2020年03月17日

男性にも専用トイレを ・・・ 【医療機関:その11】

大腸内視鏡クリニック【B】への取組み ・・・ (No.4)

■-12 私は、昨年の8月29日に、クリニックBの見学に行った。今回は、その時の記録(資料X)と、前回掲載した「B院長への送信メール」(資料T)の補足説明(資料Y)を掲載する。

【記事ーBE】
  人権侵犯被害申告書類・・・『その3』・・・ 14枚中の8〜10

【資料X】・・・ 8月29日(木)。Bクリニック見学時の記録。

 私は、8/29(木)にBクリニックに電話を入れ、了解を取って見学に行った。対応したのは事
務職員と看護師各1名。前者の名前は(d)、後者は(e)。ちなみに、窓口として私との対応を行
ってきたのは(d)である。私は(d)さんに恨みはない。承服できないのは、恐らくは院長の権限
の椅子に座ったままで、男性への配慮を軽んじ続けるB院長の姿勢である。それは、患者の尊厳
に平等に配慮すべきはずの医療従事者のすることではないと考える。

 初めに待合室の一般診察用トイレを見た。右折廊下の突き当りに、表示のない閉まったドアが
あり、その手前右側に男女共用表示のトイレが一つある。突き当りのドアには表示がないから、
患者はそれを開けることはできないだろう。無断で開ければ罪になる。仮に中を知っていて、開
けてよいと聞かされていても、中が後述の如きであるが故に、男性患者は、閉まっていれば開け
ることをためらうだろう。開けなければ男性患者は手も洗えない。案内した事務職員は、「この
ドアは普段は空いている。患者さんが閉めてくださったのだと思う」などと、理を正したくなる
ような発言をした。そのドアを開けると、右側に大きな鏡と洗面台があり、パウダーコーナーと
言って遜色のないスペースとなっていた。そして正面には、女性専用トイレの表示がある。私は、
3番目の要望の必要を感じ、事務職員に伝えた。

  【要望3】 廊下突き当りのドアに、「洗面所」という表示板をつけてほしい。
  (パウダールームなどと書かれたのでは、男性はとても中には入れない。手も洗えない。)

 私は職員立ち合いのもとに、トイレの中を見せてもらった。女性専用トイレは、男女共用トイ
レより広く、外からの採光もあり、明るく、花の飾り物もあった。

 患者は同じ経費を払うのに、なぜこのように男女で処遇が違うのか。なぜ女性だけに、このよ
うな、施設の優遇を提供するのか。社会はこういうことを「差別」と言うのではないのか?

 男女共用トイレについて、プライバシーへの配慮、羞恥への配慮という意味から、踏み込んで、
はっきり書く。もしも個室の中で大便をした人が男性であったとして、彼は、自分の後でその個
室に入った人が同性(男性)であっても嫌な思いをするだろう。では、それが異性(女性)であ
ったら、彼はどういう思いをするかと、要するにそういう問題なのである。大便に限ったことで
はない。小用であってもドアの外に女性が立っていれば異質の緊張感が走るし、私は、例えば喫
茶店で、共用トイレから女性が出てくれば、自分に便意があっても、しばらくはそのトイレには
入らない。共用トイレとはそういう性質のものである。そういう特質への配慮があれば、院長は、
男女共用トイレを男性専用にしたはずだろう。それとも院長は、男性に対しては、「おまえは男
なのだから、我慢をするべきだ。」とでも言うのか、或いはまた、「男性は不満を感じても口には
出さないだろう。いや出せないだろう。」とでも考えているのか?

 ところで、このような「女性専用+男女共用」のトイレは、医療機関での出現以前に、コンビ
ニエンスストア等の消費の世界で拡大した事実があり、この件については、後記する【関連資料】
の中で、その営業戦略としての本質や、排泄時間の性差の悪用あるいは誤用等について、詳しく
触れた。必ず読んでほしいと思う。

 トイレの問題に限らず、今の日本の市民生活は、日常であろうが、災害対応の如き非日常であ
ろうが、同様の女性優遇に溢れている。私は、この8年余りの人権絡みの活動の中で、それをつ
ぶさに見てきた。そういう現実は、特に私のような感受性の男性にとっては、精神的に非常にき
つい。「男はそのようなことを言うべきではない。言うのは男として恥ずかしいことだ。」という
ような、男性に耐えることを要求する規範意識が、社会の中に、今も、同調圧力として根強く存
在し、男性に圧力をかける。しかしそれは、いわば「男らしさハラスメント」とでも呼ぶべき、
ジェンダーハラスメントではないのか。男性の中に羞恥心の強い人はいないのか? 男性集団の
中に羞恥心の多様性はないのか? 率直に言えば、男性の中には鈍感な人もいる。しかし逆に、
既述の如く、鋭敏な感受性を持つ男性もいるのである(注:資料T中の参照部分を明示した。)
もしも仮に、そのような男性の割合が女性に比して少ないと仮定したとしても、それを根拠に男
性に我慢を強いるとすれば、それは、次に述べるような、男性に対する「統計的差別」ではない
のか。

 「統計的差別」を、女性差別を例として記す。かつて女性は「結婚や出産等を機に退職する
人が“多い”」という理由によって、「男性を優先的に採用する」という採用試験での差別を受け
けてきた。それを「統計的差別」と呼ぶのだそうだ。だとすれば、今まで述べてきた「排泄」に
関わる羞恥の問題についても、仮に、羞恥心の強い人は男性より女性に多いというデータがあっ
たとしても、それを根拠に男性を冷遇すれば、それは多様性無視の「統計的差別」ではないのか。

 さらに踏み込んで、統計的データと現実との乖離について記す。渡辺恒夫が著した「脱男性の
時代」からの引用文を下に記すが、男性の中には、「男らしく」あろうとするために、自らに圧
力をかけ、自分の思いや感受性を否定し、問いに対して心と逆の回答をする人がいる。男らしさ
の規範が、心と回答を乖離させるのである。羞恥についても、恐らくは下記引用文と同様の心の
動きをする男性が、男性集団の中にはいるだろう。                    

 [引用文]:私のインタヴューしたある銀行マンは、子どもの頃から、女の子はいい、男は損だ、
   という漠たる感情を抱いていた。そして、そんな風に感じるのは自分に男らしさが足りな
   いからだと思い、学生時代を通じてスポーツに打ち込み、男らしくなろうとけんめいにな
   ったのだった。そんなときたまたま学園祭で前述のような種類のアンケート(「今度生ま
   れるとしたら男女どちらに生まれたいか」)を受け、ためらうことなく「また男に生まれ
   たい」と答えたというのである。この種の世論調査が男性の本音を、まして男性の深層を
   けっして映し出さないことは、このエピソードからしても明らかだろう。一般に男性は、
   「男は損」などと考えること自体、男らしくないことだと思っているのだから。    

 話題を、Bクリニック見学時に戻す。私達は、続いて検査室側に移動した。電話で聞いてい
たように、検査用トイレ2室には性別表示がなく、共用である。案内の二人は廊下の角に私との
会話の場所をとった。私は彼女たちとの会話の中で、「女性専用検査日があるのに男性専用検査
日がない」ことについて、改めて疑義を呈したが、(d)氏が、興味深い発言ををした。彼女は(も
ちろんB院長の指導であろうが)「女性専用検査日であっても、男性患者から希望があれば拒否
はしない」などと言ったのである。それが、医師法の応召義務を念頭に置いた発言なのか否かは
確認していないが、B院長は、巧みに、自分を正当化する方向に議論の矛先を逸らし、批判を切
り捨てようとする。そもそも私は、院長にそのような質問などしていないのである。私は以前か
ら、「男性専用検査日がない」ことに疑義を呈してきたのであるが、B院長は、この私の疑義を
無視し、私の【要望】に全く回答をしてこなかった。上述の通り(d)氏は、「男性患者から希望
があれば拒否はしない」などと言ったが、そもそも「女性専用検査日」と銘打ってあれば、男性
患者は希望などしないのである。そういう男性心理をB院長は十分知ったうえで「男性の希望は
拒否しない」などと、あたかも男性に配慮しているかの如き、計算された自己正当化の言葉を発
して矛先を逸らし、肝心の「男性専用検査日の設定」については全く触れないのである。国立癌
センター出身の医師という、高い知的レベルの頭脳を持ち、恐らくはすべてを計算し尽くして院
長の権限の椅子に座り、「初めに女性優遇の結論ありき」の医院経営を貫徹しようとするB院長。
その、男性に対する差別性に、強い疑義、不信感を覚えるのである。

 話を元に戻す、私は二人に、その他いくつかの思いを伝え、計3点となった私の【要望】を、
二人から改めて院長に伝え、その要望に対する具体的な回答を、院長から私に送信してほしい旨
を伝えた。また、今回の件に関わる私の主訴は、7月17日に院長に送信したメール(資料T)に
記されているゆえ、それを二人にも読んでほしいと伝えた。
 この件について私は、後日、9月12日にクリニックに電話を入れ、(d)氏から、「院長に伝えた
こと」、及び、「(d)氏は私の送信メール(資料T)を読んだこと」を確認した。

 しかしそれでも、院長からの返信メールはなく、「14枚中の1」に記したように、私は、9月17
日に、W市保健所の(c)さんからB院長に、電話で、私が返信メールを求めている旨を伝えてい
ただいた。しかし、今日に至るまで、返信は全くない。

【資料Y】・・・ 【資料T】の補足説明。

★ 院長への送信メール(資料T)に記された「県外の内視鏡専門施設」は、K市の「Aクリニ
ック」。院長の名前は(f)。・・・・・(以下、Aクリニックの説明:略)

★ 【資料T】に記したAクリニックのトイレの問題については、今まで、次の4通りの道筋で
 取り組んできたが、院長は、私の要望を拒否し続けている。              

 @ Aクリニックへの直接の要望 ・・・・・ 窓口は一本化されており、事務長が、院長の代弁者
     として対応している。トイレの女性限定配慮の理由を聞いたところ、最初は次のよう
     な回答であった。・・・・・「女性専用トイレは、女性からのの要望が多かったから設置
     した。男性専用トイレは、あなたの要望だけでは設置しない。今後、他の男性患者か
     ら要望が出てくれば、その段階で検討の対象とする。」・・・・・ しかしこの回答は、下
     記Bで、後述のように変化した。

 A K市男女共同参画センター:「性別による差別等の相談」への申告 ・・・・・ 私の居住地がK
     市ではないという理由によって、相談の対象から外されてしまった。

 B K市保健所 医療安全課 相談窓口への申告 ・・・・・ 医療安全課は、私の要望をAクリニッ
     クに伝えてくれたが、後日、私が事務長に確認の電話を入れたところ、「確かに要望
     は聞いたが、受け入れることはできない」と言われた。私が改めて理由を聞くと、「今
     の日本の社会は女性優遇の方向で動いている。だからうちのクリニックも女性優遇に
     した」などという返答が返ってきた。ひどい話しである。

 C K市地方法務局人権擁護課への人権侵犯被害申告 ・・・・・ 4月4日に被害申告をしたが、
     8月中旬に「人権侵犯事実不明確」の結論が出てしまった。この件について、Aクリ
     ニックの認識を確認するために電話を入れ、改めて事務長に、男性専用トイレ設置に
     ついて意向を聞くと、「ダメだ」と強く拒否されてしまった。

★ 資料Tに記されている「県内の或る病院の先生」は、W市の(g)病院の院長、(h)先生。
 該当記事は、●年●月●日の●●新聞「●・・・・・」に掲載されている。

■-13 今回は以上。次回は、【関連資料】を掲載する。この資料には、今回の人権侵犯被害申告と関わりを持つと考えられる社会事象とその背景、不当性等について、私の認識が記されている。


posted by 翠流 at 03:31| Comment(4) | トイレの男性差別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする