2017年04月07日

「東京防災:女性版」 に関わる要望書

小池百合子東京都知事発案の「東京防災:女性版」について、
都知事と総合防災部防災管理課に「要望書」を送った。
内容はどちらも同じである。
今回は、その要望書を掲載する。
なお、近日中に、東京都の男女平等参画部局に、
要望書の写しを送る。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                              平成29年4月5日
東京都知事 小池百合子 様
                                ( 翠 流 )
               要 望 書

            「東京防災:女性版」ではなく、
        男性にも配慮した「東京防災:改訂版」の刊行を。        

 平成23年(東日本大震災発災)以降の災害対応について、内閣府や被災自治体の男女
共同参画部局・防災部局・各種女性団体・ボランティア団体等の施策を見てきた一人の国
民として、小池百合子東京都知事発案の「東京防災:女性版」の刊行について発言させて
いただきます。この要望書の前半には、私の基本的な認識を記し、後半に、具体的要望を、
項目別に記します。

 東日本大震災であるにしろ、熊本地震であるにしろ、「女性の視点」という表現のもと
に、「女性への配慮」ばかりが強調される中で、男性が配慮から疎外され、「不当な我慢」
を強いられてきた事例が数多くあったと強く感じています。以下に述べる具体的事実、
例えば「着替え」等の問題を考えてもわかるように、「女性の・・・」として語られる視点
は、実際には「男性の中にも」存在します。同じ「男性」であっても、感受性や身体的
特徴は様々です。「男性」にも「多様性」が存在するのです。しかしそれを「男性は・・・」
「女性は・・・」という二項対立的視点によって単純化し、「女性の視点」の名のもとに「男
性を不当に疎外」した「女性限定・女性優先の配慮」が、東日本大震災にも熊本地震にも、
非常に多くあったと感じています。

 本来、尊重されるべき人権は女性だけにあるわけではなく、男性にもあるはずです。広
く言えば、人間には、単純にカテゴライズできない「多様性」があり、その「多様性の認
識」と「多様性をふまえた平等な人権尊重の視点」が、災害対応に限らず、全ての人権尊
重の基本的視点として据えられなければならないと思います。それは、倫理的な意味だけ
ではなく、法的にも保障されているはずです。憲法第13条には「個人の尊重」が謳われ、
14条には「法の下の平等」が、そして、男女共同参画社会基本法第3条には「男女の人
権の尊重」が謳われています。

 多様性に関わって、性的マイノリティーとしての「LGBT」の人たちへの配慮について
は、この要望書の最後に、該当団体等のニーズの把握を要望する旨を記します。ここでは
まず、小池都知事の「東京防災:女性版」という表現を受けて、私を含め、「男性」とカテ
ゴライズされる人たちの立場から発言します。

 今までの災害対応で、男性が配慮から疎外されてきた理由の一つとして、「男性に対す
る性別観」「男らしさの規範」「性別役割」の問題があると思います。時代の流れと共に
若干の変化があるとはいえ、男性は今も、過去からの性別観に強く縛られていると思いま
す。「男性は我慢しなければならない」・「男性は女性を優先しなければならない」・「男性
は強くなければならない」・「男性は一人で苦しみに耐えなければならない」・「男性は女性
を守らなければならない」・「男性は、男性に対する災害対応に不満があってもそれを口に
出してはならない」・・・等、要するに、このような「初めに女性優遇の結論ありき」の性
別観が、男性と女性の関係、男性どうしの関係、そして男性の社会的位置を規定し、災害
対応に強い影響を与えてきたと思います。

 加えて、このような性別観の呪縛の中で、それを背景として形成・増幅された「男性に
対する不当な性的偏見」が、男性を、配慮から一層強く疎外してきた現実があると思いま
す。例えば、避難所での着替えの問題。東日本大震災であるにしろ熊本地震であるにしろ、
避難所に女性専用更衣室だけが設置され、男性には更衣室が与えられない事例が多数あり
ました。その背景には、「羞恥心を持つのは男らしくない」というような、ジェンダーハ
ラスメント如き「性別観」・「男らしさの強要」だけでなく、実際には「羞恥心の強い、敏
感な男性」がいるにも関わらず、鈍感な男性の特徴だけがあたかも男性の一般的特徴であ
るかの如く歪曲された「不当な性的偏見」が、「男性は我慢しなければならない」という
性別観と相まって、男性を、更衣室設置の配慮から強く疎外してきたと思います。

 今回の「東京防災:女性版」のニュースの中に、小池都知事の、「避難所で着替えがし
にくいなど、女性の観点で考えなければならないことは多々ある」という発言がありま
した。しかし、実際には、着替えがしにくかったのは女性だけではない。男性更衣室のな
い避難所で、布団の中で着替えをしなければならなかった男性がいたことも確かな事実な
のです。更衣室は、性犯罪防止だけのために設置されるものではありません。それ以前に、
人間の尊厳に関わる羞恥への配慮として不可欠なもののはずです。男性にも羞恥心の強い
人はいます。鈍感な男性ばかりではないのです。人間としての尊厳を守るために、男性に
も更衣室が必要なのです。

 物資の配布についても同様です。東日本大震災の時、女性だけに新しい下着・ハンドク
リーム・裁縫箱・化粧品・生理用品等の生活用品を配布して、男性には生活用品を全く配
布しない団体(「宮城登米えがおネット」)がありました。本当にひどい男性差別だと思
います。熊本地震でも同様の現象がありました、昨年の秋、私が熊本市男女共同参画セン
ター(はあもにい)に問い合わせの電話をしたとき、館長は確かに言ったのです。「そう
いえば私たちのセンターに届いたのは女性用下着だけでした」と。「男女共同参画」なら
ば男女両方の下着が手配されるべきなのに、なぜ「女性用下着だけ」なのでしょうか。

 下着の配布に関わって言えば、確かに女性には生理があるでしょう。しかし男性の中に
も、「肛門疾患や排便障害をかかえて、女性の生理用品を使用している人がいる」という
ニュースが、一昨年の秋、インターネットで流れたのです。女性の生理用品が進化する一
方で、男性のQOL(生活の質)が、いかに「なおざり」にされてきたかが、このニュー
スから推察できるはずと思います。男性は、日常の中でもそういう扱いをされるのです。
泌尿器系の病気でも同様のことがありますし、たとえ健康な男性であっても、汗等の分泌
物を考えれば、男性の下着を軽視してよいはずはないでしょう。男性に下着を配布せずに
男性の体臭の悪口を言うなど、まさに、ダブルスタンダードの男性差別、ひどい人権侵犯
ではありませんか。更に踏み込んで、はっきり言えば、特に若い健康な男性が、夜、睡眠
中に下着を汚すことがあることは、女性も、中学や高校の保健の授業で習ったはずではな
いでしょうか。このような現実があるにもかかわらず、なぜ、女性だけに下着を配布する
のでしょうか。

 物干し場も同じです。性別の物干し場は、性犯罪防止だけのために設置されるものでは
なく、それ以前に、プライシーへの配慮の意味があるはずです。男性の中にもプライバシ
ーに配慮した物干し場を求める人がいます。例えば私は、現在の住宅街に居住して24年
になりますが、洗濯をして、ズボンの下に身につけていた下着を、人に見える場所に干し
たことはただの一度もないのです。全て部屋干しなのです。そういう男性もいるのです。
物干し場は、女性用だけではなく、男性用も必要なのです。

 トイレの問題も同じです。広島県にある「ピースウィンズジャパン」というボランティ
ア団体は、熊本地震に際して、益城町に12基の仮設トイレを送りました。しかし、その
うちの10基は女性用、2基は「身体に不自由のある方」用で、男性用は全くなかったの
です。男性は汚れたトイレを使うしか術がない。男女のトイレ使用時間の比は約3:5と
認識していますが、それを考慮しても、男性用が全くないのは、余りにもいどい男性差別、
人間の尊厳と健康に関わる重大な差別ではないでしょうか。

 「女性専用スペース」についても同じことです。性犯罪防止・プライバシーへの配慮だ
けではなく、そのスペースに様々の配慮を加えて、「女性専用の『幸せスペース』」とし
て、女性だけへの配慮を膨張させていった自治体が、東日本大震災の時、福島県にあった
(郡山市)。具体的な内容は後述しますが、男性に対しては、そういう配慮は皆無だった
のではないでしょうか。

 長期的な復興の過程も含めて、精神的なケアも男女両方に対して必要です。特に、男性
の「震災関連自殺」が気になります。平成24年版男女共同参画白書(全体版)によれば、
平成23年6月から24年2月までの、「東日本大震災関連自殺者」の、75.4%が男性
だったのです。加えて、男性のアルコール依存の増加、仮設住宅での孤立化傾向も指摘さ
れています。しかし、このような現実があるにも関わらず、内閣府男女共同参画局が行っ
てきた震災関連相談事業は、「被災地における女性の悩み・暴力相談事業」であって、男
性は相談の対象からはずされているのです。全国レベルで見れば、男性に対する相談体制
も、少しずつ整備される傾向はありますが、余りにも遅々としています。その背景には、
恐らくは、「男性は強くあるべき配慮不要の存在」という性別観が色濃くあり、男性の自
殺が毎年明らかに女性より多いという現実も、この問題と無関係ではないと思います。

 発災直後の避難に関わる対応も気になります。数年前でしたか、大地震を想定して、関
東地方のあるホテルが「女性を優先的に受け入れる」という発言をしたことがあります。
しかし男性は誰もが強いわけではない。身体的な、或いは精神的な弱さをかかえた男性も
いる。そういう男性は「男だから死んでもしかたがない」のでしょうか。「強い男性」で
あっても、都市が破壊される大地震の前には、無力ではないでしょうか。発災直後の避難
スペース、そして帰宅困難者の収容スペースを手配するとき、男性に対する配慮は、後回
しでもよいのでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【具体的要望】
 ◆ 以上のような認識をふまえ、「東京防災:女性版」の刊行ではなく、男性に対しても
  下記のような配慮を加えた「東京防災:改訂版」の刊行を、強く要望します。

1.備蓄・・・・・ 女性や乳幼児に必要な生活用品の備蓄については、非常に多くの場面で、
    その必要性が具体的に語られてきたが、男性については、配慮の文章を見たこと
    がない。男性は人間として扱われていないと感じる。ひどい男性差別である。声
    にならない声、隠されたままのニーズ、身体的な問題への配慮を含めて、次のよ
    うに要望する。

  @ 下着類・・・・・男性用下着も充分に備蓄しておくこと。男性に生理はないが、Aに
      述べるような疾患を持った男性がいる。健康であっても、発汗等の分泌物に
      よる汚れは、男性の場合、顕著であろう。男性が被災地で肉体労働の主役と
      ならなければならない現実等を考えれば、一層、充分な下着の備蓄が必要で
      ある。更に踏み込んで言えば、特に若い男性の場合、睡眠時に下着が汚れる
      こともある。女性だけでなく、男性にも充分な下着の備蓄が必要である。

  A 衛生用品・・・・・既に記したように、肛門疾患や排便障害をかかえる男性が、女性
      の生理用品を使用しているというニュースが、一昨年の秋に、インターネッ
      トで流れた。女性の生理用品が著しく進化する中で、このような疾患を持つ
      男性のQOL(生活の質)は、著しく軽視されている。排尿に関わる疾患も
      同様である。専門的な知識を持つ立場の人の見解も聞き、対応可能の衛生用
      品の備蓄が必要である。ただし、注意しなければならないことがある。特に
      男性医師の中には、このような配慮に耳を傾けない人がいる。男性に対する
      「不当な性的偏見」、「男性にそのような配慮は必要ない」という「ジェン
      ダーハラスメント」の如き性別観を持つ男性医師は珍しくない。男性患者は、
      このような医師から人権軽視・無視の扱いを受けるのである。

2.発災直後の対応 ・・・・・ 男性は「強い」・「強くあるべきだ」とされ、避難時の配慮か
    ら疎外される傾向にある。「弱い男性は死んでもしかたがない」と言うが如きで
    ある。弱者男性に対する残酷な、非人道的な対応である。強い男性であっても、
    都市が破壊される大地震の前に、その「強さ」は殆ど無力であろう。女性に対し
    てだけではなく、男性に対しても「安全」を確保すべきである。

  @ 避難スペース・帰宅困難者収容スペースの確保・・・・・この件について、各種施設
      と協定を結ぶ場合、女性だけではなく、男性に対しても、安全なスペースを
      確保すること。各種施設に対しては、男女共同のスペースだけでなく、プラ
      イバシーへの配慮・性犯罪の防止等を考慮し、男女別のスペースを確保する
      よう要請すること。今までの災害対応では、専用スぺ―スが女性だけに与え
      られ、男性には与えられないことがあったが、男性の中には、プライバシー
      への配慮がないと、非常に強いストレスを感じる人がいる。「男だから」と
      いう「不当な性的偏見」を捨て、男性にも専用スペースを確保すべきである。

3.避難所・・・・・各地域で避難所を開設するにあたって、更衣室・トイレ・物干し場・休
    養スペースの設置等について、女性に対する配慮ばかりが優先され、男性が不当
    な我慢を強いられることが非常に多くあった。授乳室は女性への配慮であろうが、
    その他は全て男女両方に配慮すべきである。男性の中にも、羞恥・プライバシー
    ・清潔等への配慮を強く求める男性がいる。鈍感な男性ばかりではないのである。
    「男性は我慢をするべきだ」というような「不当な性別観の強要」ではなく、男
    性の人権にも配慮した避難所の開設をするべきである。男性だけに我慢を強いて
    ストレスを増幅させる避難所運営はやめてもらいたい。

  @ 更衣室・・・・・必ず男女別更衣室を設置する。一つしかない場合は、男女交代で使
      用できるよう配慮する。

  A トイレ・・・・・ 必ず男女別トイレを設置する。所用時間については、男性と女性の
      比は約3:5と理解しているが、男性のトイレを不当に少なくするのはやめ
      てもらいたい。排泄は、健康だけでなく、人間の尊厳に関わる行為である。
      男性の小用にも必ずトイレを確保してもらいたい。

  B 衛生用品・・・・・ 上記1−Aに書いたように、肛門疾患・排便障害・排尿障害等を
      かかえた男性にも衛生用品が必要である。男女別のトイレに、それぞれの衛
      生用品を置くよう、配慮が必要である。

  C 物干し場・・・・・ 男性の中にも、例えば私のように、ズボンの下の下着は必ず部屋
      干しにする人がいる。性別の物干し場は性犯罪防止だけのために作られるも
      のではない。プライバシーへの配慮が必要である。女性用だけではなく、男
      性用の物干し場も設置する必要がある。

  D 休養スペース・・・・・ 女性専用スペースだけを設置し、男性には家族スペースしか
      与えられない避難所が目についた。福島(郡山)の例を「7枚中の3」に書
      いたが、熊本地震ではNHKラジオの報道の中にあったし、「青森被災地の
      地域コミュニティー再生支援事業実行委員会」や栃木県の男女共同参画が作
      成した「避難所のつくりかた」の冊子も同様であった。他の自治体は調べて
      いないが、同様の避難所はかなりあったのではないかと推測する。単身女性
      や女性だけの世帯への配慮としてだけではなく、福島の場合は、発災から半
      年近くの間に、女性専用スペースに、喫茶コーナー、料理会、手芸教室、弁
      護士相談、マッサージ等を導入し、「女性の幸せスペース」として膨張させ
      ていった。青森の場合も同様である。女性専用ルームだけを設置し、その説
      明文には「お茶・お菓子・ドライヤー・鏡付きの一角」を書き、チェック項
      目には「身だしなみセット・洗面器」から「アロマオイル」まで書いた。し
      かし、同等の配慮は、男性に対しては全くなされていなかったのである。例
      えば被災地で、肉体労働を背負う主役は男性になるだろう。それはそれでよ
      いと私は思う。しかし、肉体労働で衣服は汚れ、心身共に疲弊して避難所に
      返ってきた男性が、周囲に気兼ねなく休息できる部屋、身づくろいができ、
      心身に癒しを与えられるスペースを、なぜ男性には用意しないのか。その、
      女性たちの自己中心性が、私には全く理解できないのである。後述する精神
      的支援の問題にも関わるが、男性は苦しみを一人で背負いやすく、被災地で
      の孤立化傾向も指摘されてきた。男性どうしで心を通わせる場が、避難所の
      中にも必要である。休養スペース・専用ルームは、女性用だけではなく、男性
      用も設置する必要がある。

4.被災者に対する精神的支援・・・・・中央大学の山田昌弘氏は、ワレン・ファレルの著書
    「男性権力の神話」(久米泰介訳:作品社)の推薦文の冒頭で、次のように述べ
    ている。
         なぜ女性のつらさは問題にされるのに、
              男性の生きづらさは問題にされないのだろう。
                    (中央大学教授 山田昌弘)

     この山田昌弘氏の指摘は、まさに今までの災害対応全般にもあてはまっている。
    精神的支援の問題については、この要望書の「7枚中の3・4」で、男性に顕著
    な「震災関連自殺」・「アルコール依存の増加」・「孤立化傾向」について触れた。
    しかし、このような事実があったにも関わらず、内閣府男女共同参画局は、男性
    を相談事業の対象からはずしてきたのである(「被災地における『女性の』悩み
    ・暴力相談事業」)。これもまた、「現実との乖離」・「男性の苦しみの軽視」・「男
    女共同参画社会基本法第3条との乖離」として、私には受け入れることができな
    い事実なのである。日本の男女共同参画運動の範を示すべき内閣府男女共同参画
    局が、なぜ男性の危機と真摯に対峙しないのか、私には理解できない。男性は、
    男性に与えられた「性別観」・「男らしさの規範」・「性別役割」のゆえに、責任や
    苦しみを一人で抱えやすく、追い詰められやすい。全国の男性相談体制は、少しず
    つ整備され始めてはいるが、私の眼から見れば、自殺の現実と乖離して、余りにも
    遅々としている。「東京防災」については、震災という極限状況の中での男性の
    苦しみにも光をあて、全ての人に対する相談体制を整備してもらいたい。

5、性的マイノリティーへの配慮・・・・・最後に、男女の枠を越えて、「LGBT」の人たちへ
    の配慮について発言します。数年前、「日本性同一性障害と共に生きる人々の会
    (gid.jp)」が、文部科学省に対して、「学校での、性同一性障害の児童・生徒
    に対するトイレの配慮」について、要望を提出したことがありました。災害対応
    についても、「LGBT」の人たちは、それぞれの立場から要望を持っているはずで
    す。東京都としても、関連団体等からの情報収集を行い。必要な配慮を、「東京
    防災:女性版」ではなく、「東京防災:改訂版」に組み入れるよう要望します。

◆ 以上、小池百合子東京都知事発案の、「東京防災:女性版」の刊行について、主に、
 女性だけではなく男性の人権にも配慮する立場から、「東京防災:改定版」への修正を
 求める発言をさせていただきました。繰り返しますが、人権は女性だけにあるわけでは
 ない。男性にも人権はあるのです。既に述べたように、男性に対する過去からの「性別
 観」・「男らしさの規範」・「性別役割」には、男性に対する「不当な性的偏見」「耐える
 ことの強要」が、色濃く含まれています。それに呪縛されることなく、「男性」とカテゴ
 ライズされる人たちに内在する「多様性」・「様々の身体的特徴・精神的特徴・感受性」
 に目を向け、女性だけではなく、男性にも配慮した災害対応を展開してくださるよう、
 強く要望します。
                                   (以上)

posted by 翠流 at 00:36| Comment(2) | 災害対応・要望書(2016・17年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする