2014年06月13日

男性更衣室 (5) 浴室にまで 【その2】

 経過の続きを書く前に、改めて言っておきたいことがある。私は、男性更衣室に女性清
掃員が入る施設が現在もあるということを、どうしても理解できないのである。私たちの
暮らしの中の基本的なマナ−を振り返って、たとえば、更衣室ではない部屋に入ろうとし
てドアを開けたとき、中に着替え中の人がいれば、たとえそれが同性であっても、ためら
いや動揺を持って、まず、「あっ、すみません」とか「あっ、失礼しました」とか、謝り
の言葉を発するのが普通ではないかと思う。それは、形式的な礼儀ではない。私は、着替
え中の人が同性であって、着替えているのが上半身であれば、謝りの言葉と共に、たとえ
ば、ドアを少し閉めながら、相手が見えない位置に自分を置き、了解を得てから、「失礼
します」とか「すみません」とか言って中に入る。もしも彼が、スラックスであるとか、
下半身を着替えていれば、私はドアを閉め、着替えが終わるまで中へは入らない。もしも、
私が着替え中で、入室しようとする人が同性の場合、私は彼に、同じ配慮を要求する。そ
して、着替えが上半身であっても、肌や下着を見せなければなならない状態であれば、「あ
っ、ちょっと待って・・・」のように、いったん入室を断るだろう。着替えは、私にとって
はそういう性質のものである。異性間での性的刺激とか、そういうこととは全く無関係に、
それ以前に、たとえ同性であっても、人に着替えを見られるのは嫌なのである。それが、
着替えに関わる私の感受性であって、更衣室での着替えも、その延長線上にある。   

 実は私は、ある有名な消化器系の検査クリニックで、1〜2年に1回、検査を受けてい
るが、そこの男性更衣室は、プライバシ−への配慮が行き届いている。私が使ってきた更
衣室は、中に入ると、10数個程度だったと思うが、個人用ロッカ−が並んでいる。そして、
部屋の随所に、長いカ−テンが下がっているのである。この更衣室を同時に使う男性は、
多くても4〜5名であった。だから、カ−テンによって、人に全く見られない状態で着替
えができ、精神的に非常に楽なのである。私は、このクリニックにたいへん感謝している。
更衣室は、まわりに同性しかいなくても、このように配慮されるべきなのである。   

 スポ−ツクラブの更衣室も、本来、そうあるべきである。私は、退会したKスポ−ツク
ラブのI(アイ) 支店の男性更衣室で、目隠しの役割を果たしていた中央列のロッカ−がな
くなったとき、中央に仕切りをつくってほしいと要望したことがあった。この要望には、
結局返信もなく、私もそこまで期待するのは無理かもしれないと思い、我慢をしたが、あ
る時、この支店で、男性従業員が、男性が着替え中なのに、新任と思われる女性清掃員を
男性更衣室に連れ込んで、説明を始めたことがあった(記事「男性更衣室(2)」)。私にし
てみれば、全くの想定外の出来事で、今思い出しても言葉がないが、以前書いたように、
私は、この二人を大声で怒鳴りつけた。それが抑止力となったのかどうかは知らないが、
以後、この支店の男性更衣室に女性清掃員が入ることはなかった。                   

 ところが、こういう、私のような感受性を、理解できない人、理解しない人、受け入れ
ない人がたくさんいる。男性にも、女性にもいる。それは、彼ら彼女らの、鈍感さ、単純
さ、高慢さ、無知、配慮の欠如、人権無視、人権軽視、そして、不当な性的・社会的偏見
の存在の証である。(記事「男性更衣室(1)、「投稿原稿:男女共同参画に翻弄される日々
【1】」参照)。そして、Sスポ−ツクラブKI(アイ)店の昨年の店長Sも、結局そういう
男だったのではないかと思う。彼は、先回の記事に記した@〜Bのような発言はしたが、
感受性のレベルでは、記事「男性更衣室(2)」の店長ほどではないとしても、やはり鈍感
な部類に属していたのではないかと思う。振り返って改めてそう感じるのは、まず、20
13年2月15日の電話での、彼との会話の冒頭の部分である。私は前日、女性清掃員に、
浴室にも男性更衣室にも女性清掃員は入れないよう、会社に帰って責任者に伝えるように
言った。彼女が、どのような言葉を使ったのかは知らないが、道筋としてはその通りにし
たようで、清掃会社から、この一件が店長Sに伝わった。そして電話でのSは、初め、私
が女性清掃員に抗議をしたことに不満のような語調だったのである。それは、彼が、前述
の如き男であることの証である。私なら、まず、利用者に謝るだろう。「男性浴室に女性清
掃員を入れて、本当に申し訳なかった」と。                    

 しかし、不満そうな彼の語調はすぐに変わった。私の語調がそうさせたのだと思う。
それが私の位置である。そして彼は、先回の記事に書いた@〜Bの発言をしたのである。 

 しかし彼は、そう言いながらも、現実的には何一つ実現せずに、しかも、行なってきたは
ずの対応について、具体的な申し送りを全くせずに、転勤してしまった。彼が実現のため
にどのような対応をしたのか、或いはしなかったのか、また、実現できなかった理由はど
こにあるのか等について、私は、全く掌握できていない。私は新任の店長Kに、「Sさん
と直接話したい」と、くり返し伝えたが、Kは、頑として、Sの転勤先を教えなかった。
彼は、「この件(事実確認)については、私が責任を持ってSに聞きます」とくり返すば
かりであった。しかし、そんな言葉を信用できるはずはない、二人で都合のいいように口
裏合わせをするにきまっている、と私は思ってしまう。信頼関係は崩れたのである。  

 同日の電話で、私は店長Kに、「清掃員ではなく、クラブの男性スタッフが清掃を行う
よう配慮できないか」と聞いた。彼は「現在の人員では清掃まではできない。新しく採用
することもできない」と答えた。そこで私は、「清掃会社に、プライバシ−スペ−ス(浴
室・更衣室・パウダ−ル−ム)の清掃は同性が担当するよう要望してほしい」と伝えた。
この件について、彼は了解し、結果を私に伝えると言ったが、私は、スタッフの雇用や、
清掃会社への要望に、Sスポ−ツクラブの本社がどのように関わるのか、或いは関わるこ
とができるのかを知りたいと思い、私が改めて電話をするまで、清掃会社への連絡は待っ
てほしいと伝え、電話を切った。私はこの件について、翌々日、Sスポ−ツクラブの「お
客様相談室」に、問い合わせの電話を入れ入れた。                 
                               【その3】に続く。


posted by 翠流 at 17:26| Comment(0) | 男性更衣室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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