2014年08月24日

トイレの男性差別(3)・・・ 喫茶室「A」

Dさんのブログに、
女性専用トイレしか設置していない喫茶店の記事があり、
私は非常にショックであった。

店の名前は「A」。
全国には多数の店舗があるようだが、
記事となったのは、東京にある店舗。

男性が使えるトイレはなく、
店員に聞くと、店外の公衆トイレを使うよう指示される。

トイレは、排泄という、人間の尊厳に関わる場所であるというのに、
女性だけに、店内専用トイレが与えられ、
男性は、店外の公衆トイレを使わなければならない。
まるで男性が、人間ではないかのような扱いであると、
私は、強い被差別感を覚える。

それだけではない。
もしかすると、その女性専用トイレの中には、
美しい鏡を備えた、
美しい空間が用意されているのではないかと、
被差別の思いが一層強くなる。
それは私が、
男性であっても、美しい空間を求める人間であって、
しかし今はそれが、女性限定配慮として、
膨張する時代だからなのである。

私は今、この文章を、ある喫茶店で書いている。
ここは自宅から車で30分程度の距離にあり、
決して近いわけではないが、
好きな席に座れれば心が落ち着く、ということだけではなく、
ここの男性用個室トイレは、
広い空間の中に洋式トイレがあり、
片側の、手洗い側の壁面は大きい鏡となっている。
私は、男性にもこのようなトイレが与えられたことに、
心安らぐ思いを感じるのである。
たぶん、女性用個室と大差はないだろう。
私はこの喫茶店が好きで、
ここでブログの原稿を書くことが多いのである。

美しさを求める感覚に関わって、
もう一つ、書いておきたいことがある。
私は、前回、「高野悦子のこと」と題した記事を書いた。
その理由は、自分でも明確に整理しきれないのであるが、
混沌の中に、しかし一つ、
明らかなことがある。
それは、引用した彼女の詩の、最後の4節への共感が私にあるということを、
このブログを通して、伝えたかったのである。
私は男という性に生まれ、
高野悦子のように、最後の4節を、自分として語ることができない。
しかしそれを語りたい思いが、
確かに私にあるということを、
彼女の詩を引用することによって、伝えたかったのである。

最後の4節を、
もう一度ここに引用する。

     原始林を暗やみが包みこむ頃になったら
     湖に小舟をうかべよう

     衣服を脱ぎすて
     すべらかな肌をやみにつつみ
     左手に笛をもって
     湖の水面を暗やみの中に漂いながら
     笛をふこう
   
     小舟の幽(かす)かなうつろいのさざめきの中
     中天より涼風を肌に流させながら
     静かに眠ろう

     そしてただ笛を深い湖底に沈ませよう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

喫茶室「A」への、トイレの改善を求めた取り組みを、
ここに続けて、報告する。
私は、8月2日の深夜に、Dさんのブログ記事を読み、
同日、午前9時30分頃に、喫茶室「A」に電話をした。
電話を受けたのは、Gという女性であった。
私の発言と彼女の対応について、その概要を記す。

  【私の発言】
    ・トイレは排泄の場所、つまりは、人間の尊厳に関わる場所であって、店内に 
    女性専用トイレしかないのは、男性に対する著しい人権無視、男性差別である。
    ・店の料金は男女同一である。店内に男性専用トイレがなくて良いはずはない。
    ・(上の発言に併せて、今の日本に見られる、様々の女性優遇、男性差別の例を
    挙げ、営業戦略としての女性優遇を批判した。)
    ・(質問):この店舗のトイレは、誰の発案によるのか。全国に、同様の店舗は
     いくつあるのか。場所はどこか、等。
  【Gの回答】
    ・彼女は、「要望は、設計担当等、関係部署に伝える」と言った。また、「トイレ
    が2つある店舗では、1つが女性専用、もう1つは男女兼用になっている」とも
    言った。私は、更なる要望の必要性を意識し、当惑した。この後者の件について
    は、十分に発言できなかったと記憶するが、とりあえず改善の要望はした。

 その日の昼、私の携帯に着信があった。喫茶室「A」の、Hという男だった。彼の言葉のト−ンには誠意がなく、不遜だった。加えて、彼がは約束を守らない男だった。彼は、次に記す会話の最後で、1週間ほど後に、私の携帯に返信の電話を入れると言った。しかし、既に3週間を経過した今も、着信は全くない。

 彼との会話の要点は、以下の通りである。彼は初め、東京の別の店のことと勘違いしていたららしく、「個室になっているでしょう」などと言った。恐らくは、女性専用トイレと男女共用トイレの設置を正当化しようとする発言と思われたが、私は、今回はその件については触れなかった。以下、Hとの会話を記す。

  (私) トイレは排泄の場所であり、人間の尊厳に関わる場所である。店内に女性専用
      トイレしかないのは、人間の尊厳に関わる男性差別である。料金も男女同一で
      あり、店内に男性用トイレがなくてよいはずはない。増設が無理なら、現在の
      女性専用トレを、男女共用トイレに変えていただきたい。
  (H) 検討する。
  (私) どのような道筋で検討するのか。
  (H) 関係の部署と相談して・・・・・・
  (私) 関係の部署とは?
  (H) (彼は途中で「設計担当や・・・・・」というようなことを呟いたが、最終的には
      名言しなかった。)
  (私) 倫理的観点だけではなく、条例もある。(私は、記事「Eコンビニエンススト
      ア・レディ−スデ−(2)」に記した条例と逐条解説を読み上げた。それを、
      ここに、もう一度記す。)

     【東京都男女平等参画基本条例・第14条第1項】
         ・・・「何人も、あらゆる場において、性別による差別的取り扱いをして
          はならない。」
     【第14条第1項の逐条解説】(東京都生活文化局発行)
         ・・・「本項の『差別的取扱い』には、その取扱いの結果として、性別に
          よる差別がもたらされるものすべてが含まれる。性別による差別の
          意図を明確に有している場合に限られるものではなく、種々の状況
          から差別を容認したと推認される場合も含まれる。」       

  ★ この条例と逐条開設を読み上げているとき、Hは、やや低姿勢となった。しかし、
   恐らく今は、記事「Eコンビニエンスストア・レディ−スデ−(2)」の後半で書いた
   Eの担当者と同様の位置で、横柄に居座っているように思う。条例が、実効性を持っ
   ていない。

  (会話を、続けて記す)
  (B) 弁護士とも相談する。
  (私) 検討結果を連絡してほしい。
  (B) 連絡する。
  (私) どのくらい待てば良いか。
  (B) 1週間くらい。

前述の通り、3週間たった今も、返信はない。

以上、中間報告。


posted by 翠流 at 12:51| Comment(7) | トイレの男性差別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
男性は我慢しなけばならないという風潮があります。
そのために、トイレがないことが不便でも苦情を言うのをためらう人が多く、男性用のトイレがなくても良いという認識になってしまうのでしょうね。

翠流様の記事で、女性は昔から差別されてきているから現在男性差別があるのは当然だと主張する女が出てきましたが、そんなことはありません。
男性であることで我慢してきたことなどいくらでもあります。
プライバシーの侵害、女性からの暴力、一家の大黒柱として働くことなど多々ありますし、仕事上の差別も男性にだって多く存在していましたよね。
それを、女性は男性が弱音を吐かないからといって、男性差別は存在せず女性差別だけがあると思い込んでいただけにすぎません。
結局わがまま言ったもの勝ちです。

それにしてもトイレがない喫茶店があるとは。
最近は年齢や性別という属性で客を差別することが当たり前になってきました。
本来目指すべきところと逆行しているように感じます。
Posted by xavi at 2014年08月26日 20:22
抗議お疲れ様です。随分と頑張っておられるのですね。
私もこの企業にHPのフォームから抗議のメールを送ったのですが、未だ何の返事もありませんね。
まったくふざけた会社だとは思うのですが、チェーン系ってだいたいこんな感じで不誠実な所多いですよね。

そもそも女性専用+男女兼用でも男性客に失礼な話なのに、「当店舗は女性用しか用意していない→男性は外の公衆トイレでも借りれば?」なんて失礼の極みでしょう。
店内の広さからトイレが1つしか用意できないのなら当然のこと男女兼用とすべきであり、男女兼用トイレが嫌な客は外のトイレに行くというのが筋でしょう。
ここの店長はそんなこともわからない者なのでしょうかね?

私も、ここは今後も抗議を続けて行こうと思います。
Posted by やぐるまの鏡 at 2014年08月27日 20:22

返信2件:(xavi様・やぐるま様・・・・・返信が遅れて申し訳ありません)

xavi様
   コメントありがとうございます。
  共感を持って読ませていただきました。
  返信が長くなりそうなので、来週中に「記事」としてアップする予定です。
  もう少しお待ちください。

やぐるま様
   励ましのコメント、ありがとうございます。
  私は、トイレの男性差別を、重大な人権問題と捉えていますので、
  これからも、必然的に、取り組みを続けざるを得ないと思います。
  見通しは立たないのですが、
  できる限りの、合法の取り組みをするつもりです。
Posted by 翠流 at 2014年08月28日 23:38
頑張って!
Posted by あ at 2014年09月01日 19:58
「あ」様 ・・・・・ コメントありがとうございます。
         ひとことでも嬉しいものです。感謝です。
Posted by 翠流 at 2014年09月02日 08:45
初めまして。
男性差別とたたかっていらっしゃるとのこと。
ブログまで立ち上げられて、素晴らしい行動力だと感嘆いたしました。

私も日頃から、男性差別に疑問を感じておりました。
特にひどいと思ったのが、スーパー銭湯の男性用更衣室を女性が掃除していたことです。
本当に腹が立ちました。おかしいと思って、抗議もしております。

翠流様の活動を支持し、一緒にたたかってまいりたいと思っております。
よろしくお願い申し上げます。
Posted by ta at 2014年09月02日 22:03
ta 様

共感的なコメント、ありがとうございます。
新しい出会いに感謝します。

思いを同じくする人たちと、何らかの形で「連帯」できれば幸いと思っています。
連帯の形は色々あるかと思いますが、
閉塞状況を、何とかして打破したいという思いがあります。

これからも、コメント欄で、ご発言いただけるようであれば幸いと思います。

返信が遅れ、申し訳ありませんでした。


 
Posted by 翠流 at 2014年09月05日 11:33
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