い時間を掛けて築いてしまった男性自身の常識」とやらは、特に今の日本の社会状況、たとえば、私がこのブログで書き続けてきた、内閣府男女共同参画局の施策の実態であるとか、安倍晋三の光り輝く女性発言が内包する男性差別であるとか、或いは、企業の営業戦略の中で膨張し続ける女性優遇戦略であるとか、の中にあって、男性に対する差別を、ますます加速させる大きな原因になっていると思います。私はそういう差別には耐えられませんし、それは社会的に許されるものではないと考えますので、非力すぎる自分であっても、たたかうしかないのだと思います。

ところで、男性差別の問題と関わって、私は、今流れているニュ−ス、性同一性障害の人に対する「ゴルフクラブ入会拒否事件」の判決に、強い関心を寄せています。たとえば、

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20140909/CK2014090902000244.html

性同一性障害の人たちは、恐らくは、血のにじむたたかいを通して、ようやく、社会に救われる兆しが見られるようになった。それは非常に素晴らしい成果だと私は思います。しかし、救われるべきマイノリティ−は他にも存在し、更に、平凡と非凡の間には、グラデ−ションの領域がある。そして、そこに存在する人たちにも、等しく尊重されるべき人権があるはずです。「男性」「女性」というような、単純な二項対立的視点ではなく、人間は多様であるという認識の上に立って、私は、塵のような小さい存在でしかありませんが、メッセ−ジを発し続けたいと思います。憲法第14条だけを拠り所にするのではない。それだけでは、多様な人間の人権を尊重しきれないのです。憲法第13条の「個人の尊重」の理念を、忘れてはならないと思います。

Posted by 翠流 at 2014年09月10日 18:18
真剣に答えて頂きありがとうございます。
実際昨今の男性は消耗品として扱われています。

>置き去りにされる、“40代非正規“の貧困と孤立“

http://www.asyura2.com/12/social9/msg/494.html

昨今産業が空洞化してどうしようもなくなった原因は、実は下支えしていた男性を使い捨てにし過ぎて打ち止めになってしまい、グローバル化して仕事が無くなってしまったのも原因です。
Posted by ジョク at 2014年09月10日 23:29
非公開希望 様

2014/09/13 02:27 に、非公開希望で、長文のコメントをいただきました。
でも、どうして「非公開」なのかな?
誰かが、あなたのこと知っているからなの?
でも、公開にしてほしかった。今日の私としてはね。
非公開じゃあ質問もできないし、
困っちゃったな・・・・・・・。

コメントは、とりあえず、全文、保存してあります。
Posted by 翠流 at 2014年09月13日 04:41
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