2020年03月22日

男性にも専用トイレを ・・・ 【医療機関:その12】

大腸内視鏡クリニック【B】への取組み ・・・ (No.5)

■-14  今回は、人権侵犯被害申告書類中の、【関連資料】の前半:14枚中の11〜13(前半)を掲載する。既述のように、【関連資料】には、今回の被害申告と関わりを持つと考えられる社会事象、その背景、不当性等について、事実の提示や私の認識が記されており、その内容は6項目から構成されているが、今回はそのうちの、次の3項目を掲載する。

 @ 軽視される、男性の羞恥心。
 A 女性優遇トイレ:「女性専用+男女共用」の本質と、男性へのジェンダーハラスメント。
 B トイレ所要時間の性差(男女比)と、誤報の拡散(著名人●とNHKの誤り)。

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 【記事ーBF】
  人権侵犯被害申告書類・・・『その4』・・・ 14枚中の11〜13(前半)

【関連資料】・・・・・ 今回の人権侵犯被害申告と関わりを持つと考えられる社会事象とその背景、
         不当性等について記す。

@ 軽視される、男性の羞恥心。

 ◇-1 男性に対しては、古くから、「男は羞恥心など持つものではない」というような性別観、
  或いは性別役割の強要があり、男性は、羞恥心を軽視、或いは無視されることが非常に多い。
  それは、羞恥心の強い男性にとっては、強いストレスであって、ジェンダーハラスメントと
  して認識されるべきものと考える。羞恥は人間の尊厳に関わる感覚、感情である。

 ◇-2 男性の中には、事実として羞恥心の弱い人も存在し、また、「男らしく」あろうとして、
  意識的に羞恥心を捨て去ろうとする人もいる。このような状況と、上記の性別観の相乗作用
  によって、男性の羞恥心を軽んじる傾向が、是認或いは強化され、「男性の羞恥に配慮は不
  要である」というような不当な認識が、同調圧力として、今も社会に根強く存在している。

 ◇-3 上記のような、男性に対する性別観は、歴史をたどれば、恐らくは、戦前戦中の、戦争
  の道具としての男性教育の中で増幅させられたものであって、そのような教育が現在仮に存
  在しないとしても、社会には今も、その影響下でつくられた「男らしさの規範」が、根深く
  存在し、羞恥心の強い男性に対して、理不尽な圧力をかけ続けている。

 ◇-4 近年の男女共同参画運動は、固定的性別役割からの解放を、目標の一つとして掲げて
  いると認識しているが、上記のような社会的背景の中にあって、男性に対しては、日常であ
  ろうが、災害対応の如き非日常であろうが、各個人の個性とは無関係に、「羞恥への配慮不
  要の存在」「羞恥を我慢すべき存在」「女性への配慮を優先すべき存在」としての 固定的性
  別役割が、今も強要されることが非常に多く、男性の置かれている状況は改善されていない。

A 女性優遇トイレ:「女性専用+男女共用」の本質と、男性へのジェンダーハラスメント。

 ◇-5 Bクリニックに見られるような「女性専用+男女共用」のトイレは、10数年前にコン
  ビニエンスストアで出現し、喫茶店・ファミリーレストラン・居酒屋等で拡大した。その本
  質は、女性をターゲットとした優遇集客戦略であり、実際、私が、2012年の12月に、私の居
  住県の消費者センターを通じて(j)コンビニエンスストアの本社に設定の理由を聞いたと
  ころ、次のような答えが返ってきた。当時はまだ、企業のガードは低く、本音を語っていた
  と推察される。

  【(j)コンビニエンスストア本社の発言】・・・・・ コンビニエンスストアは男性客が多いので、
                     女性を集客するために、女性優遇トイレを作った。

 ◇-6 要するに、このタイプのトイレは、「女性には専用トイレがあるが、男性にはない」「女
  性はトイレを二つ使えるが、男性は一つしか使えない」という設定によって、女性を上位に
  置く戦略である。そしてこのような戦略は、レディスデ―(メンズデーを作らないケース)
  と同様、女性の集客に一定の成果を収める。レディースデーがあって、「メンズデーがない」
  ことが重要なのである。例を挙げれば、私は、2014年4月に、(k)書店のレディースデーに
  ついて、私の居住県の某ショッピングモールにある(k)書店の店長(m)氏に会い、レデ
  ィースデーの廃止かメンズデーの設定かのいずれかを求めて交渉したが断わられ、同店は今
  もレディースデーだけを行っている。(m)氏によれば、レディースデーだけの実施で最初に
  成果を収めたのは東京の(n)店であり、彼はそれを継承し続けると言った。要するに企業
  にとって重要なのは営業利益であって、そのために彼らは、女性を男性より上位に置くので
  ある。憲法14条の法の下の平等など、企業にとっては「有って無きが如し」である。14条を
  守らなくても不利益などないのである。このような状況下で、同様のレディースデーは全国
  に拡大し、日本は、消費の世界での女性優遇(男性差別)を是認する社会となってしまった。

 ◇-7 「女性専用+男女共用」トイレの場合は、レディースデーとは異なり、男性の羞恥心が
  軽視されるという側面があり、その具体例を、【資料X】本文中の、「男女共用トイレについ
  て・・・」以降10行余りに渡って記したが、その男性の不利益は、下記Bで詳述するように、企
  業側が、このトイレの是非の議論に、トイレ所要時間の性差だけを戦略的に持ち込むことに
  よって巧みに正当化され、男性のプライバシーへの配慮は、上記@に記した男性軽視の社会
  背景と相まって、是非の議論から外されてしまった。

 ◇-8 この、トイレ設置の問題について、種々の条件を鑑み、その在るべき姿に言及すれば、
  コンビニエンスストアでは、その狭い空間の中で、客の男女比は、時間(時刻)と共に常に
  変動する。この時間的変動と、男女両方に対するプライバシーへの配慮、そして所用時間の
  性差・個人差、性犯罪の回避、等を全て考慮すれば、個室が2室の場合は、次のような設定
  が妥当のはずと考える。

    ・2室それぞれを、男性専用トイレ、女性専用トイレとする。
    ・緊急時への対応のために、それぞれの専用プレートに加えて、「緊急時はどちらのトイ
    レも使用可」であることを示す何らかの表示をつける。
    ・2室しかないトイレに、性的マイノリティー(トランスジェンダー)への配慮を加え
    るためには、2室両方を男女共用にする必要がある。女性専用+男女共用では、男性に
    対する配慮が欠落する。男性専用+男女共用では、女性に対する配慮が欠落する。
    ・この場合のように、2室両方を男女共用にした場合は、男女共用トイレを使うストレ
    スを、全ての人が平等に味わうのである。                   

 ◇9  「女性専用+男女共用」トイレを導入している企業は、今の日本の社会の女性優遇の
  風を受けながら、営利最優先の本音に女性への配慮というオブラートをかけ、このタイプの
  トイレを貫徹しようとする。また、男性の中には、女性への優遇配慮を、是認或いは推進す
  るのが、男としての義務、価値、美学であるかのごとき認識の人物がいて、彼らは、羞恥心
  の強い男性には配慮しないし、私のような発言を排斥しようとする。つまり、男性相互の人
  間関係の中に、羞恥心の強い男性に対する、男性差別が存在する。このような社会状況の中
  で、女性優遇トイレ貫徹のための様々な発言だけでなく、中には、下記◇-11に記す「野口健
  とNHKの誤り」のような、とんでもない認識の誤謬も登場し、こちら側も、逐一反論をせ
  ざるを得ない状況になっている。

B トイレ所要時間の性差(男女比)と、誤報の拡散(著名人●とNHKの誤り)。

 ◇-10 私は、男女共同参画や防災の職員ではなかったが、2013年3月に内閣府で行われた「男
  女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針(案)」の意見交換会に参加させていただき、
  参加者の女性から、トイレ所要時間の男女比について、「女性:男性=5:3」という数値
  を得た。私はそれを事実として認識している。そこでこの数値を踏まえ、(私の基本的なス
  タンスは、既に◇-8に記した通りなのではあるが)、◇-9の末尾のような立場から「女性
  専用+男女兼用」トイレを批判すれば、このトイレの場合の、使用可能スペースの男女比は、
  女性:男性 =(1+0.5):(0.5)=3:1=9:3となり、上記の「女性:男性=5:3」
  という数値から考えれば、男性は、かなりの不利益を被ることになる。

 ◇-11 著名人●とNHKの誤り ・・・・・・ ●とNHKが、インターネットとテレビ番組で、ト
  イレ所用時間の男女比について、とんでもない誤報、「女性:男性=3:1」を拡散させ、
  私は大変なショックを受けたことがある。要するに彼らは、災害対応に関わるスフィアプロ
  ジェクトの「スフィア基準」を誤読して拡散させたのである。「スフィア基準」については、
  インターネットで、「スフィア・ハンドブック 2011年版(日本語版)」を検索し、これを読
  み進めると、記事途中のクリックで「日本語版」のダウンロードが可能。この「日本語版」
  の 101ページには次のように記されている。

    2.:公共の場所では、トイレは定期的に適切な方法で清掃、維持するシステムととも
     に提供される。分類された被災集団のデータを利用して、女性用と男性用のトイレ
     の個室数の比率が3:1となるように計画する。可能であれば、男性用小便器も設置
     する(「付記3:災害状況下での公共の場所および施設における最低トイレ数」参照)。

   つまり、「3:1」には男性用小便器が含まれていないのである。この引用文3行目の「可
  能であれば」は削除すべきだろう。東日本大震災であればあの3月の寒さの中で、西日本豪
  雨であればあの豪雨の中で、男性は避難所の外で小便をさせられるのか。「男ならばそのく
  らい耐えて当然だろう。耐えられなければ、あなたには男としての資格がない」とでも言う
  のか? 仮に外が安全な状況であったとしても、男性は、外のどこで小用をするのか。プラ
  イバシーの問題はどうするのか。避難所周辺の環境衛生はどうするのか?

   東日本大震災の直後、私は隣の県の某市に行くために車にガソリンを入れる必要があった。
  しかし私の居住県でもガソリンが不足し、私は道路の車中で半日間待たされたが、その間、
  付近に民家ばかりが立ち並ぶ場所で、小用に非常に困ったことがあった。私は、車を降りて
  周囲を走り回り、ある広い墓地の、周囲を囲む高いブロック塀の、人からは見えない場所に
  ようやくたどり着いて、小用を足したのである。

 ◇-12 上記の、●とNHKの誤りについて、私は、2018年9月17日付で、●宛に、認識の誤り
  を指摘するメールを送っている。その頃のインターネットには、彼らの誤報を、そのまま引
  用したサイトがかなりあった。その数を確認したわけではなかったが、指摘メール送信の後
  に、サイトの数が減った印象はあった。しかしその誤報は今もネット上にあり、つい先日も
  有識者?と呼ばれるような人物が記事に引用していた。呆れた話しである。

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■-15 今回は以上。次回は【関連資料】の後半を記す。内容は次の3項目。

 C 女性(限定)専用車両と、女性専用化社会・女性優遇社会の拡大。
 D 女性優遇・女性専用化の、医療の世界への浸潤、その不当性。
 E 大腸癌による死亡と罹患:大腸癌は男性に多い。・・・ 女性優遇の不当性。


posted by 翠流 at 02:42| Comment(18) | トイレの男性差別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする