2020年03月13日

男性にも専用トイレを ・・・ 【医療機関:その10】

大腸内視鏡クリニック【B】への取組み ・・・ (No.3)

【記事ーBC】

■-9 今回は、私が、X市地方法務局人権擁護課に提出した、「Bクリニックに対する人権侵犯被害申告書類(2019年11月24日提出)」の、14枚中の3〜7を掲載する。内容の要点は、前回の記事に記した通りであるが、読みやすくするために必要な10行分を、下に再記する。

【資料T】 ・・・ 7月17日(水)に、私がBクリニックに送信したメール。 このメールには、私
   がBクリニックへの受診を考え、問合せをするに至った、身体的・精神的背景、及び、B
   クリニックに対する【要望1】【要望2】が記されている。

【資料U】 ・・・ Bクリニック院長から私への返信メール。7月18日(木)に受信。
   院長は、この返信メールの冒頭で、「当院では男性・女性関係なく個人個人に尊厳がある
   と考えて対応しているつもりです。どちらかに優位にということはありません。」と発言
   しているが、彼の医院経営は、この表現と乖離しており、私が、Bクリニックの患者対応
   に見られる女性への優位性(優遇配慮)を指摘しつつ送信メールに記した【要望1】【要
   望2】は完全に無視され、要望に対する回答は全く記されていない。B院長のこのスタン
   スは、今日まで全く変わっておらず。回答は皆無である。

【資料V・W】は、お読みいただければわかる。

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■-10 人権侵犯被害申告書類、14枚中の3〜7は、以下の通り。

【記事ーBD】
  人権侵犯被害申告書類・・・『その2』・・・ 14枚中の3〜7

【資料T】・・・ 私が、Bクリニックに送信したメール。(7月17日送信)

Bクリニック 様

 小生、5月20日に、貴クリニックに問合せの電話をさせていただきましたが、改めて、直接、
B先生に質問と要望をお伝えし、ご回答をいただきたく思い、メールを送信させていただくこと
に致しました。この問合せの背景には、私の貴クリニックへの転院希望と、先日の電話の折に、
貴クリニックについて新しく知った事実に、精神的なショックを受けていることがあります。こ
のメールは、やや長文となり、お手数をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。 

 既に電話でお伝えしたことではありますが、私は、大腸内視鏡挿入困難と診断されている患者
であり、県外の、ある内視鏡専門施設にお世話になって11年になります。この施設の名称は、以
下に記します案件に未だ結論が出ていないため、現段階では申し上げられませんが、疾病に関し
ましては、今年3月の私の検査結果は「S状結腸に2mm程度のポリープが一つ」で、「消える
可能性もあるから放置して2年後に検査」と指示されております。私は、内視鏡技術に関しまし
ては、この施設を全面的に信頼しており、指示通り2年後の検査を希望しておりますが、実は今
回の検査時に、検査フロアーの施設に、以下に記しますような、男性の人権を軽んじる変化を生
じており、今後、もしもこの件について、私の要望が受け入れられないことが確定すれば、私は
この施設に診断書(紹介状)の作成を求め、他の医療機関へ転院したいと考えております。  

 これが、貴クリニックへの問合せの契機であり、貴クリニックを選んだのは、ホームページを
拝見してB先生が国立癌センターのご出身と知ったからですが、上記施設からの転院希望の理由
を詳述すれば、その施設が、人間の尊厳に関わる排泄の場としてのトイレに、女性限定の優遇配
慮を導入したからです。医療機関は、国公立であれ私立であれ、今の日本の、営利最優先の経営
戦略を広く許容されてしまっている一般企業とは、本質的に異なる側面を持つと考えます。それ
は、人間の尊厳への配慮。「排泄」の問題であるならば、羞恥や屈辱を回避するための配慮の義
務であり、そこに属性等による格差を持ち込んではならないはずです。勿論、排泄や更衣の場に
は性被害の防止が必要です。しかしそれ以前の問題として、羞恥や屈辱をできるだけ回避し、人
間の尊厳を守るための配慮が、誰に対しても等しく為されなければならないはずです。排泄に関
わる個人の感受性は、属性で決まるものではありません。男性にも感受性の強い人がいるのです。

 この件に関わって、今の日本の社会の中で、男女それぞれが背負わされている性別役割・性別
観を鑑みれば、「多様性」という言葉が漸く社会に拡散するようになった現在であっても、男性
に対しては、今もなお、過去から連なる「男らしさの規範」の呪縛が根強く存在し、排泄や更衣
等について、男性への配慮が軽んじられる場面が、日本中至る所に存在します。そして、例えば
私のように、その是正を求めて声を挙げる男性は、「男のくせに・・・・・」とか、「男は恥ずかしく
ても我慢をするべきだ・・・・・」というような論理によって、人格否定や揶揄や攻撃や無視の対象
となる。しかしそれは「男性であるが故に与えられる不当な性的偏見に基づく人権侵犯」ではな
いでしょうか。なぜ男性は、男性であるという理由によって、羞恥や屈辱を我慢しなければなら
ないのでしょうか?

 確かに男性の中にも羞恥心の弱い人はいます。しかし、繰り返しますが、男性の中には羞恥心
の強い人もいるのです。もしも具体的な事実を挙げる必要があるのならば、例えば、現在私が肛
門疾患で通院している県内の或る病院の先生は、以前、●●新聞の記者との対談記事の中で、次
のように仰っていました。記者が発した「女性は恥ずかしくて・・・」という、男性無視の問いか
けに対する回答です。

     「私の病院を訪れる患者の性比は、男性と女性が、約11:9です。そして、
    若い患者の場合は、男性の方が恥ずかしがっているように見えます。」
 
 この「11:9」という比をどう見るかについて、見解は確定しないでしょう。しかし、羞恥や
屈辱の故に、医者に行かない人は、男性の中にもたくさんいると思います。実際、私自身が、苦
痛に耐えられなくなるまで、痔で受診することはなかったのです。

 排泄の問題も、大腸内視鏡検査も同じです。どちらも屈辱と羞恥を伴う事象です。踏み込んで
はっきり書きますが、私は、自分が排便をすることを、たとえ同性であっても知られたくはない
し、大腸内視鏡検査を受けることも同様です。実際私は(独身ですが)この検査を受けているこ
とを、親族や私の日常を取巻く人たちに話したことは唯の一度もありません。誰も知らないので
す。知られたくないのです。知っているのは医療関係者と、人権絡みの支援を要請した公的機関
と、やはり人権絡みで知り合った遠方の知人だけです。

 どういうことを申し上げたいかは、もう、お察しいただけたのではないかと思います。要する
に、女性に対してプライバシーへの配慮をするのならば、男性に対しても同等の配慮をしてほし
い、ということです。私はその医療機関で、繰り返し検査を受けていますから、内視鏡フロアー
のトイレの状況は良く存じ上げておりますが、2008年〜2016年の検査では、9室ある検査用トイ
レは全て男女共用で、トイレには常に余裕がありました。私は常に、複数空いている個室から、
自分が排泄に使う個室を選ぶことができたのです。ところが今年3月の検査の時には、9室のう
ち2室が女性専用、残りの7室は全て男女共用となっており、男性専用トイレは設置されていな
かったのです。前述の如く余裕のあるトイレですから、7室のうち2室を男性専用にすることに
は何の問題もなく、経費(プレートの付け替え)は微々たるものでしょう。しかも、この施設の
患者は、院長に確認済みですが、女性より男性が多いのです。このような状況の中で、なぜ女性
だけに専用トイレを与え、男性には専用トイレを与えないのか。その理不尽を、私は放置するわ
けにはいかないのです。

 この件について私は、女性と同数の男性専用トイレの設置を求めて、直接交渉の他、二つの経
路で声を挙げてきました。しかし、先方は全く受け入れません。奇妙な話です。直接交渉では、
先方はこう言いました。「女性からの要望が多かったからだ。男性からの要望は、あなただけで
はダメだ。今後、うちの男性患者の中から要望が出てくれば、その段階で検討の対象とする」。
ところが、この発言は、ある公的機関を通じた要望の結果、次のように変わります。「あなたの
要望は、確かにその機関から聞いた。しかし受け入れることはできない。今の社会は女性優遇の
方向で動いている。だから私たちの施設も女性優遇にしたのだ」と。羞恥や屈辱の回避に平等に
配慮すべきはずの医療機関としては、凄まじい発言だと私は思っています。もう一つの公的機関
への申告については、今、対応がなされている途中です。前述の「未だ結論が出ていない」案件
は、この対応を指しています。

 ここまでお読みいただければ、私がこのメールの冒頭に記しましたB先生への「質問と要望」
や、「貴クリニックについて新しく知った事実」から受けた「精神的なショック」も、その内容
(後述)をお察しいただけることと思います。長文になりましたが、以上の精神的背景を踏まえ、
B先生に、次のような要望を、送信させていただきます。返信、宜しくお願い申し上げます。

【要望1】 「男性専用検査日」の設定について。                    
 5月20日に貴クリニックへ問合せの電話をいたしました折には、「女性専用検査日は、まだ設
定されていない」と伺いました。しかし、更新されたホームページから、「女性専用検査日」は
既に設定されたと認識しております。しかし「男性専用検査日」はありません。この件につきま
しては、前述のような感受性を持つ男性の存在に配慮し、女性と同様に「男性専用検査日」を設
定していただきたく、強く要望します。                         

【要望2】 一般受診者用トイレについて。                       
 5月20日に電話を致しました折に、「検査用トイレは性別で分けていないが、一般受診者用ト
イレは、女性専用と男女共用に設定してある」と伺い、たいへんショックを受けています。理由
は前述の通りです。                                  
 この件につきましては、通常診察日の一般受診者用トイレは、「男女共用」を廃し、「女性専用」
と「男性専用」に分けていただきたく、強く要望します。緊急時の対応につきましては、表示の
補足等、種々の方法で可能のはずですし、性別の専用検査日であれば、プレートの架け替え等で
対応できるはずです。重要なことは、男女別であるという内実だけでなく、表示プレートによっ
て、患者にどのようなメッセージが発せられるかです。メッセージが人の心の中に入り、人の心
を変えるのです。「女性専用」と「男性専用」があるということは、「男女両方のプライバシーに
配慮している」というメッセージです。そういう差別のないメッセージが、市民相互の、そして、
医療機関と患者の、信頼関係の構築には必要ではないでしょうか。             

 補足します。5月20日の電話対応から、貴クリニックの一般診療用トイレは2室しかないと判
断し、【要望2】を上記のような内容とさせていただきました。しかし、理想的には、 トイレは
3種類必要と考えています。具体的には「男性用」「女性用」「多目的トイレ」です。トランスジ
ェンダーの人への配慮は、「多目的トイレ」によって可能です。              

 以上、長文となりましたが、併せて、現在の日本の社会状況全体を考えれば、特に近年、市民
生活の中で拡大を続ける女性への優遇配慮によって、一種の、女性の特権階級化のような現象が
起こり、男女関係の歪みが増幅していると感じます。それに疑義を唱える男性は、インターネッ
ト上の匿名発言としては、既に顕在化するようになっていますが、実生活の中では、前述の如き
「男らしさの規範」の同調圧力によって、今もなお、「我慢すべき存在」 として地下室に封印さ
れ、潜在化しつつ、怨念のような感情を増幅させていると感じます。そのような、危機とも言え
る状況を廃し、市民生活の中に、真の意味での信頼関係を構築するためにも、上記の要望へのご
配慮、宜しくお願い申し上げます。

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【資料U】・・・ Bクリニック(院長)から私への返信メール。7月18日(木)に受信。

(翠流)さま

お問い合わせありがとうございます。
内容についても拝読いたしました。
通常はメールでのお返事は行っておりませんが、お気持ちを察し、お返事させていただきます。

当院では男性・女性関係なく個人個人に尊厳があると考えて対応しているつもりです。どちらか
に優位にということはありません。
トイレ等院内施設については、個人のクリニックであり、全ての希望に合わせることは金銭的に
も無理があります。その点ご理解いただければ幸いです。

通常時でも共用トイレを利用されるかたもいますので、もし当院で検査等をご希望いただけるの
であれば一度来院いただき中の具合を確認いただいてからで結構です。
過去にも院内の様子を確認されてから検査を希望された方もいます。

当院でできることには限界があることも知っておりますが、その中でできる限りの対応を行うよ
うにスタッフにも伝えております。

皆さんにとってより良い内視鏡検査であるようにと考えております。そのうえで検査精度を高め、
早期発見・早期治療を目指しています。
ぜひご検討いただきご希望の際にはお電話いただければ幸いです。
                                   Bクリニック
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【資料V】・・・ 7月20日(土)に、私がBクリニックに送信したメール。

  Bクリニック様

  ご多忙の中、返信、ご苦労様です。                         
  内容を拝読させていただきました。                         
  しかし何故か、私の【要望1】【要望2】に対する回答が、              
  記されておりません。                               
  そこで、改めて、お願い申し上げます。                       
  私の【要望1】【要望2】に対する回答を、                     
  送信いただきたく、お願い申し上げます。                      

  なお、一件、おたずねいたしますが、                        
  そちらの「院内の様子を確認」するための申込電話番号は、              
  ●●・・・・・・・・・・●でよろしいのでしょうか?                      


【資料W】・・・ 7月31日(水)に、再び、回答を求めて送信したメール。

  B院長 様

   7月18日(木)に、そちらから返信メールをいただきましたが、私が、送信メールに  
  記しました【要望1】【要望2】に対する回答が、記されておりませんでした。そこで、 
  7月20日(土)に、改めて ●●・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・● 宛に、下記のようなメールを  
  送信いたしましたが、未だに返信をいただいておりません。そこで、改めて、この「お  
  問合わせフォーム」にて連絡させていただきます。下記の7月20日(土)送信メールの  
  内容につきまして、返信を、宜しくお願い申し上げます。               

     7月20日(土)送信メール (略:上記の通り)                

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■-11 次回は、私がBクリニックに見学に出向いた時の記録、及び【資料T】の補足説明を記す。


posted by 翠流 at 00:52| Comment(0) | トイレの男性差別 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする