2016年03月25日

ある事件 (2)

ご記憶の方は多いかもしれない。
昨年の夏、8月16日から17日にかけての深夜、
愛知県大府市朝日町の駐車場に止めた車の中で、
従業員の男性が、経営者から暴行を受け、
脾臓破裂による出血性ショックで死亡した。
経営者の性別は、女。

経緯の詳細を知らずして・・・・・、ではあるが、
私は、この事件が時代を象徴するように思えて、
読み流すことができず、記事を保存することとなった。・・・・・ 下記 【ニュース@】

【ニュース@】 腹部蹴られた男性の死因は出血性ショック 傷害致死容疑で女社長送検
        ・・・・・産経WEST 2015.8.18 16:30更新
       http://www.sankei.com/west/news/150818/wst1508180059-n1.html
 全文・・・・・愛知県大府市で女性上司から暴行を受けた男性が死亡した事件で、東海署は18
   日、司法解剖の結果、死因は腹部を蹴られ脾臓が破裂したことによる出血性ショック
   と明らかにした。東海署は同日、男性の勤務先の魚介類卸売会社社長、武藤美幸容疑
   者(47)=傷害容疑で逮捕=を傷害致死容疑に切り替え、送検した。東海署による
   と「勤務態度が悪く、車内で指導していたら口論になった。金銭トラブルもあった」
   と容疑を認めている。武藤容疑者が「蹴ったら意識、呼吸がなくなった」と119番
   した。送検容疑は16日午後10時ごろ〜17日午前3時50分ごろ、大府市朝日町
   の駐車場に止めた車の中で、同社のアルバイト増元春彦さん(23)の頭や腹を十数
   回蹴り、死亡させた疑い。

その半年後、今年の2月に、名古屋地裁でこの事件の判決が言い渡されたが、
私は、判決の内容に当惑と違和感を覚え、
これを、ブログの記事として取り上げることにした。
暴行を受けた男性が死亡したのに、
加害者の武藤美幸には実刑がないのである。
判決は、懲役3年、執行猶予5年。・・・・・ 下記 【ニュースA・B】

【ニュースA】 バイト男性暴行死の女に執行猶予判決
        ・・・・・日本テレビ系(NNN) 2月19日(金)22時35分配信
       http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160219-00000089-nnn-soci
 全文・・・・・去年、愛知県大府市で、経営する会社のアルバイトの男性に暴行を加え、死亡さ
   せたとされる女の裁判で、名古屋地裁は懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡
   した。起訴状などによると武藤美幸被告(48)は 去年8月、愛知県大府市の駐車場
   に止めた車の中で、自らが経営していた会社のアルバイト、増元春彦さん(当時23)
   に殴る蹴るなどの暴行を加え死亡させた罪に問われている。これまでの裁判で武藤被
   告は起訴内容を認め、弁護側は「真摯(しんし)に反省し、遺族との間で示談が成立
   している」などと主張していた。19日、開かれた判決公判で名古屋地裁は「犯行は執
   拗(しつよう)で危険だが、できる限りの救命処置を行っている」などとして武藤被
   告に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。

【ニュースB】 部下暴行死の経営者に執行猶予判決 名地裁 
        ・・・・・中日新 2016年2月19日 20時53分
       http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016021990205345.html
 全文・・・・・従業員の男性を暴行して死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた愛知県阿久
   比町、元鮮魚卸売会社経営の武藤美幸被告(48)の裁判員裁判で、名古屋地裁は19
   日、「社会で生活しながら罪を償わせる方がふさわしい」として懲役3年、執行猶予5
   年(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。奥山豪裁判長は「犯行態様は執拗で危険。
   被害者に大きな苦痛を与えた」と指摘する一方、「異変に気付くと、直ちに一一九番し
   て救命措置を取った。遺族と示談を成立させ、再犯の可能性もない」と執行猶予の理
   由を説明した。判決によると、被告は昨年8月16日夜〜17日未明、同県大府市の駐
   車場に止めたワゴン車内などで、同県知多市の増元春彦さん=当時(23)=の頭や
   体を殴る蹴るなどして脾臓を破裂させ、死亡させた。

記事によれば、裁判長は、
その「犯行態様は執拗で危険。被害者に大きな苦痛を与えた」と指摘しつつも、
「異変に気付くと、直ちに一一九番して救命措置を取った。遺族と示談を成立させ、
再犯の可能性もない」、「社会で生活しながら罪を償わせる方がふさわしい」と、
執行猶予の理由を説明した、とある。
しかし、被害者は、死亡したのである。
武藤美幸被告は、増元春彦さんの頭や腹を十数回蹴り、
脾臓破裂による出血性ショックで死亡させた。
その被告が、実刑のない、執行猶予判決を受けるなどということがあるのだろうか?
記事だけでは当惑と違和感を払拭できない。
そして疑念が心をよぎる。
もしかすると、武藤美幸被告が女であったから、判決が執行猶予になったのではないか?
もしも被告が男であれば、
実刑判決が言い渡されたのではないか・・・・・ と。


posted by 翠流 at 08:27| Comment(0) | DV・異性間暴力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする