2013年06月08日

防災・復興の取組指針・・・案から指針へ

しかし、明けない夜

 先回のブログで取り上げさせていただいた「男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針(案)(3月28日発表)」は、その「男性に対する差別性」を、差別ネットワ−クの記事として取り上げていただき、関係の方々にもご協力いただいたおかげで、内容は改善され、「指針」として5月31日に発表された。尤も、「取組指針の解説・事例集」には、「指針」の考え方と整合性を欠く男性差別が、今も温存されている部分があるし、私自身もまだ斜め読みであるから、これから先、新しく気づくこともあるだろう。私は、それらを含めてブログの記事にしたいと思っているが、当初の予測に反して「指針」にかなりの改善が見られたにもかかわらず、晴れない心の私がいる。それは、先日、差別ネットワ−クの記事となった、横浜4校の「女性専用車両増設署名活動」の問題もあるが、それ以前に、今の日本を日ごとに広く覆っていく、女性優遇、男性差別の風潮に、近い日の解決がないことを感じているからだと思う。その風潮は、理想としての「女性差別の解消」「男女平等の実現」では決してなくて、差別撤廃運動の過程で現れる逆差別を含みながら拡大しているのである。今回の「防災・復興の取組指針(案)」の問題にしても、私の無知、或いはお人好しといえばそれまでだが、先回の記事にも書いたように、日本国憲法第14条・第13条の直下で、そして、男女共同参画社会基本法第3条を擁する内閣府男女共同参画局が、あのような、男性に対する人権・プライバシ−の軽視、或いは無視の指針案を提示してくること自体が、私にとっては、たいへんな驚きであり衝撃なのである。昨年の9月に制定されてしまった「防災基本計画(中央防災会議)」にしても然り。このような事実に対して、「男性に配慮しないとは書いてない」という発言を二人の職員からいただいたが、書いてなければ、無視あるいは軽視される可能性が高くなるのは当たり前のことなのである。そういう可能性について、危惧する私の思いを受け止めることなく、「男性に配慮しないとは書いてない」と発言した二人。悪い人間だとは思っていないが、その認識の浅さに、今も失望を覚えるのである。

 今回の指針(案)の問題については、もしも指針が完成した段階で、男性に対する人権軽視、或いは無視が解決していなければ、私は、捨て身のような思いを抱えつつ、内閣府男女共同参画局を提訴しようと思い、情報収集を始めていた、裁判のことなど右も左もわからない私は、地元の弁護士センタ−の無料電話相談に問い合わせをしたり、東京弁護士会や日弁連のホ−ムペ−ジを開いたり、電話での問い合わせをしたりしていた。「あなたがしようとしている訴訟は行政訴訟でしょう。行政訴訟は私にはできない。それを得意とする弁護士を探さなければ・・・・・」という、ある弁護士の言葉。或いは、「(翠流)さんのような訴訟をするためには、条件が二つあると思う。(翠流)さんの場合が、果たしてその条件に該当するかどうか・・・・・」という、今はもう、私の感受性との溝を感じて、関係の断裂を意識するようになってしまった、地方法務局のある職員の言葉。裁判に無知な私が、内閣府男女共同参画局に対する提訴の思いの中で、右往左往する姿、そういう姿が、日本国憲法第14条・第13条を擁する日本で、なぜ現れなければならないのか、私は理解できないのである。今回の問題について、私は、東京法務局の人権擁護部にも申し立てをしていた。この件については、また別の機会に書くことがあると思う。
この記事へのコメント
>「男性に配慮しないとは書いてない」という発言を二人の職員からいただいた
 
 憲法14条1項の場合は、「人種、信条、性別、社会的身分又は門地」というのは(あくまで)「例示」であって他の差別も禁止されている、というのが通説です。と言うか、そうでなければおかしいわけですが、それでも、「例示されている差別は、例示されていない差別よりも重大な差別であり、より強く禁止されている」などと言う人もいます。

 まして、「男性差別」の場合は、「性差別」と言えば「女性差別」と捉える人が多く、軽視されがちなのは否めません。こういう状況では、私ら「選ばれし者たち」が結局、「男性差別は(女性差別と同様)重大な差別である」と言い続けなければいけないでしょう。
Posted by ドクター差別 at 2013年06月12日 04:22
ドクタ−差別様 コメントありがとうございました。私は「男性」に属する人間として、そして「翠流」としての個性を持つ人間として、「男性差別」の罪性について、たぶん死ぬまで、告発し、発言し続けると思います。来訪ありがとうございました、深夜にこのブログを開いて、心安らぐのを感じています。
Posted by 翠流 at 2013年06月13日 00:50
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