2016年02月10日

デートDV ・・・・・ ついに ここまで

私の懸念していたことが現実となって顕在化したような記事を、
2月7日の夜、インターネットで読んだ。
それは、「毎日新聞 2月7日(日)21時13分配信」の、中高生「デートDV」のニュース。
「暴言や暴力」の被害は「男子生徒に多く」「女子の倍以上」という記事であった。
記事はやがてネットから消えるから、私はその本文を後記するが、URLは次の通り。

  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160207-00000059-mai-soci

 既に「近況報告8(題名は後日変更予定)」に記したように、私は、横浜市のDV被害
調査結果を根拠として、「第4次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方
(素案)」の、「第2部・U・7:女性に対するあらゆる暴力の根絶」について、次のよ
うな要望を送付した。

@ 上記(記事「近況報告8」参照)のような認識をふまえ、「素案・第2部・U・7」
 の題名を「女性に対するあらゆる暴力、及び、男性に対するあらゆる暴力の根絶」の
 ように変更すること。
A 上記(同上)のような現実をふまえ、男性の被害に対する配慮を、女性に対する配
 慮と同等に付け加えること。

 しかし、昨年12月に発表された「第4次男女共同参画基本計画(下記URL)」には、
「第2部・U・第7分野」の題名の修正はなく、その内容もまた、著しく女性側への支
援に偏ったものであった。

  http://www.gender.go.jp/about_danjo/basic_plans/4th/index.html

 この件を含め、第4次計画については、記事を書かなければという思いはあるが、結局、
内閣府男女共同参画局の常態としての、「男女共同参画」とは名ばかりの施策、つまりは、
男女共同参画社会基本法第3条「男女の人権の尊重」とは明らかに乖離した、あまりに
も自己本位のフェミニズム運動の如き施策の、批判されるべき汚点が、この「中高生・
デートDV」のニュースにも、明らかな現実として現れている。

 日本の社会を席巻する「女性優遇是認・女性の自己本位是認」の風潮、それは、「女性
差別の解消」を逸脱し、「男性に対する人権軽視・無視」の放置、或いは是認のままに、
「女たちの自己中心性」「女たちの特権意識」を膨張させている。この「中高生・デート
DV」のような現実は、今後、ますます拡大していくように思う。増幅する男性受難の時
代。憲法第14条・男女共同参画社会基本法第3条など、あって無きが如しなのである。

 ところで、記事中(下記)に、兵庫県立大の竹内和雄准教授という人の、「見えを張っ
て嫌といえない男子生徒の悩みがあるのかもしれない」という発言があるが、そういう心
理は昔からあっただろう。問題は、数値(%)として現れた現実をどう見るかであって、
その意味では、この記事の視座は、脆弱だと思う。

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【記事本文】

<デートDV>暴言や暴力…被害者は男子生徒、女子の倍以上
                      毎日新聞 2月7日(日)21時13分配信
デートDVを受けた経験

 ◇大阪府の中高生1000人調査

  大阪府の高校生グループが府内の約1000人の中高生に「デートDV」に関する調
 査をしたところ、男子生徒の3割以上が「(彼女から)暴言や暴力を受けて傷ついた」
 経験があることが分かった。女子生徒が「(彼から)暴力を受けた」割合は12%で、
 男子の半分以下。交際相手に「暴言が嫌と言えない」割合も、男子(30%)が 女子
(22%)を上回った。
  調査は昨年9〜11月に書面で実施。府内の105人の中学生(男子55人、女子
 50人)、886人の高校生(男子300人、女子586人)が回答した。
  男女ともに傷つけられた経験は暴言が最多。男子は暴力(31%)、無料通信アプリ
 「LINE(ライン)」のチェック(17%)、女子は性行為の強要(16%)、ライン
 のチェック(16%)が続いた。
  一方、暴力を嫌だと言えない男子は24%、女子は17%。「下着姿や裸の画像を求
 められると断れない」という高校生は男子が23%、女子が17%だった。
  男子の場合、女子に「『死ね』『デブ』と暴言を吐かれるが、好きなので別れられない」
 や「たたかれて嫌だが男として我慢せざるを得ない」との答えがあった。女子は「ライ
 ンにある男友達の連絡先をすべて削除するように強要されて困る」などと悩んでいた。
  生徒指導に詳しく、調査のアドバイスをした兵庫県立大の竹内和雄准教授は「見えを
 張って嫌といえない男子生徒の悩みがあるのかもしれない。教員にデートDVの被害を
 相談する生徒は少なく、実態がつかみにくい。学校で何らかの対策も必要になるだろう」
 と話している。【水戸健一、国本愛】

 ◇「デートDV(ドメスティックバイオレンス)」

 交際中の相手から、身体的もしくは精神的、性的な暴力を振るわれること。2013
年のDV防止法改正で、保護命令の対象が配偶者や内縁関係から、同居中か同居していた
恋人まで広げられたが、親と暮らす中高生らへの法的救済はまだ整っていない。性交渉の
低年齢化、出会い系サイトなど安易な出会いで今後も増加する可能性がある。

                                   (以上)

posted by 翠流 at 22:30| Comment(0) | DV・異性間暴力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする