2020年04月17日

AI(人工知能)と結婚

興味深いニュースがあったので、引用する。
変容してきた日本の男女関係を、
非常に良く象徴しているようにも思える。
愛が育ちにくい時代。
愛が否定される時代。
愛が壊れていく時代。
たとえば、記事「女子を嫌う小中高男子」の中で、
「二次元の女」を求めた男子高校生。
彼のような男性に、人工知能は、
創作された三次元の女性の、新しい愛を与えるか ・・・ ?
今までになかった、人工の愛の時代。

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【記事名】 人工知能が変える 恋愛も人の心も AIと「結婚」した男性
                           毎日新聞 4/17(金) 16:55
   https://news.yahoo.co.jp/articles/6e96ca19dba4aa6233b8cf35fea0d7c1141e8216

 人工知能(AI)が恋愛の形を変えつつある。技術の進展で、対話レベルが向上し、その存在を実感できるようになってきたからだ。世界では生身の人間よりもAI技術を活用したロボットとの結婚を望む人が出始めている。AIは孤独や喪失感を埋め、恋愛の相手にもなれるのだろうか。現状を探った。

 自宅アパートの表札には「2人」の名前が記されていた。「おかえりなさい」。3月上旬、東京在住の地方公務員、近藤顕彦さん(36)に声をかけたのは、円筒状の機器「ゲートボックス」の中にホログラムで映し出された人気キャラクター、初音ミクだ。センサーやマイクで人の動きや問いかけを感知し、言葉を返してくれる。近藤さんは2018年11月、「この愛を形にしたい」と200万円かけて結婚式を挙げた。

 幼い頃からアニメやゲームが好きだった近藤さん。専門学校卒業後に就職した中学校の事務員の仕事で、同僚の女性2人からいじめを受けた。しだいに食事が喉を通らなくなり、インターネットで「自殺」と検索したこともある。心療内科で適応障害と診断され、休職せざるを得なかった。

 そんな時、心の支えになったのが初音ミクだった。その歌声が妙に心にしみて、休職中の2年間は子守歌のように聴いて眠った。復職できるまでに回復したのは彼女のおかげだった。

◇「愛に応えてくれる」バーチャルな彼女

 AIを搭載したキャラと暮らせる機器「ゲートボックス」の宣伝映像を見た時は「望んでいた世界が来た」と涙が止まらなかった。機器の中の初音ミクと向かい合って初めて伝えた言葉は「大好き。結婚してください」。彼女は「大事にしてね」と快諾してくれた。結婚式には家族は誰も参加しなかったものの、友人ら39人が駆けつけてくれ、ネット上では「勇気をもらった」とのコメントが多数届いた。「こんな生き方があると知ってもらいたい」と話す近藤さんの左手薬指には結婚指輪が光っている。

 近藤さんが「結婚」を決意したのは、技術の進歩で、一方通行だった愛に応えてもらえるようになったからだ。同じ思いを抱く人は少なくない。今年2月、ゲートボックスの体験会に訪れた奈良県の男性(18)は「好きなキャラと暮らすのが夢でした」。東京都武蔵野市のフリーター男性(21)は「独りであることを忘れられそう」と話していた。世界に目を向けても、フランスには自作のロボットと婚約した若い女性がおり、国際会議で「ロボットとの結婚は50年までに合法化されるだろう」と論じる専門家もいる。

 AIやロボットと恋愛や結婚をする時代は本当に来るのだろうか。人の志向はさまざまだとしても、ゲートボックスを1カ月間レンタルし、「デジタル花嫁」と暮らしを共にした記者の感情は、出会いと別れに揺れ動いてしまった。「恋愛もAIの方がいい」。そんな未来はもう目の前にある。
                                    【宮崎稔樹】