2018年07月29日

GSさんへの返信として: 曽野綾子「無名碑」紹介文

前回の記事、「西日本豪雨関連」にコメントをくださったGSさんの、
私への返信(7月26日 7:40)に、
「パ−ト(肉体労働)で働いています。忙しいです」という一節があり、
私は、その言葉に、
以前ネットで読んだ、無名碑(曽野綾子)の紹介文を思い出していた。
私はこの小説を読んだわけではなく、
GSさんの生活の背景を知るわけでもないが、
その紹介文には、次のような一節があり、
心に残っていた。

   娘を亡くし、妻の狂気に悩み、過酷な自然条件と闘い、
   ライフ・ラインの建設に立ち向かう土木技師の誠実な、
   孤独で生きる男の姿を描いた大作である。

文中の、「誠実な、孤独で生きる男の姿」という一節に、
胸の熱くなる思いがする。
男性の誠実な生き方が、
自己本位の女性優遇運動や、
配慮が女性ばかりに傾斜する社会状況に翻弄され、
踏みにじられるような現実を感じている私には、
忘れらない一節であった。
紹介文は以下の通り。
検索方法は、末尾に記す。

【紹介文】

 曽野綾子の『無名碑』(講談社・昭和44年)は、土木技師三雲竜起が田子倉ダムをはじめ、名神高速道路、タイのアジア・ハイウェイ−の建設に挑んだ物語である。娘を亡くし、妻の狂気に悩み、過酷な自然条件と闘い、ライフ・ラインの建設に立ち向かう土木技師の誠実な、孤独で生きる男の姿を描いた大作である。本書のオビに「土木技師三雲竜起の造る巨大な碑にその名が刻まれることはない」とある。このことから『無名碑』の題名となったのだろう。施工業者の前田建設工業(株)の協力によって、著者は、只見川の田子倉ダム、名神高速道路、タイのランパ−チェンマイ・ハイウェイ−第2工区の現場まで足を運び、取材された。

【検索】 http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/TPage.cgi?id=100&p=1
         《A-2ダム建設に挑む技術者たちの人間性を追求した作品(その2)》
     ダム便覧 曽野綾子 無名碑
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