2013年12月12日

ひどすぎる男性無視の復興アンケ−ト(2)・・・ 男女局 総務課へ

 11月25日に掲載した記事、「ひどすぎる男性無視の復興アンケ−ト(1)」で取り上げた、男性への配慮項目の欠落について、私は、内閣府男女共同参画局に、電話で幾つかの質問と発言をしたが、12月5日に、担当者から回答を得た。その内容は次の3点に要約される。

 @ 調査は、対象とした自治体や被災者への負担を考え、1回限りという計画で行った。
 A 従って、今後行う予定はない。
 B 今後、災害発生時に同様の調査を実施する場合は、(翠流)さんの要望のように、
  男性にも配慮した調査項目を設定する。

 現在、男女局のホームページに掲載されている該当の記事、「東日本大震災からの復興に関する男女共同参画の取組状況調査」(注1)の、「調査結果 [PDF形式:533KB]」の45ペ−ジ、図表5−5−1「避難所運営の際に男女共同参画の視点を反映させた取組」には、上記Bに相当するコメントの付記はなく、男女局は、男性に対する配慮の欠落を、HP上では是正することなく、調査結果を全国に発信し続けることになる。従って、不満と批判は強く残るが、とりあえず、今後の方向については、「男女共同参画」という言葉と乖離しない回答を得た。その内容を確認し、確かな形として残したいという思いから、私は、男女局総務課に、改めて、次のような要望書を送ることにした。今後への申し送りが確かになされ、男性への配慮の欠落が、是正されることを願う。
       (注1)URLは、前回の同名の記事(1)の(注1)を参照のこと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                                平成25年12月12日
内閣府 男女共同参画局 総務課 様
                                 ( 翠 流 )
                 要 望 書

     「東日本大震災からの復興に関する男女共同参画の取組状況調査」
          に見られる、男性に対する人権無視の指摘と、   
   今後の災害対応における、男性に対する人権無視・人権軽視の回避について。

 既に今月5日に、総務課防災担当の ○○○ 様から、防災担当者4名の会議の結果であ
るとして、ご回答いただいた件ではありますが、その内容を確認し、文書として明確な形
で残したいという思いから、改めて要望書を送らせていただきます。
 11月27日に、私から ○○○ 様に発言させていただきましたように、本年6月7日に、
内閣府男女共同参画局ホ−ムペ−ジの「災害対応」に掲載された記事、「東日本大震災か
らの復興に関する男女共同参画の取組状況調査」の45ペ−ジ、図表5−5−1「避難所運営
の際に男女共同参画の視点を反映させた取組」に記された調査項目は、下記のように、そ
のほとんどが、女性だけに対する配慮に終始しており、男性に対する配慮、具体的には「男
性用更衣室」「男性のニ−ズの把握(聞き取り、意見箱等)」「男性に対する相談窓口の開
設・周知」「男性専用の物干し場」は完全に欠落しています。因みに、「物干し場」につき
ましては、私は現在の居住地に来て約20年になりますが、この20年間、私は、洗濯物を干
すときに、自分がスラックスのの下に身につけていた1枚の下着を、人に見える場所に干
したことは、ただの一度もないのです。すべて部屋干しです。そういう男性もいるのです。

 【図表5−5−1:調査項目】
   男女別トイレ。 避難所の運営体制への女性の参画。 女性用物資(生理用品や
   下着等)の女性による配布。 女性用更衣室。 女性のニ−ズの把握(聞き取り、
   意見箱等)。 間仕切りによるプライバシ−の確保。 授乳室。 女性に対する相
   談窓口の開設・周知。 乳幼児のいる家庭用エリアの設置。 女性専用の物干し場。
   女性に対する暴力を防ぐための措置。 その他

 前述のように、図表5-5-1 の名称には「男女共同参画の視点を反映させた取組」と書き
ながら、その調査項目には男性に対する配慮が存在しません。この、名称と内実の乖離、
それは、男性に対する人権無視という倫理的な問題点であると同時に、男女共同参画社会
基本法第3条、そして日本国憲法第14条に抵触する内容であると考えます。
 この私の発言につきまして、○○○ 様は、防災担当者4名の会議の結果であるとして、
今後の災害発生時には、私の発言のような要望を取り入れる形で、つまりは、「女性の人権
だけではなく、男性の人権にも配慮して」調査項目を設定することを確認したと、回答し
てくださいました。しかし、人権尊重の原点に立ち帰って考えれば、それは、本来、この
調査の開始時点で考慮されるべき事項であったはずと考えます。男性にも人権はあります。
男性の人権を無視しないでください。本年5月に公開された「男女共同参画の視点からの
防災・復興の取組指針」の4ペ−ジには、「避難生活において人権を尊重することは、女
性にとっても、男性にとっても必要不可欠であり、どのような状況にあっても、一人ひと
りの人間の尊厳、安全を守ることが重要である。」と記されています。この精神を忘れる
ことなく、真の「男女共同参画の視点」から、今後の施策が実施されるよう、強く要望し
ます。


この記事へのコメント
官公庁に問い合わせたり、掛け合ったりするというのはとても実際的な活動方法でいいですね。素晴らしいです。御苦労も失望もあるのでしょうけれども、頑張ってください。

いや、こういう場合は「頑張ってください」という気合いの入った言葉より、「時間のかかることでしょうから、ゆったり構えていきましょう」といった言葉の方が適切なのでしょうか。うーん、ワカラナイ。
「いっしょに頑張りましょう」と言うのが一番いいのでしょうけど。なかなかそこまでの勇気と根性がなくって。


Posted by ピュグマリオーン at 2013年12月17日 21:22
ピュグマリオーン様。
コメントありがとうございます。
私は、コメントをいただけるだけでも感謝なのですが、
今の日本の状況を見ると、
男性の人権を擁護する団体が少なすぎると感じるのです。
事態はずいぶん深刻になっていると、
私は思うのですが・・・・・。

これからもよろしくお願いいたします。


Posted by 翠流 at 2013年12月19日 13:09
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